一遍上人の「踊り念仏」を生鑑賞 - 神奈川県相模原市・無量光寺

「踊り念仏」 当麻山 無量光寺 - 神奈川県相模原市

「踊り念仏」 当麻山 無量光寺 - 神奈川県相模原市
平成28年10月23日 開山忌(御本尊御開帳) 村内伸弘撮影




踊り念仏 - 時宗 無量光寺

鎌倉時代、一遍上人は全国を遊行し、貧困や病気など様々な苦悩と直面する人々に "南無阿弥陀仏"と唱えることですべての人が極楽へ往生できるという仏の教えを説きました。その教えに触れ人々は心の底から沸きあがる喜びに身を震わせました。



時衆や佐久の里の人たちが念仏に合わせて歓喜のあまり踊り始めた瞬間を僕は「国宝 一遍聖絵」展で 736年の時空を超えて目撃したのですが、まだ実際に"生"で見たことがなかったので、八王子から相模線に乗って、相模原市の無量光寺(むりょうこうじ)に行きました。


毎年10月23日は無量光寺の開山忌法要で踊り念仏が奉納されるからです。

踊り念仏に触れられる法要(相模原市南区・無量光寺)


一遍上人のご供養として、毎年、踊り念仏を奉納しています。


開山忌とは、一遍上人の功績を称え、お祈りする法要です。この日には、当寺のご本尊『一遍上人像』を特別に公開いたします。さらにお檀家の方々による双盤講、踊り念仏の奉納、お稚児行列なども行われます。また、境内には屋台なども出店、多くの方々で賑わいます。


無量光寺 開山忌法要  1023

午前:ご開帳法要(ご本尊の御開帳)、音楽講・双盤講・踊り念仏奉納

午後:お稚児行列・開山忌法要、境内ステージでの余興、など



JR相模線 原当麻駅

JR相模線 原当麻(はらたいまえき)駅


秋晴れ~ 原当麻駅から徒歩で無量光寺に向かいます。約15分ぐらいの"徒歩の旅"になります。


柿の木(相模原市)

柿の木


女子ソフトボール大会 - 光明学園相模原高等学校グラウンド

女子ソフトボール大会をやってました(光明学園相模原高等学校のグラウンド)。女子高生?選手達、元気いっぱいでした!スポーツの秋です!!


当麻地区(神奈川県相模原市南区)

歩き続けると緑が増えてきました。JR横浜線沿線はかなり開発されていますが、ここJR相模線沿線(当麻地区)はまだまだ自然がいっぱいです。うれしいです。


「踊り念仏」が行われる無量光寺 - 相模原市

たぶん、写真右の緑深いところが今回「踊り念仏」が行われる無量光寺です。


幹がねじれた面白い木

幹がねじれた面白い木を発見~ん


街角掲示板 - 相模原市当麻地区

街角掲示板。盛りだくさんですね~ 当麻地区、そして相模原は地域活動が活発っぽいです。


無量光寺の境内
写真左の森は無量光寺の境内


無量光寺の墓地(お墓)

左手にお墓、右手に本堂への道
どうやら、JRの原当麻駅から来ると、参道や山門とは逆の裏側から境内に入ることになるようです。


無量光寺本堂の瓦屋根

興奮っ!無量光寺の本堂の瓦屋根が見えました!木漏れ日がうつくしい。緑の木々がうつくしい。


当麻山無量光寺の境内


太鼓や鉦の音が聞えてきます!
「ああー、もう踊り念仏始まっちゃってる~」
本堂に急ぎます。


当麻山無量光寺の本堂

まもなく本堂到着っ



無量光寺の隅切三の赤い提灯 - 折敷に三文字紋(隅切角に三の字)

無量光寺本堂 無量光寺の隅切三(すみきりさん)の赤い提灯
宗紋の「折敷に三文字紋(隅切角に三の字)」が実にビビッドです!


無量光寺本堂 昭和33年(1958年) 相模原市重要文化財指定

無量光寺本堂 昭和33年(1958年) 相模原市重要文化財指定


本堂の中に入ると、ちょうどこれから「踊り念仏」が始まるところでした。ギリギリセーフ!グッドタイミング!!


さあ、いよいよ一遍上人が始めた「踊り念仏」をナマで見る瞬間がやってきます。


無量光寺の踊り念仏 - 紫色の衣裳を着たお母さん(踊り手)たち

紫色の衣裳を着たお母さん(踊り手)たちが順番に登場しました。


無量光寺の踊り念仏 - 歩きながら全員で「南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)」

太鼓のリズムに合わせて、ゆっくりゆっくり歩きながら全員で「南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)」を唱えます(平念仏)。


無量光寺の踊り念仏 - 唱名(南無阿弥陀仏)

真紫が目に眩しいです。そして、女性たちが唱える唱名(南無阿弥陀仏)が心にしみます。称名念仏です。


無量光寺の踊り念仏 - 歩きながら唱名(南無阿弥陀仏)

時宗の檀家(信徒)や観客の視線を一身に集めながら歩きながら唱名(南無阿弥陀仏)します。お辞儀をするような仕草(踊り?)をしながら、みんなで太鼓を中心にグルグル回ります。踊り念仏が盆踊りの起源と言われていることがよく分かります。


無量光寺の踊り念仏 - 鉦(かね)を持ち、合掌

続いて、鉦(かね)を持ち、合掌をしながら円になって歩きます。このおばあちゃんが非常にいい味を出していました。思わず、僕がこのおばあちゃんに合掌したくなるぐらいのオーラが出ていましたw


無量光寺の踊り念仏

踊り念仏 - 神奈川県 無量光寺

踊り念仏 - 相模原市 無量光寺

唱名(南無阿弥陀仏)の旋律が幽玄でステキで聞き惚れてしまいます。目の前に一遍上人の時代が蘇ったというか、時空を余裕で飛び越えたというか、不思議な感覚に陥ります。


無量光寺の踊り念仏 - 大きな鉦

無量光寺の踊り念仏 - 鉦

無量光寺の踊り念仏 - 平念仏と六字念仏の譜

平念仏と六字念仏の譜


無量光寺の踊り念仏 - 足を踏み、足を跳ね上げ回ります。

撞木(しゅもく)で鉦(かね)を叩きながら、みんなで足を踏み、足を跳ね上げ回ります。現代の踊りに較べるとさすがに動きは緩やかですが、この音色と踊りを続けて、円を回り続けると恍惚とし、宗教的陶酔に包まれるのは間違いないでしょう!今と違って、生活の中に多くの刺激がない時代のことです、なおさら、この踊り念仏は人々の心を捉えたに違いありません。


無量光寺の踊り念仏 - 和太鼓と太鼓方(太鼓を叩く人)

太鼓の音、そして、太鼓方(太鼓を叩く人)の「ハイ!」という掛け声が踊り念仏をリードします。


無量光寺の踊り念仏 - 踊り手の女性たち

太鼓や鉦(かね)を打ち鳴らし、踊りながら念仏を唱える踊り手の女性たち。


無量光寺の踊り念仏 - すばらしい空間

すばらしい空間です!!


無量光寺の踊り念仏 -

時間よ止まれ。いつまでも聞いていたい、この場にいたいと思います。


無量光寺の踊り念仏 - 鉦を胸につけ、撞木を手に持った踊り手

がんばってます(^^) 鉦(かね)を胸の前につけて、撞木(しゅもく)を手に持った踊り手のおばあさん。


踊り念仏

踊り念仏の写真

無量光寺の踊り念仏 - 鉦(かね)と撞木(しゅもく)

胸の前にあるのが鉦(かね)、右手に握られているのが撞木(しゅもく)。


無量光寺の踊り念仏 - 踊り念仏の様子

檀家(信徒)や観客の後からみた「踊り念仏」の様子


無量光寺の踊り念仏 -

無量光寺の山額


無量光寺の踊り念仏 - すばらしい風景

平成とは思えません。21世紀とは思えません。すばらしい風景が、ここ無量光寺に残っています。


無量光寺の踊り念仏 - アマチュアカメラマンの皆さん

アマチュアカメラマンの皆さんも大張り切り~(笑)
てか、僕が一番枚数撮ってたと思います(爆笑)


無量光寺の踊り念仏 - 終了

そろそろ終わりみたいです。


無量光寺の踊り念仏終了

踊り念仏、終わりました。


一遍上人の踊り念仏と違って、踊り手のお母さんたちは恍惚無我の境地にまでは至ってませんでしたが、踊り念仏の雰囲気を感じることは充分できました。楽しかったです♪♪



踊り念仏の後片付け

お坊さん(檀家さん?)たちが後片付けを始めました。


極彩色の太鼓(無量光寺)

極彩色の太鼓


鉦と撞木(無量光寺)

鉦(かね)と撞木(しゅもく)


一遍上人が実際に使っていた鉦(かね)

藤沢の遊行寺宝物館で、一遍上人が実際に使っていた鉦(かね)をみたことがありますが、この鉦はちょっと新しいだけで形は似ています。


木魚とおリン(無量光寺)

木魚(写真中央)とおリン(写真右)


本堂(無量光寺)

みんな、本堂の外へ出て行きます。


大鉦(無量光寺)

念仏の心: 供はねよ かくても踊れ こころ駒 弥陀の御法と 聞くぞ 嬉しき  一遍上人 御録

念仏の心

供はねよ かくても踊れ こころ駒 弥陀の御法と 聞くぞ 嬉しき

一遍上人 御録



無量光寺

「踊り念仏」が終わりましたので、それでは、これから無量光寺の境内を散策してみたいと思います。


JR相模線 入谷駅前の稲刈り風景。神奈川県のJR駅前で稲の収穫!
・一遍上人の「踊り念仏」を生鑑賞 - 神奈川県相模原市・無量光寺



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