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「この子を残して」永井隆 - 長崎で被爆した放射線医師 永井博士の本

「私はぐっとこの子を抱きしめたくなった。」 アルバ文庫のベストセラー - 原爆により死を宣告された父がわが子に残す遺訓書

「この子を残して」永井隆  アルバ文庫(サンパウロ発行)
令和3年(2021年)10月17日 村内伸弘撮影



愛と真実は時代と地域をこえて人々の共感を誘う。

永井博士の著書は、学術書でもなく、文学書でもない。愛と真実の本である。身動きもできぬ重症の床にありながら、敗戦と被爆に打ちひしがれた人びとの心を奮い立たせようとする愛情が行間ににじみ出ている。

純心女子短期大学副学長 片岡弥吉さんの序文より引用


感動的な本でした。
人間のやさしさや親子の深い愛情が切々と溢れ出ていて、すばらしい本でした。


修道女や女学生たちが燃ゆる火の中で賛美歌をうたいつつ、次々と息絶え、灰になっていった長崎。きよらかな死に顔が並ぶ長崎。


原爆症により、愛する子供たちを残してこの世を去らなければならなかった永井隆博士。信仰するキリスト教に裏打ちされた「神の愛」が全編のすみずみにまで広がっていて、読み進めれば進めるほど自分の心が清らかに澄んでいく感じがします。


原爆により死を宣告された父がわが子に残す遺訓書「この子を残して」
ベストセラー 19刷


うとうとしていたら、いつの間に遊びから帰ってきたのか、カヤノが冷たいほほを私のほほにくっつけ、しばらくしてから、「ああ、・・・・・・お父さんのにおい・・・・・・」と言った。この子を残して ー この世をやがて私は去らねばならぬのか!

永井博士が心情を吐露し綴る文章が胸に迫ります。
「この子を残して ー この世をやがて私は去らねばならぬのか!」という永井博士の叫びを耳にして胸が苦しくなります。


私はぐっとこの子を抱きしめたくなった。親犬と子犬とが遊ぶように、どこでも構わず、かみついたり、なめたり、たたき合ったり、ゆさぶったり、思い切り体と体とぶっつけ合って、時のたつのを忘れてみたい。そうしたらこの子はうれしさに息もつまり、笑いが重なって身もだえするであろう。脾臓が裂けるなら裂けてもいいじゃないか。この子がほんのひと時でも私から父の愛を受けて悦んでくれたら・・・・・・。だが、私にはそれが許されない。

子を思う親の心。
親子の愛情のうつくしさに僕の胸は熱くなりました。人間のすばらしさ!人間の輝かしさ!!


LOVE & PEACE。
慈愛に満ちた永井博士の心の声が時を超え令和に生きる僕の心を激しく揺さぶります。


全き愛。
本当に胸が張り裂けるような切ない本です。
本当にうつくしいうつくしい本です。真実の愛がうつくしく光っています。


ぜひあなたもお読み下さい。この「この子を残して」を!!


この子を残して


この子を残して - この世をやがて私は去らねばならぬのか!(本文から)


長崎で原爆にあい、放射線を浴びて不治の原子病患者として床にふす父親と、二人の幼い孤児予定者。この三人が生きてゆく正しい道はどこにあるのか。


父親が考えたこと、子どもたちがしたこと、子どもたちに話したいことを、あとで読んでもらうために書きに書いた父親の遺言書とも言える感動の書。


今だから読みたい 長崎で被爆した放射線医師 永井隆の本(アルバ文庫)


この子を残して


「寂しくても、つらくても、やがて二人の幼児は強く生きてゆかねばならぬ」そう思う死を予告された父が、愛情を込めて残した遺訓書。今でも、時と地域を越えた人びとの心を奮い立たせる愛と真実が著されている。




最後に永井隆博士のこの「へりくだり」の言葉をどうぞ

出しゃばるな、偉ぶるな、名を売るな、人気者になるな、世間を気にするな、いつも隠れて善いことをせよ!



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