猫の神社♪ 軻良根古神社/唐猫神社(からねこじんじゃ) ネコ伝説残る長野市篠ノ井へ
矢代の渡し跡近く、落ち葉の絨毯がうつくしい信州の篠ノ井(しののい)塩崎の古社にお参りしました♪♪
軻良根古神社/唐猫神社(からねこじんじゃ)
落ち葉に埋まった軻良根古神社の境内
軻良根古神社の拝殿
軻良根古神社 幣殿内の提灯
軻良根古神社境内の大木
軻良根古神社境内近くのリンゴの木
令和4年(2022年)11月20日 村内伸弘撮影
この軻良根古神社に祀られたネコの伝説、ネットの話を総合するとこんな感じです
・軻良根古神社には唐猫(からねこ/中国から呼び寄せた大きな猫)が祀られている
・大ネズミがこの辺りにはびり、田畑を荒らし村民を苦しめていた
・村民はこの大ネズミを退治するために中国から大きな猫(唐猫)を呼び寄せた
・唐猫は大ネズミと戦い退治した
・戦い終えて傷ついた唐猫は千曲川を流れてきて塩崎の地に行き着き、息絶えた
・村民は唐猫に心から感謝し祀った
・よってこの神社を唐猫神社=軻良根古神社(からねこ神社)と呼んでいる
こんな伝説が伝わる信州の篠ノ井に僕は向かっています
※軻良根古神社の由来は神社のどこにも書いてなかったんですが、大筋こんな感じっぽいと思います
八王子から圏央道に乗り、長野に向かっています
車窓に妙義山が見えてきました
信州に着きました ← 展開速っ!
篠ノ井市内に入ると、リンゴや柿の木がた~くさんありました
そうです!長野はリンゴの国なのです!!
印刷して持参した軻良根古神社(からねこじんじゃの説明)
狭い農道みたいなところを通って、軻良根古神社の脇までやってきました
長野市唐猫水防倉庫って書いてあります
軻良根古神社前の千曲川の流れ
そしていよいよ境内の写真です!
ジャジャーーン!!
軻良根古神社(長野県長野市篠ノ井塩崎)
落ち葉いっぱ~い!
ヤバー!境内一面が真っ茶色~っ☆
ひっそりと、でも温かく佇んでいる感じが素晴らしすぎます!!
千曲川の堤防の真横に軻良根古神社は鎮座しています
左:千曲川 右: 軻良根古神社
長野。信州(しんしゅう)と言った方が情緒があるかな。千曲川の風景があるとやはりココは「信州」だって感じになりますよね♪ 島崎藤村の世界です♪♪
信州。
ステキな響きです。
ちょっと前までこの堤防も軻良根古神社の境内だったみたいですが、長野オリンピック開催と千曲川の治水(氾濫防止/洪水対策)のために敷地を削られたそうです
激写大会、続行します!
軻良根古神社境内の大木
灯篭や滑り台が小さく見えるほどの大木です
うつくしいサザンカも咲いています♪♪
樹形はあまりキレイじゃないけど・・・(苦笑)
矢代の渡し跡(やしろのわたしあと)
江戸時代には、ここ軻良根古神社のあたりから千曲川対岸の矢代(現在の屋代)へ渡るための「矢代の渡し」があった。
ここは北国街道篠野井追分宿と矢代宿を結ぶ松代藩七渡し の一つで、この近くの人々には「矢代の渡し」と言われていた。天保14年(1843年)に出された「善光寺道名所図絵」のなかに「是より矢代宿まで一里なり 其間 千曲川操船の渡しあり」とある。その頃は、渡し船であったことがわかる。
やがて、この渡し場より北方に、善光寺道と合流する篠野井追分宿ができて、人馬物資の交流が盛んになった。
明治になり鉄道の開通までの長い年月、この「矢代の渡し」は篠野井追分宿に繁栄をもたらした。
なお、ここに船橋が完成したのは明治5年(1872年)で、その規模については、「県町村誌」のなかに、「舟ーニ艘を連繋す。橋の長さ四十四間(80メートル)幅一丈(3メートル)」とある。
平成22年10月
上篠ノ井区
塩崎地域の文化遺産を守る会
参道に樹木が覆いかぶさっている様(さま)が神秘的です
明治天皇御召換之處
ここは明治天皇の聖蹟でもあるみたいです!矢代の渡しで向こう岸に渡る前に明治天皇はここでお召し物を着替えたようです
碑の裏面には碑文があって、その時のことがいろいろ書いてありました
11月20日。晩秋の信州。うつくしい信州。すばらしい信州。
泣きたくなるような素朴さです
軻良根古神社と書かれた扁額
質素なたたずまいに僕は感動しています!
しっとりと雨に濡れた様子にも優しさを感じます
参道はあるけど、この落ち葉の絨毯
踏みしめないわけにはいかないでしょ~ 笑
ニッポンの秋、ばんざーい!ばんざーい!ばんざーい!!
万歳三唱しちゃいたい気分(爆笑)
誰もいない神社
信州の茶色の世界
右側のイチョウの木にも目がいきます
まるで絵画の世界に入り込んでしまったかのような錯覚に陥ります
この国にはこういった神社が数えきれないほどあるんだと思います
こういう風景をみなさんにお伝えするのがブロガーとしての僕の役目です
イチョウの黄色がアートしてます♪♪
境内から見える里や山の風景も心落ち着きます
ここなんだかわかりますか?
土俵です
おそらくその昔、塩崎村の若者たちが村の祭りや神事の際に、ここで相撲を取ったんだと思います。どうですか?その喧騒が聞こえてきませんか?どうですか?その時の人々の笑いや歓声が聞こえてきませんか!?
聞こえます。僕の耳には!!!!
振り返ってみると参道は落ち葉で埋もれています
拝殿
ところどころ小さな窓が割れているのが味わい深いです
ニャオー♪♪ 猫の神様に鈴を鳴らして参拝します
左: 誉田別命(ほんだわけのみこと)
中央: 建御名方神(たけみなかたのかみ)
右: 大己貴命(おおあなむちのみこと)
ご祭神そのものは猫じゃないみたいですね
古事記など日本神話の神々が祀られているみたいです
割れた窓から幣殿の中を覗いてみました
篠井庄神社
軻良根古大神
どうですか?
この雰囲気!
ここ篠ノ井塩崎の人々の信仰心を強く感じましたよ、僕は。
すばらしいお社でした!
神社本殿裏手
これぞザ・日本の秋の風景
このギンナンは拾わないで下さい
12月31日、お参りに来た人たちにこのギンナンが配られるみたいです
軻良根古神社のギンナン
参拝と写真撮影を終えたので、神社の入り口の鳥居の方向に戻っていきます
神域から俗界へ戻っていくということにもなります(^^)
千曲川の堤防から見た軻良根古神社の入口
神社近くの里もちょこっと歩いてみました
リンゴの国長野のリンゴの木
(たぶん)ネクタリンの木
この農地を管理している?おじさんに木の名前を聞いたら「赤い実がなる木」って言ってました。車の中から何気なくこの地域の看板を見ていたら、ネクタリンという果実の名前が書いてあったのでネットで調べたのですが、たぶんネクタリンだと思います
軻良根古神社の落ち葉もキレイでしたし、このネクタリン林の落ち葉もステキです
おじさんが「どんどん撮っていいよ」って言ってくれたので。必死で撮りました 笑
もちろん、みなさんにこの劇的な光景をお見せしたい一心で!!
▼今回の信州旅行
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