浄土真宗の院号法名(ほうみょう) ※「戒名」とは真宗では言いません
有縁の人々の行く末を護り 念じている仏に成るべき仏弟子!慧光院釋尼頌徳(えこういんしゃくにじゅとく)=歌子おばあちゃんの院號法名(いんごうほうみょう)
令和2年10月3日、浄土へと導かれていった歌子おばあちゃんの法名(ほうみょう)がとてもステキで、感動したのでブログに記録し、皆様にもご覧頂きます。
法名 慧光院釋尼頌徳(えこういんしゃくにじゅとく)の意(こころ)
故村内歌子殿儀 院號法名
法名 慧光院釋尼頌徳(えこういんしゃくにじゅとく)の意(こころ)
いかなる身をも荷負い 運命を共にし その一生涯を無駄にしない 深い祈りになっているいのち 則ち 阿弥陀如来の -しかも釈迦諸仏(しょぶつ)によって ほめたたえられている- 功徳(ハタラキ)を賜り その功徳を以って 有縁の人々の行く末を護(まも)り 念じている仏(自覚覚他/じかくかくた)に成るべき仏弟子
歌子おばあちゃんは、僕のことの行く末を護り、念じてくれる仏弟子になったそうです!うれしいですね♪♪
戒名と法名の違いを教えてください。
「戒名」とは戒律を守って生活する人つまり、受戒を受けた人に与えられる名前です。
「法名」とは仏法に帰依した人に与えられる名前です。いわゆる戒律のない浄土真宗では「戒名」とはいわず、「法名」を用います。
「法」という字は「万人に平等に与えられ、効力を発揮するもの」という意味があります。
仏さまの教え、願いは、万人に平等に与えられるものなので、それを「仏法」といいます。
浄土真宗の御本尊・阿弥陀如来は全ての人を救うと願われ、おはたらき頂いている仏さまです。その仏さまの導きを喜び、心から帰依して頂く名前が「法名」なのです。
「法名」は生前におかみそりを受けて頂くものです。ですから、決して亡くなった人の名前ではありません。仏弟子の名前です。
院号、法名とはどんなものなのでしょうか?
法名は「釋○○」といった形が通常で、これに「○○院」がつくと「○○院釋○○」といった形で院号法名となります。
本来、院号法名は宗門に多大な功績があった人に、その功労をたたえて寺院から贈られるものです。近年では一定の懇志金を納め宗門護持に協力したという事で寺院から贈られています。
浄土真宗では、法名が長いから特にエライとか、功徳があるということは申しません。
親鸞聖人の法名ですら、釋親鸞。これだけです。
阿弥陀如来は、だれでも平等に救うと願われ、はたらいて下さっている仏さまです。そこには、世俗の評価、価値は入ってこないのです。ですから法名の種類に位はないのです。
法名を頂くことによって、自分自身の人生を仏とともに歩むものと実感し、より明るく充実した生活となることを願います。
なお、法名を頂く方が女性の場合、釋の後に「尼」の一字が入ります。
また、浄土真宗では法名の下に、居士・大姉・信士・信女・位・霊位・不退転などはつけません。
東本願寺公式サイトより引用
真宗大谷派のリーフレット <法名とは>
平等な世界!!
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