琴平: しあわせさん。こんぴらさん。 ご利益求め苦しいけど神々しい絶景の金比羅参り。
こんぴらさん(金刀比羅宮) 御本宮
平成28年/2016年10月15日(土)
こんぴらさん、12年ぶりに登ります。
こんぴらは多度津から一番の汽車で朝まいりをした。また「こんぴらふねふね」をうたい、長い石段をのぼってゆきながら汗を流しているものもある。
小説「二十四の瞳」 壺井 栄
こんぴらさん登り口(表参道筋)
表参道から見えた象頭山(ぞうずさん) 521m
登る前にうどんを食べたいなあ~
と思ったけど、順番逆でしょ(笑)
登った後にうどんでしょw
こんびら表参道
ことひらへ お絵馬あぐる 日永かな
灸まん本舗石段や 字が面白~い
お灸(きゅう)の形をしたまんじゅうは旅籠時代に創り出されたそうです。
石段かご(登山かご)のお値段
大門 365段まで 往復 6800円、上り 5300円、下り 3200円
こんぴらさん、登り始めます!
ストップウォッチ、開始!
12年前に一度登ったことがあるので、なんとなく当時を思い出してきました。人間の記憶って面白いですね~ 同じ場所に来ると、記憶がたぐり寄せられる感じなんです。記憶って、脳みその中に残ってるもんですね!
長山洋子のポスター発見。金比羅一段
確か昔、「I'm your Venes!(ヴィーナス)」とか歌ってたはずなんですが、完全演歌歌手になってますね~
「こんぴら観光大使」に任命されてるようです。
こんぴらさんの石段
一体今まで何人がこの石段を踏みしめたのでしょうか?
張り切っていきましょう。土産物屋さんがズラーッと並んでいます。
観光バス組のみんなはもうとっくに登り始めているようなので後を追います。
一ノ坂。つえ(杖)借りるの忘れました。。。
みんな つえ(杖)使ってるやん。。。
灯明堂と釣灯籠
こんぴら信仰は、庶民の、そして漁民や船乗りの間にこと篤く・・・
親子連れもカップルも、石段かごに乗ったおばさんも。老若男女がこんぴら参り~
重そう~(笑い)
お嬢ちゃん、ガンバレー
って、そんなこと言ってる余裕ない。。。結構、登るのハードです。。。。
やーーっ!途中、うしろを振り返ると美しい讃岐の山々や街並みが見えました!
加美代飴(べっこう飴)のお買い求めの際は、下店の五人百姓「笹屋商店」でどうぞ。
五人百姓と加美代飴
昔からこんぴら名物の随一であった五人百姓の加美代飴はここ五家の家筋、即ち五人百姓に限って販売されてをり、五人百姓という変った珍らしい名は、お宮の神事における役目であり、古書物によりますと、すでに明応年間(西暦1492年頃)に五人百姓の神事に関するものの記事が見受けられますので、起源も至って古く当山の草分けと言われ先祖は御祭神の供奉をし特に功労があって、お宮の境内のこの加美代飴は古くはお宮のご饌米を原料としていたものと伝えられて、古来から讃岐路の代表名物として広く人々に愛好され、親しまれて今日に至っております。
野口雨情の唄にも
「蝶々ゆかぬか こんぴらさまへ ぬかで包んだ あめ買いに」
と唄われたように、創業数百年以上という長い長い歴史と伝統を有する五人百姓加美代飴は当地における推奨土産品としての名を恥ずかしめないよう、常に責任をもって謹製いたしております。
主人敬白
加美代飴製造元 笹屋 箸方久太夫
大門。石段の365段目にある大門までまずはたどり着きました。
笑顔元気くん守り なんてのもあるみたいですw
うしろを振り向けば、讃岐平野~っ
上を見上げれば楼上に揚げられた「琴平山」の額~っ
※有栖川宮熾仁親王の御筆
笑顔でしあわせ。こんぴらさん!!
大門をくぐり神域に入ります。
白い傘の下で飴を売る五人百姓(5軒の露店)。先ほどの説明文のようにこの 5軒は特別に宮域での商いを許可されているそうです。タクシーの運ちゃんも同じこと言ってました。
桜馬場
琴陵光重歌碑 「春うらら 磴道につづく 人波の 北の南の 国訛りかも」 光重
しあわせさん。こんぴらさん。
このキャッチコピーすごいです!!誰が考えたのでしょうか!?
このキャッチの出来映えは凄まじいですね。ガチでヤバいです!今、僕は「しあわせ」に向かって歩いているような気になっています。
つえのバトンタッチ!上から下りてくる仲間たちと出会いました。つえ(杖)をここで借りられました。助かります。つえ使うとぜんぜん疲労度が違います。
桜馬場西詰銅鳥居
ハイヒールで登っている(!)お姉さんも写真撮ってました。
しあわせさん。こんぴらさん。
大きな木~
生命(いのち)がみなぎってます!
だいぶ、疲れてきたんですけど。。。
しあわせさん。こんぴらさん。
それにしても「おねがいごと」の数々。人間って悩み深い動物なんですね。だからこそ、こんなにも多くの人たちがこの琴平宮に来て、わざわざこんな石段を登ってるんですけどねw
石段の先に旭社を発見っ!
旭社
祓戸社
森の石松はこの旭社を本宮と間違えちゃったみたいです(笑)
旭社(御本宮参拝を済ませた帰りにこの旭社をお参りする順路のようです)
黄銅鳥居
廻廊
しあわせさん。こんぴらさん。
そして、カメヤマローソクのベンチw 奥のベンチよりもどうせなら手前のカメヤマローソクベンチに座りたいです。
賢木門(さかきもん)
木々の緑と木洩れ日がめちゃくちゃ美しいです!!
心がスーッと落ち着きます。
だいぶ足がガクガクしてきてますが、この木洩れ日に癒されます。
この辺りはとても静かで、心が洗われます。
真須賀神社
御前四段坂
真鍮製の御前四段坂ゴールドプレート
あと少し。御本宮まで 133段!
参って幸せ。福が来る!
御本宮見えてきました!
事知神社
うわーーーーっ!御本宮目前、僕の目の前に神が舞い降りた感じです!!
神々しい日の光に僕たちは照らされます。
ぐわーーーっ!眩しいほどに太陽が輝きます。
最後の急な階段
石段全 785段を登り切りました!御本宮到着~!!
そして、ご参拝~!
写真下の女の子も登り切ったみたいですね。「お嬢ちゃん、えらいね~(^^)」
24分56秒!写真撮りながらですので、実質 20分もあれば登れるみたいです。12年前は 7月だったけど、今回は10月中旬だったので思ったほどキツくはなかったです。夏はヤバそうです。
ご神木のクスノキ
がーーっ!!す、す、すんごい景色!!!!
高台(展望台)からの眺望
讃岐富士が丸見えです!!
瀬戸大橋も遠くに見えます。
讃岐平野は本当にうつくしいです。絶景です!!
こんぴらさんに参拝する、長い石段を登り切る。そのご褒美はとほうもなくワンダフルなこの見晴らしでした!!!!
讃岐の山々
写真左下、こんなちっちゃな子までこんぴら詣り。2人とも、生涯に渡ってご利益があるとイイネ~
クスノキ、見事です!まさに御神木っ☆
クスノキ、最高です!!
金刀比羅宮のシンボルマーク
これ、金とは読めませんよね?こんな感じみなさん知ってます?
はい、この文字は「金」をベースに上から「人」「長」「平」を組み合わせたようです。「人」が「長」く「平」和にという願いが込められた文字だそうです。こんぴらさんらしいですね(^_^)
こんぴらさんのクスノキと抜けるような青空。
しあわせです!!
こんぴら参りに来てホント良かったです。この空の青さは超絶すごいです☆
幸福の黄色いお守り 800円也~
バカ売れしてましたw ここまで来ちゃったら、これは買うしかないっしょ 笑
絵馬殿
金比羅大権現
どんな写真撮ってもよく写ります。
下向道(帰り道)
笑顔でしあわせ。こんぴらさん!!
下界へ戻ります 笑
ここで旭社が再び登場します。そういうことネ、納得。森の石松さんはこの景色を見損ねたわけね(笑)
登りは目もくれなかった神馬(しんめ) 月琴号を見てみましょう。
神馬(しんめ)ですよ、神馬(しんめ)!
こんぴら狗(いぬ)の銅像
江戸の昔「こんぴら参り」の袋を首に飼い主にかわって犬がこんぴらへ首に巻いた袋に初穂料と道中の食費を入れて飼い主が旅の人に託した犬 無事代参をすませるとふたたび旅をして家族のもとへ いつの頃からかこんぴら参りのこの犬を「こんぴら狗」と呼ぶようになりました。
この逸話、熊野古道の小栗判官の「車塚」の話を思い出させます。
えいさらえい、えいさらえい、えいさらえい
小栗を乗せた車は、相模の国から紀伊の国湯の峯へ
「一引ひけば千僧供養、二引ひけば萬僧供養 南無阿弥陀仏、一遍」
こんぴら狗の銅像の顔 笑ってますよ~
こんぴら参りを果した後の下り道は足取りが軽いっす(^^)/
こんぴらふねふね♪ おいてにほかけて♪ シュラシュシュシュ~っと♪♪
登ってきた道をただただ下るだけです。しあわせな気分で。
お遍路さん
象頭山の中腹、うっそうとした樹林に囲まれて鎮まります金刀比羅宮は"さぬきのこんぴらさん"という名で親しまれ、江戸時代より全国的な信仰を集め繁栄してきました。
ご祭神は大物主神、のち御相殿に崇徳天皇を合せ祀り、ご神徳は広汎に及び古来より就中海の神様として知られ、また農業殖産、医薬興行の神様としても尊崇されています。これら信仰の顕われは、皇室の綸旨・幕府の朱印状をはじめ初代讃岐守松平頼重侯など、諸国の大名や文人墨客の寄進になる書画や絵馬等、数多い宝物が文化財として保存されています。また、象頭山(琴平山)は国立公園並びに名勝・天然記念物に指定されています。
御本宮高台からの眺望は、眼下に門前町琴平の家並と讃岐平野が展開され、遙かに瀬戸内海や雄大な瀬戸大橋が一望できる景勝の地です。
これから登ろうとしていた外人さんたちをパチリ!Enjoy~ こんぴらさん!!
こんぴら詣り、コンプリート!
最後にこの言葉記しますよ~
しあわせさん。
こんぴらさん。
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