感涙!新文芸坐で名作映画「さびしんぼう」を泣きながら鑑賞しました!大林宣彦映画祭2017!
「おーい、さびしんぼう」 故郷・尾道で大林監督が撮影した映画、泣きました。
名作映画「さびしんぼう」
さびしんぼう(富田靖子)
橘 百合子(富田靖子)
僕が大好きな大林宣彦監督 ※肺がんで闘病中
平成29年(2017年) 9月16日 村内伸弘撮影
泣きました。泣きました。泣きました。
キレイな涙がツーと僕の頬を伝って、ポトリポトリとこぼれ落ちました。
流れるショパンのピアノ「別れの曲」を聴き、
切なくなりました、悲しくなりました、狂おしくなりました。
あまりにも美しい物語で奥の底から心(こころ)がふるえました。
こんなにも透き通った初恋の映画を観たら、人は誰しも涙すると思います。
30年以上前、昭和55年/1980年封切りの映画ですが、まったくもって色褪せていません。この映画「さびしんぼう」は今も、これからも、美しい心を持つ人々の琴線に触れ、心ふるわせてくれるんだと思います。
僕が保証します。
「さびしんぼう」は古今東西の名画中の名画です。
感動はスクリーンから – 低料金2本立ての名画座 | 新文芸坐
9月16日午後、大林宣彦映画祭2017が行われていた東京・池袋の新文芸坐に大林監督の名作「さびしんぼう」を見に行きました。
尾美としのり(井上ヒロキ)の演技やナレーション、すばらしかったです。
富田靖子(さびしんぼう、橘百合子)の演技や存在感、すばらしかったです。
藤田弓子(ヒロキのお母さん)も、小林稔侍(ヒロキのお父さん)も、故・浦辺粂子(ヒロキのおばあちゃん)もみんなみんな最高の演技でした!!
新文芸坐での映画祭はすでに終わってしまいましたので、みなさん、DVDや動画配信サービスなどでこの素晴らしき名作映画をぜひご覧ください。
池袋駅東口の様子
20年以上前、SONYのルートセールスだった頃に担当していた「コガムセン」さん。オヤジさん、まだいるのかなあ~!?
※池袋のビックカメラの真横で大健闘してますw
新文芸坐ありました。
ワンダーランドの映画作家 大林宣彦映画祭 2017
来館するトークゲストがヤバい顔ぶれです!!
秋吉久美子、寺島咲、中江有里、大場久美子、常盤貴子~~!!!!
9月16日(土)はさびしんぼうと転校生の 2本立て
「2本立て」って響きがそもそも昭和チックですよね 笑
新文芸坐入口 ワンダーランドの映画作家 大林宣彦映画祭 2017
9月16日(土) さびしんぼう 尾道三部作!!
さびしんぼう
(1985年/112分/35mm) 東宝/カラー/ビスタ
[原作]山中恒
[脚本]大林宣彦、剣持亘、内藤忠司
[撮影]阪本善尚
[音楽]瀬尾一三
「出演」富田靖子、尾美としのり、藤田弓子、小林稔侍、佐藤允、岸部一徳、入江若葉、樹木希林
秘かな恋心を抱くヒロキの前にピエロのような女の子が現れる。人を想う心をファンタジックに描く。10代の頃ふと浮かんだ「さびしんぼう」という言葉から何種も脚本を書いたという、これぞまさに大林映画!キネ旬5位。
青春デンデケデケデケの上映はすでに 9/3に終わってしまっていました。
全部見たかったです!
名画「さびしんぼう」の名場面!!
西願寺(さいがんじ)の石の階段 - どしゃぶりの雨の中、ヒロキがさびしんぼうを抱きしめたシーン
いよいよ新文芸坐の中へ入ります!
1350円~ん!
DVDなら何度でも繰り返し見られますが、やっぱり劇場の大スクリーンでみたいですよね、「さびしんぼう」のような名画はっ!!
映画館のロビーにいろいろな展示がされていました。
大林監督のサイン
清らかで美しい富田靖子
富田靖子。ああ、永遠の美しさ。。。。
大林宣彦 「尾道には少年の心がよく似合う」
尾道は、少年の町である。
高度経済成長期以降、この情報化社会は、日本国中を平均化してしまった。皆が同じように考え、語り、どこの街ももうそっくりの顔つきをしている。それを称して、街が、そして日本人が、大人になったというのだろう。
けれども尾道は、いまでも頑なに少年の街だ。どこか大人になりきれない、不器用で生真面目な表情をしている。そこの所が、ぼくは大好きだ。そこには少年に固有の、心があるからだ。硬質な、未だ磨かれていない宝石の、真摯な輝きがあるからだ。
この地図は、そうした尾道の心に相応しく、皆さんに迷子になってもらうために作られた。決して、この街を整理整頓して、最大公約数的などこか他の街によく似た、無個性な街にするための道標ではない。この地図と共に、あなたは尾道の中で迷子となり、そしてそこから、あなた自身の好奇心の赴くままに、あなた自身の道を見つけて欲しい。それはあなた自身の、少年の心と出会うことだ。あなたの旅は、あなただけの旅であり、決して他のひとの旅に似ないで欲しいという願いから、あなたにぜひ、この街で迷子になって欲しいのだ。迷子になればなるほど、そこから素晴らしい出会いが生まれるだろうから。そしてそのときこそ、尾道は誰にとってもかけがえのない、心の古里になるのだろう。
そして旅の中で、ひとは大人になっていく。本当に上手に大人になるということは、その少年の心を上手に保存し、人生の中に持続していく、知恵と工夫のあることだ。ひとはそのために旅をするのであり、尾道もまたそういう旅人の心に答えながら、上手に大人になっていきたいものだ。
尾道には、少年の心がよく似合う。その古里を、ぼくは何よりも、誇らしく思っているのだから。
日本映画史上最高のポスターじゃないでしょうか!!
大林監督の名文と愛おしいさびしんぼう
おーい、さびしんぼう!・・・・・・・
富田靖子にはショパンの「別れの曲」がよく似合ふ。
富田靖子の光輝く瞳に乾杯~☆
ヒロキとさびしんぼうを温かく見守る尾道の街に乾杯~☆
美しい雨、美しい涙。純粋な恋の物語。残酷な愛の物語。
「さびしんぼう」のものがたり(ストーリー)
ヒロキ「もう会いに来ちゃいけない?」
百合子「いけない」
切ない片思い。
ぼくの目から澄んだ涙がこぼれ落ちました(号泣)
映画と一緒に生きようと勇気が出ました(大林監督)
新文芸座のロビー
原田知世~ めっちゃかわいいよ~!!
売店で「青春デンデケデケデケ」の復刻版パンフレットを買いました。
清らかな涙を流して、新文芸座を後にします。
いけふくろう
高田馬場駅
西武新宿線
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