佐賀の巨木!樹齢2000年の巨樹・塚崎の大楠と圧巻の武雄図書館へ
武雄三大大楠の一つ・塚崎の大楠の幹の中(樹洞)に入って話題の武雄図書館へ
塚崎の大楠の前で記念撮影
樹齢2000年の巨樹・塚崎の大楠
令和元年(2019年)7月16日
ホテル春慶屋さんの部屋に武雄市図書館の公式ガイドブックがありました
こんなモダンな図書館があるなんて・・・ まったく知りませんでした。
今日、早速立ち寄ってみます。
それと・・・武雄には大楠がたくさんあるみたいです。
チャンスがあったら見てみた~い
すると・・・
チャンスはすぐに訪れました。春慶屋さんからレンタカーで武雄市図書館に向かっていると途中「塚崎の大楠」という看板があったんです!
梅雨の晴れ間で朝から暑い日だったんですが、見に行きましたよ。武雄三大大楠の一つ・「塚崎の大楠」に!!
塚崎の大楠を見るにはここから上るようです
武雄市天然記念物 塚崎の大楠(つかさきのおおくす)
指定年月日 昭和60年/1985年 4月22日
塚崎の大楠は、武雄を代表する巨樹の一本です。巨樹・巨木調査の時の大きさは幹周り 13.6メートル、樹高 18メートル、枝張り東西 18メートル、南北 15メートルで、佐賀県下第三位でした。幹の部分はほぼ樹皮のみになっており、推定樹齢は 2000年です。
18世紀後半に作成された 「武雄城下屋敷図」には、(武雄神社の)「三ノ宮」の文字と立派な枝ぶりの大楠が描かれています。しかし、昭和38年/1963年に落雷に遭い、木の上の部分が 9メートル以上失われてしまいました。
近年、土が踏み固められたことにより、幹周りが衰え、枯れ枝、幹の空洞化の進行が懸念されるようになりました。平成23年度、土壌改良、幹の引き裂け防止のワイヤー設置、日照量確保のたの周辺の樹木伐採、根元部分保護のマット設置の樹勢回復作業が行われました。
平成29年(2017年)3月
武雄市教育委員会
塚崎の大楠のある丘陵は、中世から近世初めにこの地を治めていた後藤氏が利用した武雄城(塚崎城)の一部です。人工的に平らにされた「曲輪(くるわ)」や、敵の侵入を阻む「竪堀(たてぼり)」「土塁(どるい)」の跡が残っています。
まだ午前10時ですが、今日は良く晴れて暑い日です。汗かきそう 笑
ちょっとした登山気分で塚崎の大楠を目指します
竹林を抜け
雑木林を抜けると
ありました!見えました!!
ジャジャーン!樹齢2000年・塚崎の大楠です!!
昭和38年に落雷に遭って木の上の部分が 9メートル以上失われたって看板に書いてありましたが、その惨劇が想像できる姿です。
でも、僕はこの大きく傷つきながらも、必死に生きる姿に感動しました!
巨木であり、巨樹であると同時に魂が宿った命の木であることが実感できたのです!!ただ、大きいだけじゃなく困難に負けず、試練に打ち勝って生きるこの塚崎の大楠に心揺さぶれました。
怒髪天を衝く!猛り狂っているかのような塚崎の大楠
神秘的です。失われた部分に視線を移すと、かつての壮大な木姿が想像できるのが楽しいです♪♪
さが名木 100選 塚崎の大楠(クスノキ)
※ちなみに武雄市の市の木はもちろんクスノキです
この形自体がすでに相当異様だと思います。威容、そして偉容とも言えます。キレイな形よりも、こういう "いびつ"な形の方がいいんです。
根回り 38m
クスのひこばえでしょうか?
木の幹の中=樹洞(じゅどう)に入れます。
根っことか踏まないようにして空洞部分に入ってみました。
樹洞の中から見上げた大楠
っていうか、誰もいないし、無造作に自然そのままに生えてるし、樹洞内の幹とか肌とかさわり放題だし、楽しいです(^^)
すごい迫力!
ただただ呆然としてしまいます
2000年間、生き続けてきた命の声が聞こえます!!!!!!!
大楠の樹冠
すこし離れて別の方向から見た塚崎の大楠
さらに長く、このクスノキの大樹には生き続けてもらいたいです。僕は素直にそう感じました。
木から木が生えてる感じがさすが樹齢2000年って感じです
すごい木を見てしまいました。
落雷によって大部分が失われた?
いいじゃない、こうやって今も元気に生い茂っているんだから、人間と同じように木にもいろいろな運命が待ち構えているもの。でもこの塚崎の大楠は落雷に全然負けてないよ、全然へこたれてないよ、僕は今日そう感じました。
武雄市文化会館や武雄市公民館が目印です
あなたも佐賀を訪れたら、ぜひこの逆境に負けない大楠に会いに行ってみて下さい。
武雄市図書館
武雄市図書館・歴史資料館
塚崎の大楠から車ですぐ、武雄市図書館に着きました。
ここにも大きなクスノキが!
武雄市こども図書館
Welcome to Takeo City Kid's Library
武雄市図書館の外観を見てみましょう
武雄市図書館 TAKEO CITY LIBRARY
立派な外観です
いやー、この図書館すばらしいです!
本好きにはたまらない文化的な空間が、ここ武雄市にありました!
大楠もそうですけど、こんなやさしい雰囲気を持った図書館があるとは全く知りませんでした。
蔵書の数もハンパないです。
次回は武雄温泉に 1週間ぐらい逗留して、その間 毎日読書に通いたい程です。おしゃれだし、キレイだし、探しやすいし、スタバも入ってるし~
郷土の作家を紹介するコーナーがあって、なにげに見ていたら、あの一ノ瀬泰造さんが武雄市の出身だと言うことを知りました。
司書の人に場所を聞いて、この本を読みました。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
地雷を踏んだらサヨウナラ
一ノ瀬泰造(1947-1973)
いろいろな本を読みたかったんですが、この炎のフォトジャーナリスト(戦場カメラマン)の「地雷を踏んだらサヨウナラ」が読めたので嬉しいです。
一ノ瀬先輩が撮ったベトナム戦争やカンボジア内戦。
一ノ瀬先輩がつづった文章や気持ち。
享年26歳のニッポン男児。
このすばらしい図書館とともに、僕は忘れません。
武雄市図書館の前にあった参院選の看板
▼公式サイト
武雄市図書館
▼平成17年(2005年)福岡・佐賀・長崎旅行
長崎・佐世保 「昭和43年1月、エンプラ事件」 の現場へ行ってきました。
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