祇園祭宵山前祭 函谷鉾に登る。長刀鉾、鶏鉾、綾傘鉾、伯牙山、岩戸山などを鑑賞
これぞ京都!祇園祭前祭(さきまつり)、駒形提灯が灯り、祇園囃子が奏でられる京都情緒♪♪
応仁の乱以前に起源をもつ函谷鉾(かんこぼこ)
重量: 約12トン
高さ: 地上から鉾頭まで約24メートル
車輪: 直径約2メートル
鉾屋根: 長さ約3.5メートル、幅約4.5メートル
鉾床面積: 6~7畳
函谷鉾の天井幕(鉾内部天井) 吉兆鶴
函谷鉾のモンサンミッセル前掛
長刀鉾(なぎなたほこ)と浴衣の少女
長刀鉾(なぎなたほこ)のお稚児(おちご/生き稚児) ※ポスターより
伯牙山(はくがやま)
令和5年(2023年)7月16日 村内伸弘撮影
祇園祭前祭 各鉾の位置
山鉾各部の名称 京都新聞祇園祭号外より
西本願寺からタクシーに乗って、四条通にやってきました。
そうです!祇園祭の宵山(よいやま)です。
祇園祭の山鉾を間近で楽しみます♪♪
四条通
大丸のショーウィンドウ
"くじ取らず" 山鉾巡行で常に先頭をゆく長刀鉾を見つけました!
提灯がズラリと並んでいます
「長」の字のロゴがめちゃくちゃカッコいいです!
キリンビールとか宝酒造が献酒してます(^^)/
長刀鉾の案内板
長刀鉾(なぎなたほこ)
鉾先の大長刀が名前の由来である。長刀は疫病邪悪をはらうものとして、もとは三条小鍛冶宗近の作が用いられていたが、現在は大永2
年(1522年)三条長吉作の長刀を保存し、複製品を鉾頭とする。
古来よりこの鉾は「くじとらず」と称され毎年必ず巡行の先頭にたつ。また、生稚児(いきちご)の乗る鉾は今では長刀鉾のみである。
真木のなかほどの「天王座」には和泉小次郎親衡の人形を祀る。屋根裏の金地著彩百鳥図は、松村景文(1779~1843)の筆、破風蟇股の厭舞と小鍛冶宗近が神剣を造る姿の木彫胡粉彩色の彫刻は片岡友輔の作である。前懸はペルシャ花文様絨毯、胴懸にはモンゴルを含む中国近辺で製織された玉取獅子図絨毯、十華図絨毯、梅樹図絨毯など、16世紀の希少な絨毯が用いられていたが、現在はその復元新調品。見送は雲龍波濤文様綴織、下水引の五彩雲麒麟図刺繍の図も復元新調品を使用。旧懸装品として梅枝に鵲(かささぎ)の図朝鮮毛綴やペルシャ絹絨毯(17世紀)も大切に保存されている。
京都市
鉾頭の大長刀、見えますか~!!
疫病邪悪をはらう長刀(なぎなた)、夏の太陽を背景に光り輝いています!!
長刀鉾(なぎなたほこ)
この鉾が動くんですね!京都恐るべし!!
うわー!絢爛豪華!!動く美術館と言われるのも納得です!!
別の長刀鉾の案内板
京都の凄いのは、こういう国際的な美でしょうね
どうですか!すばらしいですよね!!
ずっと立ち止まって見ていたいんですが、後ろからどんどん人が来て押されます。写真をバシャバシャ撮りながら、前に進んでいきます
車輪も大きいです
鉾の上に登れるみたいです
提灯のお店の書体(フォント)がそれぞれたのしい
長刀鉾、京都のメインストリートである四条通でひと際目立っていました!!
長刀鉾と一旦お別れです
浴衣の女の子がた~くさん 「いいね!」
続いて、函谷鉾(かんこぼこ)
函谷鉾(かんこぼこ)
函谷鉾の案内板
函谷鉾(かんこほこ)
鉾の名は中国の戦国時代、斉の国の孟嘗君が鶏の声によって「函谷関(かんこくかん)」を脱出できたという故事にちなんで付けられている。鉾頭の月と山型とは山中の闇をあらわし、真木のなかほどの「天王座」には孟嘗君、その下に雌雄の鶏をそえている。
屋根裏の金地彩色鶏鵜図は今尾景年(1845~1924)の筆による。重要文化財である旧前懸(平成18年復元新調)は、旧約聖書創世記の場面を描いた16世紀末の毛綴で、宵山の期間は町家にて展示、水引は山鹿清華作の手織群鶏図、胴懸はモンゴルを含む中国近辺で製織された 16世紀の玉取獅子図や虎に梅樹図の絨毯や、17世紀の中東連花葉文様インド絨毯を用いていたが、現在はその復元新調品。見送には古く弘法大師筆と伝えられる紺地金泥の金剛界礼懺文と、天保年間にこれを模織した立派なものとがあるが、最近に皆川泰蔵作「エジプト天空図」を新調した。
この鉾は天明の大火(1788)で焼失、50年後の天保10年(1839)に再興され、それ以後「喜多丸(かたまる)」という稚児人形を用いる。
京都市
函谷(かんこ)とは
箱根の山は 天下の険♪ 函谷関も 物ならず♪
箱根八里で有名なあの「函谷関(かんこくかん)」のことだったんですね
JR京都駅の函谷鉾の紹介
おっ!函谷鉾も登れるみたいです
せっかくなので登りた~い
登りましょう~
ここで 1000円払えば誰でも登らせてくれます
パンフレットとうちわをもらって、いざ登鉾(登山にひっかえてみました)です
会所の 2Fにあがると、函谷鉾の懸装品がたくさん展示されていました!
函谷鉾の前掛「モンサンミッセル」
フランスのモンサンミッシェルですよ!フランスです、フランスです、おフランスです!!
京都とフランス。京都は古いのではなく、京都は常に進取の気性にあふれて新しいのです!!
モンサンミッセル前掛の下部に翻る無数のフランス国旗
手前のおじさん、熱中症!?(心配ですw)
あと、奥で白と青のお揃いの服を着ているのは京都産業大学文化学部のボランティア学生さんたちです。「京都文化フィールド演習」という授業の一環で参加しているそうです。京都ならではですね!
エジプト天空図 見送
これです!実物は国の重要文化財です!
函谷鉾の前掛「イサクに水を供するリベカ」
重文 ゴブラン織 前掛(復元品)
時代や文化を超越して多くの人々に伝わるほのぼのとした幸せ感!
旧約聖書・創世記第24章「イサクの嫁さがし」の絵柄です
さあ会所 2Fから直接鉾に入ります
高いところって気持ちいい!
鉾に登る直前の京都四条通の光景
函谷鉾のロゴマーク
屋根裏の装飾
函谷鉾保存会の真っ赤な提灯
函谷鉾の天井幕(鉾内部天井) 長寿をもたらす夜明けの吉兆鶴
京都国立博物館所蔵の狩野探幽作「飛鶴図」原画を高純度の本金箔の紋織地に立体的、写実的に肉盛で刺繍された傑作です!!
吉兆鶴がとても印象的。鶴は長寿の象徴です♪♪
外から鉾を見ても、この鶴は見えません
鉾の上に登って、すぐ近くでこの美しい鶴を見られて良かったです!!
人!人!人!!
鉾から下りたので、もう一度ジックリ会所の中を見てみましょう
酒がバンバン届いてるみたいです
金剛界礼懺文見送。コレ弘法大師の真筆だそうです!
おー!コレはすごい!!
稚児人形にかぶせる天冠が実に見事です!!
稚児人形 喜多丸(かたまる)がいました。函谷鉾は生き稚児ではなく、稚児人形です
会所に貼ってあった祇園祭のポスター
喜多丸(かたまる)くんの雄姿
会所から出る時、こんな細い道を通りました(通らされました)
貴重な京都体験です 笑
古いちまき納め函
演習授業の京都産業大学のみんな、ここでも頑張ってます
京産大の学生さんの俳句
・コロナ明け 鉾との距離も 縮む夏
・京の夏 響く囃子に 胸躍る
・幾千の 想いを乗せて 馳せる鉾
・インバウンド 世界に轟け 函谷の名
・受け継いだ 伝統胸に 祭りへと
・待ちわびて 歓声上がる 鉾のまち
・宵山に 馳せる思いは 酔い故に
・宵闇に 響くお囃子 コンチキチン
・京の夏 空を仰げば 函谷の月
・厄除祭 解放祝い 鉾見上げ
・燃ゆる夏 始まり告げるは 函谷の音
函谷鉾パンフレットより引用
函谷鉾に関われて京産大の学生さんたち幸せです
見て下さい!ビルと高さ変わらないんです!!
函谷鉾とも一旦お別れです
函谷鉾の鉾頭「函谷関の山稜にかかる三日月」
宵山屋台も出ています
うわー!青い空に聳え立つ鉾を見つけました!
鶏鉾です
鶏鉾(にわとりほこ)
このエリアに鉾が集中しているみたいです。少し歩くだけでいろんな鉾が見られて、楽しいです!!
野菜すくい
このうちわ、裏面には各鉾の位置(地図)が載ってます
綾傘鉾(あやがさぼこ)
綾傘鉾 綴織 飾錦幕 飛天の図
綴織の垂りと呼ばれる傘飾り幕
天女が優雅に舞っています!すばらしい仏教芸術です!!!!
暑ちぃ、、、みんなきゅうりの一本漬け食べてます(^^)
冷え冷えで、むちゃくちゃうまそー!!
金魚すくい
左下の綿菓子デカ!(爆笑)
提灯が日の光を浴びて、芸術的!!
伯牙山(はくがやま)
うわー!すっごいキレイに撮れました!!
激暑!酷暑!いったん、三井ガーデンホテル京都四条に戻って休憩休憩
ホテルの部屋で函谷鉾のうちわをパチリ
稚児人形 喜多丸(かたまる)のイラスト
このホテル、祇園祭のエリアの中にあるので、めっちゃ便利です!
ホテル選び大成功。
夕飯を食べに行きます
京都は隙がない。やっぱり「都(みやこ)」なんですよね、京都って
祇園祭のポスター
京都祇園八坂神社の祇園祭のポスター
民家の中に飾ってあった長刀鉾の模型
みんなで祭りを盛り上げる、京の民衆の心意気を感じます
お花好きな方には参考になりますよ。よく見て下さ~い
岩戸山(いわとやま)
猛烈な西日!とんでもなく暑い!京都の夏はスゴい!
京染卸商業組合のポスター
途中で見掛けたくみひも屋さん
祇園祭のお祭りムードが溢れています
鉾のミニチュア
この辺りを歩いています
仏光寺(ぶっこうじ)
民家の軒先
もうどうしようもなく京都してますよね!
魔除けの護符「角大師(つのだいし)の像」
角大師の護符、すごいデザインです!これ玄関に貼るのちょっと気が引ける気もしますが、お札としてご利益がスゴイみたいです!
この店(上の写真とは違う店です)で、一番搾りをゴクン~ん
炙り焼き
肉はやっぱりおいしー♪♪
この鶏皮チップ、絶品でした!!3回お替りした(大爆笑)
あと水ナスもみずみずしくっておいしかったです
夕飯食べて大満足
▼今回の京都旅行
・新選組ゆかりの地 西本願寺/お西さんに参拝 太鼓楼、大伽藍、大賀蓮に感動♪♪
・祇園祭宵山前祭 函谷鉾に登る。長刀鉾、鶏鉾、綾傘鉾、伯牙山、岩戸山などを鑑賞
・祇園祭宵山前祭 長刀鉾、孟宗山、占出山、霰天神山、放下鉾、月鉾、郭巨山、蟷螂山、油天神山、木賊山、四条傘鉾
・動く美術館!祇園祭山鉾巡行前祭 四条通、山鉾の行列が京都のメインストリートを進む
・長刀鉾の生き稚児(お稚児さん)を激写!山鉾巡行 祇園祭辻回しを激写!
・京都最古の禅寺 建仁寺の風神雷神図屏風と大双龍図。膏薬辻子をぶらつく
・京都 佛光寺/仏光寺にお参り。夏の朝の京都ウォーキング
・京都地蔵院 椿寺→一条通り/妖怪ストリート→粟餅所澤屋→北野天満宮
・京都五花街 上七軒を歩く。京都最古、室町時代から続く第一の遊里を歩く
・京都西陣 鳥岩楼の親子丼(かしわ料理)を堪能。空也上人と出会う
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