お知らせ:「一ツ火(御滅灯)」 11月27日 午後6時厳修 藤沢市・遊行寺本堂
「カチッと火打石で、静寂な闇の中に、一ツ火が打ち出される。」
一ツ火(御滅灯)- 11月27日 午後6時厳修 藤沢市・遊行寺本堂
一ツ火(御滅灯)
全山の灯火が消され
遊行上人の静かな幽音念仏
カチッと火打石で
静寂な闇の中に
一ツ火が打ち出される
平成27年(2015年) 11月27日 午後6時厳修 遊行寺 本堂
歳末別時念仏会(さいまつべつじねんぶつえ/お別時)
この法要は、時宗の祖、一遍上人が御修行されてより七百年の伝統があり、今日も伝承し修行しています。昔は歳末に修行していましたが、近年では 11月18日の御連歌の式にはじまり、27日夜の一ツ火(御滅灯)の式があり、28日の大御台の式で終ります。
一ツ火(御滅灯)
遊行寺の歳末別時念仏会のうち最も荘厳・厳粛なのは一ツ火の儀式であります。全山の灯火は消されてゆき、ただ一ツのこされた報土の火も消されて静寂のひと時にひたります。この暗闇の中から遊行上人の静かな幽音念仏がはじまり、二人の僧が古式どおり火打石で「一ツ火」を打ち出します。そして仏前の灯火はともされてゆき、居ならぶ修行僧の念仏の高まりとともに再び堂内は輝きに満ちあふれます。闇と光と念仏がかもし出す世界は、すべての人々が導かれる極楽浄土そのものです。
一ツ火は「闇と光と念仏がかもし出す世界は、すべての人々が導かれる極楽浄土そのものです。」ということですので、11/27は遊行寺に行って、現世に現れる「極楽浄土」にひたってきたいと思っています。初めてなので楽しみです♪♪
「一ツ火(御滅灯)」
本堂内陣中央に横長の台を置き、それより奥の座を報土(極楽浄土の意)、下座を穢土(この世)と区別します。さてこの法要は、善導大師の教える「二河白道」の実践であって、釈迦・弥陀二尊を本尊とし「釈迦は遣り、弥陀は迎える」浄土往生の心を体得させるものです。しかも、境内堂内の電灯はすべて消され、報土役によって、報土大光・後燈以外の燈火が一つずつ消されます。最後に報土役と後燈役によって大光・御棟も同時に消され、道場内は暗黒の世界となります。ほどなくして報土・後燈両役によって同時に火打ち石を1回で打ちつけます。これは「火口箱」に火花を打ち込み新しい火をおこすことを意味しています。まさに無明暗夜の闇は晴れて、釈迦・弥陀二尊をはじめとして諸仏諸尊の光明は輝き念仏三昧の世界がもどってきたのです。この念仏会は、他力本願の深意を体得させることにあるといわれています。
(遊行寺 ホームページより)
▼平成27年/2015年 11月27日(金)
「御滅灯(一ッ火)」 遊行寺の歳末別時念仏会を厳修。尼さん(女性の僧侶)もいました。
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