穴弘法奥之院 霊泉寺の石仏と裏山でざわめく風の音・木々の音
穴弘法(あなこうぼう)の背後に巨岩があり、500体余りの石像が並んでいる。その空間で風が騒ぎ、木々が歌う♪♪
穴弘法奥之院 霊泉寺の石仏
穴弘法奥之院の裏山の木々
穴弘法奥之院の裏山から見えた穴弘法の巨岩
穴弘法奥之院近くから見えた青空と緑の山
浦上天主堂
令和3年(2021年) 4月25日 村内伸弘撮影
穴弘法奥之院 霊泉寺の石仏
爆心地から東南東へ約1,200m、標高約130mに位置するこの穴弘法奥之院霊泉寺は、寛政2年(1790年)に開山。真言宗大覚寺派。境内に表に大日如来像、裏に稲荷明神堂、その背後に巨岩があり、500体余りの石像が並んでいる。
昭和20年(1945年)8月9日、午前11時2分、原子爆弾のさく裂により、建物はすべて全壊し、大日如来は蓮座からずれ、稲荷明神堂の石の鳥居も崩れ落ち、石像はほとんどが破損して、そのうち何体かは首が落ちた。
また、ここは、浦上地区から金比羅山を越えて市街地を結ぶ通路にあたっていたので、原爆さく裂後、避難者が列をなして押し寄せ重傷者の避難所になったが、たどりついた後に、力つきて息途絶えた人もいた。
長崎市はこの地で亡くなられた方々のご冥福をお祈りし、二度とこのような惨禍が繰り返されないことを願ってこの銘板を設置する。
平成14年(2002年)3月 長崎市(原爆資料館)
穴弘法(あなこうぼう)で弘法大師の無量の光明を目にした後、僕は裏山に上って行きました。
霊泉寺の石仏たちに会うためです。
怖っ
相当怖い顔してます。首チョンパだし。。。
お大師さま?血にまみれているようです、、、
ここは異界なのか?
少なくとも人間界や俗世間とは思えません・・・
仏教とはこんなにも恐ろしいものなのか!?
次から次へとすさまじい仏像や石仏が目の前に現れます
おーーっ!
でも緑がキレイ。とってもキレイ。感動的な光景です!!
恐ろしげな石仏とみずみずしい新緑の対比が強烈です!!
穴弘法奥之院霊泉寺裏山の石仏たち
とんでもない場所に入り込んでしまいました 笑
おびただしい数の石仏が僕を待ち構えています
不動明王は紅蓮の炎を背負い、怒りの形相です。
ここは長崎。蘇鉄(ソテツ)がこの光少ない山の中で育っていました。
大きな岩がたくさんあります
落石は大丈夫なのかな?ちょっと心配になっちゃいます
三社大権現と刻まれています。本地垂迹です。
スミマセン
すでに一体一体、お顔やお体を見ることができません。いっぱいいすぎです(笑)
一か所づつまとめて手を合わせていきます
生命(いのち)を象徴するような木
デカっ 巨大な岩がゴロゴロしてます
わお!!
穴弘法奥之院の裏山から見えた穴弘法の巨岩
上と下、ズレていますよ、この大岩。そのうち落っこちちゃいそうな気が・・・
この空間に入ると目にするもの、目にするものすべてに圧倒されます
誰もいない。
この裏山に僕はただ一人。
ざわめく風の音・木々の音が聞こえてくる。
風が騒ぎ、木々が歌う♪♪
【ざわめく風の音・木々の音の動画】
動画制作: 村内伸弘(ムラウチドットコム)
道なき道を進みます。
ここまで上ってきちゃったんで、もうドンドン上に行こうと決めました
上に行くとどこに出るんだろうか?
登山道のようなところで出られました
穴弘法参拝のつもりが、いつの間にか登山になっちゃったよ(苦笑)
わーーーっ!
穴弘法に続き、無量の光明だぁーーー!
こんな山道に石碑が建っていました。
なんだろう?
あのカステラ一番の CMソングで有名な文明堂さんが寄贈してるみたいです
(右)文明堂のカステラ本舗
(左)文明堂 中川安五郎、中川善市
昭和13年12月1日建立
昭和初期の文明堂さんの功徳(くどく)が今に伝えられています
この登山道も巨岩ゴロゴロ
それにしてもこの季節の樹木や葉っぱは美しいですね!
気持ちがいいです
すっかりハイキング気分の僕・村内伸弘です♪♪
下ってきたら、元の穴弘法奥之院の真横に戻れました。
穴弘法奥之院霊泉寺 入口
再び境内に戻り、しっかりお参りをしました。
下りだし、こんなにも素晴らしい景色も広がってるし、タクシーは呼ばず歩いて下界まで下りていくことにしました。
この辺りは風致地区みたいです
前回参拝した穴弘法寺の入口です
いやー!空青すぎ!山緑すぎ!家黄色すぎ!空気おいしすぎ~☆
長崎最高~~!!
坂道を下るにつれて、浦上天主堂(浦上教会)が見えてきました。
江平南部自治会の地図に穴弘法奥之院霊泉寺と穴弘法の位置が載ってました。
民家の鯉のぼり
色鮮やかで見ているだけで元気が出ます♪♪
子供は社会の宝です。健やかな成長をお祈りしております。
それはそうとして。空が青いwww
最高の天気です♪♪
柿若葉もみずみずしいよっ
長崎大学の看板
感染症共同研究拠点実験棟の工事を行っています(国立大学法人長崎大学)
ゴミのないあいさつ道路
ゴミステーションは常に美しく
「ゴミステーションはそこを利用する地域の人達の人柄、教養、及び文化程度を表します。」だって~
うん。当たってると思います(^^)
本尾町 案内地図
そんなこんなで浦上天主堂に到着!!
浦上天主堂(カトリック浦上教会)
すっごい奇麗です!めちゃめちゃ端麗です!!
弾圧に苦しんだ浦上信徒が築いた教会 浦上天主堂
浦上教会(浦上天主堂)は、1873年、キリシタン弾圧の禁制をとかれ自由を得た浦上の信徒達によって建設が計画されました。
ところが資金がなかなか集まらず、20年余りの時を経た1895年にようやくフレノ神父の設計による教会の建設が開始され、1914年に東洋一のレンガ造りのロマネスク様式大聖堂として献堂式があげられました。
正面双塔にフランス製のアンジェラスの鐘が備えられましたが、1945年、原爆により建物は破壊され、アンジェラスの鐘も鐘楼とともに崩れ落ちました。
現在の建物は 1959年に鉄筋コンクリートで再建されたもので、1980年にレンガタイルで改装し、当時の姿に似せて復元されました。
周囲には被爆遺構の石像などが配され、今も原爆の爆風に耐えたもう一方のアンジェラスの鐘が時を告げています。
ながさき旅ネットより引用
マリアさまもいらっしゃいました
浦上天主堂から見えた天主公園
「マリアの首」の碑 フランシス・ザビエル 田中千禾夫
マリアさまにお祈りして、浦上天主堂を後にします。
祈りを繋ぐ道
あいさつは ありがとうの「感謝」のことばです。
ここはあいさつ道路です。
浦上天主堂前バス停から見た浦上天主堂(浦上教会)
煉瓦タイルが明るく輝いています。アンジェラスの鐘が今にも聞えてくるかのようです。
長崎の老舗スーパー ジョイフルサン
長崎の政治家たちのスローガンにいつもほんわりした気持ちにさせられます
素敵・ながさき・魅力的 元気なよか街 創るけん!常に挑戦
なんとなく微笑ましいですよね。
平和公園が最寄りの電停みたいです
僕の長崎の旅が終わりに近づいています。
▼あわせて読みたい関連記事
キリシタン墓地の聖母マリア像に心打たれる。浦上天主堂を望む風渡る丘の上の経の峰共同墓地で
空海修行の地!室戸岬・御厨人窟&神明窟 四国八十八箇所番外札所(霊場)
浦上天主堂(カトリック浦上教会)は「神の家」、魂のよりどころ
【神社・寺院・教会参拝記 決定版!】おすすめ神社・寺院ブログ記事一覧 神社・寺院の写真たくさん有♪♪
【長崎旅行記 決定版!】おすすめ長崎旅行ブログ記事一覧 長崎観光の写真たくさん有♪♪