雲仙普賢岳大噴火!大野木場監視所(大野木場砂防みらい館)&旧大野木場小学校被災校舎を見学
雲仙火山による火山災害(普賢岳災害の被災状況)の実態を島原で勉強しました!
雲仙普賢岳の大噴火(平成噴火) 深江町
平成4年(1992年)に発生した大火砕流
噴火する普賢岳のイラスト
令和2年(2020年) 6月29日 村内伸弘撮影
大野木場砂防みらい館&旧大野木場小学校被災校舎
平成噴火の災害と砂防工事を主体とした復興事業の様子を紹介する火山展示館です。敷地内には、大火砕流で焼失した旧大野木場小学校の校舎が、被災当時のまま保存展示されています。
島原半島観光情報MAPより引用
大野木場砂防みらい館 開設の目的
雲仙・普賢岳では、火砕流は発生しなくなりましたが、巨大な溶岩ドームが山頂部に不安定に存在し、地震や豪雨により大崩壊の危険性があります。
こうした危険に備えて、溶岩ドームの監視、工事従事者等の避難場所や無人化施工操作室を確保するため、平成14年(2002年)9月に開設されました。
大野木場砂防みらい館パンフレットより
今回の長崎旅行で島原温泉を目指した理由は、あの雲仙普賢岳の平成大噴火のことを知り、勉強したいという気持ちがあったからです。
ろくべえの里 ふかえ
深江村の智恵者 ろくべえどん
ろくべえどんマスクをしてました
ろくべえどんって知恵者だったみたいですよー
深江村の智恵者 ろくべえどん
1792年(寛政4年)雲仙普賢岳が大噴火を起こしました
折からの飢饉にも見舞われ
食べるものにも事欠いていた頃
深江村の智恵者 名主六兵衛さんが
甘藷(さつまいも)を粉にし うどん状にしたものを
だし汁で食べる方法を考え出しました
非常食にもなるこの食べ物で
当時の食糧難を乗り切ったと伝えられています
「ろくべえ」と名付けられ
この地方に今でも郷土料理として
ろくべえどん と一緒に広く親しまれています
2000年12月吉日
深江町活性化事業実行委員 委員長 水田浩二
深江町のキャラクター「六兵衛どん」
六兵衛どんキャラ、憎めない。僕、めっちゃ好きになりました!
葉タバコの畑
大野木場監視所(大野木場砂防みらい館)に到着しました
大野木場監視所(大野木場砂防みらい館)
大野木場監視所(大野木場砂防みらい館)は入場無料です
国土交通省 九州地方整備局 雲仙復興事務所
平成24年/2012年、秋篠宮両殿下もお成りになっているみたいです!
雲仙火山の様子(平成5年/1993年9月6日撮影)
この写真すごいですね!怒り狂った火山の様子がハッキリ写し出されています!!
空から見た島原半島と雲仙火山(平成17年/2005年12月撮影)
The Aerial View of Shimabara Peninsula and Unzen Volcanoes
島原大変時の流山(1792年/寛政4年)
寛政4年5月の大噴火の時に、眉山(まゆやま)の山体が崩壊し、土砂が有明海に流れ込んだ名残です。山体の一部は木々をつけたまま滑り落ちて、流山を形成したのです。要するに、この島々は寛政4年までは眉山の一部だったのです。
大崩壊の跡が生々しい眉山(まゆやま)
どうかんがえても、えぐれてますよね!この部分にあった大量の土砂が寬政4年、有明海に突入したのです。そして、大津波を引き起こし、対岸の熊本(肥後)や、返し波により島原で死者 15000人のわが国火山災害史上最大の稀にみる悲劇となりました。世に言う「島原大変肥後迷惑」の主役がこの眉山だったのです。
噴煙を上げながら駆け下りる火砕流(平成4年/1992年10月27日撮影)
被災前と被災後の水無川の比較
定点(ていてん)
普賢岳を真正面に見ることができる報道カメラマンの撮影ポイント。1991年(平成3年)6月3日午後4時8分、大火砕流が襲い、定点付近にいた報道陣、消防団員、警官、タクシー運転手の人達など 43名が命を落としました。
千本木地区を襲う火砕流(平成5年/1993年6月24日撮影)
※写真右下の黄色い円内は民家
コレものすごい光景ですね!!まだわずか27年前の出来事ですよ。
火砕流は、1991年(平成3年)5月24日から、1996年(平成8年)5月1日の間に観測され、その回数は 9432回に達し、多くの家屋が焼失しました。
土石流による被災状況(水無川流域)
監視所耐熱カメラ
今現在の雲仙火山の様子がライブで見られました
島原半島観光マップ
雲仙普賢岳 -噴火活動と災害-
平成3年/1991年6月3日 16時8分の大規模火砕流!
映像ですが、興奮してブレました。ど迫力です!大惨事です!!
平成4年/1992年9月27日の火砕流
こういうの見ると、人間がいかに無力かがよくわかります。
平成5年/1993年3月5日現在 溶岩ドーム出現以来の溶岩噴出量
1億3320万立方メートル(福岡ドーム 75杯分)
岩デカっ!人間と較べて、大きさがデカ過ぎる!!
火砕流温度 およそ 600度、時速 およそ 100キロメートル
地球って生きてるんですね。
地球ってダイナミックです。
民家が炎上してしまっています。。。
平成3年/1991年 火砕流発生 2,657回
平成4年/1992年 火砕流発生 3,919回
平成5年/1993年 火砕流発生 1,964回
溶岩ドーム出現以来の溶岩噴出量
平成6年/1994年2月7日現在
1億9千万立方メートル(福岡ドーム 108杯分)
緑色がなくなっちゃってます。。。
いやー、この映像
雲仙火山の恐ろしさをまざまざと見せつけてくれました。。。。
そして、とても勉強になりました。
皆さんもぜひここ大野木場監視所(砂防みらい館)を訪れて、この映像をご覧下さい!!
島原半島の雲仙火山 手前は有明海、奥は橘湾
砂防みらい館の館内に貼られていた様々なポスター
人と火山が共生する肥沃な大地 島原半島 世界ジオパーク
Unzen Volcanic Area Global Geopark
噴火する普賢岳のイラスト
山が火を噴くって、想像できないです。
島原半島博物館めぐり 島原半島博物館連絡協議会
南島原市
ひかりと祈り 光福の街 長崎
長崎にしかない光があります
長崎にしかない祈りがあります
長崎には訪れた人を幸せにする温かさがあります
「長崎には訪れた人を幸せにする温かさがあります」
まさにその通り!僕も強くそう思います!!!!!
温泉総選挙2018 祝 全国第一位 歴史・文化部門 島原半島 雲仙温泉郷
島原温泉
(写真中央上部)旧大野木場小学校の位置
旧大野木場小学校校舎に移動しました
災害発生当時、この小学校を襲った熱風はなんと数百度もあったそうです!
火砕流に伴う熱風で全焼した旧深江町立大野木場小学校
旧大野木場小学校被災校舎。子供たちの楽しい学びの場は、たった一度の噴火災害ですべて廃墟となりました。。。
(参考)道の駅みずなし本陣にあった看板
旧大野木場小学校被災校舎
この写真は雲仙普賢岳が噴火活動を活発化し始めた頃の河口附近の大変貴重な映像の複写です。
吉祥白天橋から見た雲仙火山
ちょっと前にこの山が噴火して、火砕流を発生させたり、土石流を発生させたりしていたなんて信じられませんね!
この辺りは土石流・火砕流がガンガン流れ下ってきた火山災害のど真ん中です。
振り返ると見えた水無大橋(みずなしおおはし)
今現在、火山の様子を監視しているカメラ
雲仙火山には雲がかかっていて、逆に迫力がありました。
雲仙火山の歴史を知るため、これから土石流被災家屋保存公園(道の駅みずなし本陣)や雲仙岳災害記念館(がまだすドーム)へ向います。
▼今回の長崎旅行
・長崎県の諫早や島原へ出発!コロナ自粛明け、長崎旅行へ
・諫早「楽焼うなぎ」は北御門(きたみかど)の名物料理!二重底の楽焼の器「赤楽」がシブい!
・諫早のフルーツバス停、種類が沢山あるよ~ メロン、イチゴ、スイカ、ミカン、トマトなどなど
・シバヤンジ横丁&銅座・熱烈厨房の長崎やきそば。梅雨とコロナの長崎歩き
・さようなら長崎駅。旧長崎駅ホームの線路がなくなった。雲龍亭浜んまちの一口餃子
・解体直前の長崎・江崎べっ甲店。鼈甲細工の製造・販売を手がけた老舗が消えてゆく。。。
・長崎大神宮で大きな願掛け。銀行建築の古き良き長崎銀行本店(こころのぎんこう)
・雲仙グリーンロード(島原半島広域農道)を走り抜け、島原温泉へ
・島原名物 ラッキーチェリー豆本店(藤田チェリー豆総本店)訪問記
・雲仙普賢岳大噴火!大野木場監視所(大野木場砂防みらい館)&旧大野木場小学校被災校舎を見学
・土石流被災家屋保存公園(道の駅みずなし本陣)に普賢岳噴火被災地の状況がそのまま永久保存されている
・島原の郷土料理 具雑煮 + 手延べ素麺=具雑煮穴子そうめんとかんざらしをペロリ
・タバコの葉越しの普賢岳&平成新山(溶岩ドーム)と「島原大変」の地すべりによる眉山の山体崩壊
・サムライブルー龍馬像!長崎県島原市にそびえる日本代表 坂本龍馬~●
・がまだすドーム(雲仙岳災害記念館)は火山との共生を学べるジオミュージアム
・龍馬が歩いた道!龍馬入港の地モニュメント 島原湊(長崎県島原市湊新地町)
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