SEALDs(シールズ)… 国会前デモ、日本の学生や若者が立ち上がった
2015年9月14日(月)国会議事堂前
国会前デモでの SEALDs(シールズ)メンバー・本間信和さんによる日本国憲法前文朗読 - 村内のぶひろ撮影
SEALDs: Students Emergency Action for Liberal Democracy - s
SEALDs: 自由で民主的な日本を守るための学生による緊急アクション
国会前デモでの SEALDsメンバーによるラップ調のシュプレヒコール
背番号09は「憲法9条」の「9」を間違いなく表していると思われます。
阪神のマートンの「9」ではありません(笑)
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この記事は安全保障関連法案をめぐる国会前デモをブロガー・村内伸弘一個人が「メディア」として中立の立場で独自に取材したものであり、特定の政治的立場や特定の政党・団体を応援するものではありません。自分自身、一日本人として自分の国の真の姿を見るために現場に赴き、マスコミやネットのフィルターを通さずにこのデモや国会前にいた人間たちを自分の目でじっくり観察し、体感してきました(^^)/
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まず、こちらの記事をご覧ください。
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八王子生まれ・育ち!国会前デモの美人女闘士・菱山南帆子さん
続いて、この記事をご覧ください。
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平成27年9月14日(月) 国会議事堂前(東京都千代田区 )
違憲。廃案。
この国は、二度と戦争をしないと誓った。9条壊すな!
私達は戦争法案に反対するために立ち上がった。
WAR IS OVER IF YOU WANT IT
GIVE PEACE A CHANCE
SEALDsの女子大生がんばっています。
NO WAR JUST PEACE
SEALDs
SEALDsのメンバーが大声でシャウトしています。
私達の決意 平和と生命を守り育てる
PEACE NOT WAR 戦争法案反対
なぜか?チェ・ゲバラw
今回の国会前デモは明らかに SEALDs(シールズ)の学生や若者たちがデモを主導していました。僕も地下鉄の国会議事堂前駅で降りて、国会正門前に向かうときに参加者がおじさんとおばさんばっかりで大丈夫なのかな?と思っていましたが、夜になるにつれて学生や若者の姿が増え始め、デモが始まると若いエネルギーが完全にすべての参加者をぐいぐいと引っ張っていました。若さはそれだけで武器だと改めて思いました。全学連も全共闘もやはり若かった。学生や若者はニッポンの倅(せがれ)です。
ライトアップが消えた国会議事堂。警察車両による「青い壁」がデモ隊を取り囲んでいます。
警察車両
大学の戦争協力阻止。
カラフルなペンライトが光ります。
憲法98条 憲法に反する法律は効力を有しない。憲法の最高法規性ですね~
社会民主党・福島瑞穂参議院議員(写真右 ブルーの服)
取材する記者
デモ隊に睨みを効かせる警官隊
取材する PRESS(プレス)
打ち振られるレインボーフラッグ(平和の旗)
なにやら電話する民主党・辻元清美代議士
創価学会の三色旗
FIGHT FOR LIBERTY(戦え!自由のために)
チャールズ・チャップリンの「独裁者」の大演説のフレーズかな?
殺すな 殺されるな DON’T KILL AND DON'T BE KILLED!
アジア版のニューヨークタイムズに載った意見広告。聖護院門跡門主・宮城泰年さんの揮毫。
拡声器を持ってコールを続ける SEALDsメンバー
こんな女の子もコール!
写真左、このスカート姿でデモ参加!時代は変わりました。AKB?w
SEALDsの女性メンバー 2人組が警察車両の前でラップ調のコール
やっぱり若さはエネルギーだと感じます。いつの時代も若者が時代を変えてきました。時代を創ってきました。
若者だけでなく、おじさん達も頑張っていました(^^)
コールする女子学生たちを取り囲むデモ参加者。SEALDsの彼女たち、これからどんな人生を歩むのか、楽しみですネ!30年後にはいいお母さんになっているかもしれないし、国会議員になってるかもしれませんね。人生は誰にもわかりません。
TOKYO AGAINST FASCISM
拡声器でシャウトする SEALDs(シールズ)のメンバーたち
女の子たちがシャウト!
子連れの参加者も。この子たちが 30歳とか 50歳になる頃、日本は一体どんな国になっているのでしょうか?
We Japanese People Renounce War Now and Forever!
RENOUNCE WAR 戦争放棄
Heal The World
戦争反対
シュプレヒコールするわけでもなく、拳を突き上げるでもなく、微動だにせずひたすらジッとこのボードを国会議事堂に向けて掲げ続けていた男性。
反 戦
対 争
NO WAR ! 八王子アクション。八王子組もがんばってました。
多くの群集とメディアに囲まれていた SEALDs(シールズ)メンバー
SEALDsメンバー・本間信和さん(白いシャツ)がデモ終了前に日本国憲法前文を朗読し、直後もの凄い熱い大演説を行いました。
SEALDs・本間信和さんの演説 平成27年9月14日・国会正門前
【スピーチ全文掲載&IWJ岩上安身インタビュー】SEALDs本間さんが安倍政権に退陣を要求「日本国憲法は誰かから押し付けられたものではない。これは、おれ自身の言葉なんだよ」
こんばんわー。筑波大学3年の本間信和といいます。よろしくお願いします。戦争法案ともいわれる安保法制が、いよいよ採決されようとしている。こんなことが許されていいのか、日々、不安と怒りがよぎります。
(中略)
勉強を進める中で、自分が過去からある大きな恵沢を享受していることに気がつかされました。
それは何か。平和ですよ。お金でもなく、武力でもなく、この国の一番の宝は「平和」ですよ。
もちろん、それは沖縄の多大な犠牲の上に成り立ったものでもあります。けれど、曲がりなりにもこの国は戦争に賛成してはこなかった。それを支えていたのは、間違いなくこの国の憲法、日本国憲法の文言と理念です。
日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたって自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によって再び戦争の惨禍が起ることのないようにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。
そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであって、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基づくものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。
日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めている国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思う。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。
われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであって、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従うことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立とうとする各国の責務であると信ずる。
日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓う!
自分もそう誓います。これは大昔に偉い役人が決めたものでも、誰かから押し付けられたものでもありません。これはオレの言葉なんだよ!これはオレ自身の言葉なんだよ!!
オレはそう思う。戦後日本の平和と民主主義の歩みを支えたこの言葉といい、そして理念は脈々と子から子へと受け継がれていたんですよ。そしてこれは、間違いなく自分自身の中にも息づいている。それはオレが日本人だからというだけのものではない、単純に人間としてこの宣言がすばらしい、守るべきものだと思うからですよ!
70年前の戦争で死んでいった人々、生き延びて戦後日本の平和を担った人々、数え上げれば切りがない、鶴見俊輔、奥平康弘、丸山真男、普通の人々の声と記憶、これが今の自分たちの中に息づいている。彼らは今日我らと共にある。受け継がれているんですよ。受け継がれていくんですよ、未来へ。君たちはどう生きるか、そんなタイトルの本もありました。過去から、未来から、生まれ来る子供たちから、私達が問われています。その声にどう答えるか、声を上げるときです。今答えを出しましょう。
(中略)
これがオレたちの民主主義の形なんだよ!何度でも戦い続けましょう。戦い続けていきましょう。この 2週間、歴史的にも本当に重要な 2週間になります。やれることは全部やっていきましょう。文字通り全部やっていきましょう。2015年9月14日、本間信和、私は安保法制に反対し、安倍政権に退陣を求めます。ありがとうございました。
僕はこの本間信和さんの大演説を真後ろで聴いていて、背中に電流が走りました。2000年の歴史を誇る日本という国に生まれた若者が「これはオレの言葉なんだよ!これはオレ自身の言葉なんだよ!!」と叫んだ瞬間、「この憲法は生きている!」、「この憲法には命が宿っている!」そんな感じがしました。聴衆は拍手したり、太鼓を叩いたり、そうだ!と合いの手を打ったり本間さんの演説に吸い込まれていました。稀代の名演説だったと思います。
燃え上がる若者たちの憲法(五日市憲法)
小林麻耶さんの朗読CD 「聴く日本国憲法」で憲法を再学習中
帰途につくデモ参加者
後片付けをする SEALDsのメンバー
デモ参加者に取材するメディア
警官隊の皆さん、お役目お疲れ様でした。
デモは表現の自由(精神の自由)で認められているとはいえ暴徒化する可能性もやはりあるので色々大変だと思いますが、忍耐強くよくがんばってくださっていたと思います。ご苦労様でした。
こういう顔つきの若者を見ると日本の将来は明るいと思います!神々しくって、明治維新の志士にどことなく似ていると思います。
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警官のみなさんに 労い(ねぎらい)の言葉をかけながら僕も自宅へ帰りました。
平成27年9月14日。ディープな 1日が終わりました。
(参考)
SEALDs(シールズ:Students Emergency Action for Liberal Democracy - s)
・お伊勢参り:伊勢神宮 内宮(ないくう)を参拝 …皇大神宮
・お伊勢参り:伊勢神宮 外宮(げくう)を参拝 …豊受大神宮
・「僕は唱歌が下手でした」靖国神社 社頭掲示
・写真付き W元首相の街頭演説 "殿"細川護煕と”変人”小泉純一郎
・小泉純一郎首相、殺されてもいい気構え
・凄みがある「内訟録 - 細川護熙総理大臣日記」 (細川護熙)
・政治の新しい姿? 日本共産党カクサン部!「ブラック企業にお仕置きよ!」
・旧谷中村遺跡(渡良瀬遊水地)
・足尾鉱毒事件 田中正造記念館
・田中正造終焉の地、大葬儀があった佐野厄よけ大師
・田中正造生家(旧宅)と佐野市郷土博物館
・完全教祖マニュアル - 宗教の本質はむしろ反社会性にこそある
・読書感想: エリック・ホッファーの名著「大衆運動」は危険な書
・操られてはいけない!「プロパガンダ」 広告・政治宣伝のからくりを見抜く
・社会心理学の古典的名著「群衆心理(ギュスターヴ・ル・ボン)」を読破!この本ヤバイ!
・人間の本性や人間心理を学ぶ本 - 「飛田で生きる」 遊郭経営10年、現在、スカウトマンの告白
(おまけ)
明治の名場面 … 日露戦争開戦時(明治37年/1904年)に伊藤博文が金子堅太郎を説得したシーン
日露戦争開戦時(明治37年/1904年)に伊藤博文が金子堅太郎に対して中立国・アメリカ(ルーズベルト)に和平斡旋をさせるように工作したり、アメリカの世論を親日的なものに変化させていく役割を渡米して果たすよう涙ながらに説得したシーンです!!「成功する見込みが半分ぐらいあるのならば行くんですが、成功の可能性がまったくありません」と失敗を恐れる金子に対して伊藤博文はこう語りかけたのです。
「ロシアとの開戦を決意したが、勝つ見込みはない。だが、私は一身を投げ打ってロシア軍と戦う。もし、九州にロシア軍が上陸してきたら、兵に混じって銃を手に取り命つづく限り戦うつもりだ。今回の戦争は、勝利を期待することは無理だが、国家のため、全員が命を賭して最後まで戦う決意があれば、国家を救う道が開けるかもしれない。金子君は成功する見込みがないと言って辞退しているが、成功しようなどとは思わないで身命を賭すという決意があれば充分なんだ。ぜひ、アメリカに渡ってほしい。私と一緒に国家に生命を捧げてもらいたい。」
(吉村昭 「ポーツマスの旗」より引用)
これは我が日本の近代史でも日本人の勇気を示す特筆すべきシーンでしょう!読んでいて涙がポロポロと流れてきます!!
この伊藤利助も若き日には大田・絵堂の戦いなどで実際に命をかけて戦っています。この日僕が間近で見た日本の学生や若者たちも、いつの日か、利助のように日本の政治の中枢で活躍することがあるかもしれません。激情は若き日の特権です。
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