京都・東寺(教王護国寺/左寺) 弘法大師が開いた国宝&世界文化遺産
真言密教の根本道場!真言宗総本山!平安遷都とともに建立された平安京の遺構!その名は東寺(とうじ/Toji Temple)
東寺の象徴!
世界遺産・東寺の五重塔(国宝)
世界遺産・東寺の南大門
東寺で咲いていた蓮(ハス)の花
令和元年(2019年)8月16日 村内伸弘撮影
身は高野 心は東寺に おさめをく 大師の誓い 新たなりけり
東寺。
昭和52年(1977年)、おじいちゃんとおばあちゃんに連れられて生まれて初めて京都に来たとき、東寺の五重塔を見た記憶があります。40年以上も前の古い記憶です。
京都駅から近いのにそれ以来訪れたことがなかった東寺に行きました。
※新幹線の中から見たり、前を通ったことは何度もありますけどw
東寺 慶賀門が見えてきました!
大宮通りを挟んで五重塔も見えました
やっぱり五重塔って存在が偉大です。目がいっちゃいますから 笑
重要文化財 東寺 慶賀門(鎌倉時代前期)
ちょうど昨日(8/15)の夜が万灯会(盆踊り)だったみたいです
鎌倉時代前期っていきなりすごく古いですね!歴史を感じます
東寺、またの名を教王護国寺(きょうおうごこくじ)とも言います
※その昔は左寺とか左大寺とも呼ばれていたようです
お大師さまのおことば
摩訶毘盧遮那(まかびるしゃな)とは除闇遍照を義とす
慶賀門をくぐります
"境内がそのまま曼荼羅(まんだら)" 東寺境内
近くの学校の子が走らされていましたw
東寺境内の蓮池
うつくしい蓮の花(ハスの花)!!
東寺 食堂(じきどう)
境内の中からもやっぱり五重塔が目立ちます
拝観料を払って中に入ります
せっかく来たので金堂・講堂 観智院の共通券を求めました
東寺の拝観券(左)と講堂内の国宝・梵天像が表紙のパンフレット(右)
てか、題字がすっごくカッコイイです!!
真言宗総本山 東寺 題字: 榊 莫山(さかき ばくざん)
ライトアップされたしだれ桜と五重塔のポスター
東寺 不二桜
この不二桜(八重紅枝垂れ桜)が満開の時にライトアップを見に来るのもいいですね。でも、すっごい人出覚悟だと思いますけど~ 笑
五重塔を最初に観ます
ジャジャーーン!
僕の目の前にそびえているのは超有名な東寺の五重塔(国宝)です!
高さ 54.8m!
五重塔(国宝)の如来像
五重塔内部は観ることができないのですが、このような曼荼羅世界になっているようです。
五重塔の曼荼羅(まんだら)
(東京スカイツリーに応用された)免震構造図
真言宗総本山 (国宝) 東寺五重塔
教王護国寺(別名)は、平安京が造られたとき、官寺として延暦15年(796年)創建されたが火災のため焼失。その後、豊臣、徳川両氏により今日の形に復興。東寺は・・・京の都の玄関口である・・・塔の創建は天長3年(826年)であるが数度の落雷、火災に見舞われ、現存の塔は五代目である。塔は日本で一番高く、江戸時代の最も優れた名作である。
高さ 約181尺(約54.8m)、屋根瓦本葺、逓減率 0.706%
境内のさるすべりの木
五重塔のすぐ近く、東寺 金堂が見えてきました
豪放雄大な気風のみなぎる桃山時代の代表的建築!
東寺 南大門(門の向こう側は九条通り)
東寺 金堂(国宝)
国宝というのも納得の存在感です!
仏像を観るためお堂の中に入ってみます
国宝 金堂
本尊 薬師如来
この金堂の中は写真撮影禁止ですが、金堂本尊の薬師如来坐像と日光、月光の両脇侍菩薩像(薬師三尊像)は神々しくって素晴らしかったです。十二神将も見事でした。
こういう空間に入って、じっくり仏像を鑑賞する時間って気持ちがいいです。すがすがしいです。東寺は五重塔だけではありません。
そして、鑑賞(拝観)の時間制限もないので、ぜひ金堂の中で 10分でも、20分でも仏様たちと向かい合ってみて下さい。それは間違いなく自分自身と向かい合うことになるのですから。
裏側から見た金堂
東寺 講堂(重文)
続いて講堂の中に入ります
重文 講堂
弘法大師御作 国宝 二十一体佛
パンフレットに載っていた講堂内の大日如来
大日如来(重要文化財)
講堂の中の立体曼荼羅(まんだら)は凄かった、凄かった。
この曼荼羅の世界観に浸っていた時間、自分はとても温厚でした。自分はとても静寂でした。
弘法大師の密教の教えを表現する立体曼荼羅は密厳浄土の世界なのです!束の間ですが僕・村内伸弘は三密によって荘厳(しようごん)される浄土にいたということなのです!!
ここ講堂には大日如来を中心に五智如来や五菩薩、五大明王、四天王、梵天、帝釈天の二十一躯の仏像が安置されています(中でも平安時代前期作の十五躯は密教彫刻の代表作です)。あなたもぜひこの曼荼羅世界に身を置いてみてください。
そそくさと入っては出ていくじゃダメですよ。心して仏像を眺めてみてください。最低でも 15分ぐらいはお堂の中にいて下さいね。
できれば僕のようにもっともっと長くこの密教美術の宝庫の中にいて、曼荼羅の中で安らぎや人間のすばらしさを感じてとってみて下さい。
講堂を出ます
金堂、講堂の仏様たち、それぞれすっごくジックリと観ることができました。
金堂、講堂内の仏像を見終えたら、晴れ間がのぞいていました。もう一度五重塔へ
光り輝く東寺の五重塔!
境内はいろいろと工事中(^^;
東寺 毘沙門堂
改修工事中の東寺 太子堂(御影堂)
不動明王像(国宝・秘仏)
国宝大師堂(御影堂)修理のお知らせ
大日堂
この写真左のプレハブみたいなところに北面のお大師さまの像が安置されていたのでお参りしました。
東寺 北門
いや~ 東寺、やっぱり京都随一の古刹でした!
いやいや日本随一の古刹でした!!
実にすばらしかったです!!!!
身は高野 心は東寺に おさめをく 大師の誓い 新たなりけり
延暦13年(794年)桓武天皇は、動乱の中に奈良から長岡京を経て平安京へと都を遷され、羅城門の東西にそれぞれ大寺を置かれました。
現在の京都は御所をはじめとして大部分が東方へずれてしまっていますが、東寺はもとの場所にそのまま残っていて一級史蹟に指定されています。東寺は左寺とも申しますが本格的に活動を始めたのは弘法大師の造営以後であります。このお寺にはアショーカ王以来の伝統に従って、仏法によって国の平和が護られ、その光が世界の隅々にまでいきわたるようにということと、それぞれの思想が共に侵さず共存していく原理を見出し伝え、共々に力を合わせ実現されていくようにとの大師の願いが込められています。
東寺の伽藍は南大門を入って金堂・講堂、少し隔てて食堂が一直線に置かれ、左右に五重塔と潅頂院が配置されています。塀で区別された境内はそのまま曼荼羅であり密厳浄土であります。我々はそこから様々なメッセージを汲み取ることができます。大師はまた高野山を自らの修禅の場として開かれ、そこで得られた智慧(智恵)を利他行として東寺で実践されました。生老病死に代表される衆生の苦悩の解決法とその生活への表現が大師の一生でした。
大師は祈りなき行動は妄動であり、行動なき祈りは妄想であるとの信念から、水なき所に池を掘り、橋なき所に橋をかけ、道なき所に道をつけ、食の乏しき者には食を得る方法を教え、病む者のために良医となられたのであります。
「弘法さん」は毎月21日、大師の命日に催される京の風物詩。境内には千軒以上の露店が並び、20万人以上の人出でにぎわいます。これは大師に寄せる民衆の信頼の深さを表しているといえましょう。
東寺は創建以来千二百年の間に幾度も台風、雷火、兵火等の災害を受け、堂塔の大半を焼失しましたが、その都度、一般民衆の信仰の力によりもとの姿に再建され、特に五重塔は古都の玄関の象徴として昔の姿をそのままに伝えて今日に至っております。
また大師の遺品をはじめとする、国宝・重要文化財は国民の宝であります。一人でも多くの方がご参拝くださって平安文化との出会いを通し今の自分を見つめ直し、明日への新しい糧を得ていただければ幸いであります。
東寺パンフレットより引用
▼今回の京都旅行
・JR京都駅に京都の舞妓キャラクター勢揃い!わっかさん、夕子、おたべちゃんなど
・京都・西九条で京町家を大量見物!京都市南区 - JR京都駅から東寺に向う途中














































































