夜の唐人屋敷跡でロウソク祈願四堂巡り!長崎ランタンフェスティバル 唐人屋敷会場
土神堂、天后堂、観音堂、福建会館がライトアップされたランタンフェス唐人屋敷会場は幻想的な雰囲気で不思議な空間でした!冬の夜の長崎唐人屋敷、ステキ過ぎるぅ~☆
ライトアップされた土神堂
神秘的な土神堂のろうそく
土神堂近くの旧丸金温泉
福建会館前の階段
新地中華街のランタン装飾
令和2年(2020年) 1月31日 村内伸弘撮影
唐人屋敷
唐人屋敷は鎖国時代、中国から貿易のために長崎に来た人たちが生活していた所です。約 9400坪の敷地に長屋があり、2000人もの収容能力があったといわれています。今も、往時の面影を残すお堂があり、懐かしい町並みが魅力です。
ロウソク祈願四堂巡り
唐人屋敷にある四堂(土神堂・天后堂・観音堂・福建会館天后堂)を巡って、ロウソクをお供えすると願いが叶うといわれています。
※所要時間 20分程度
ロウソク祈願四堂巡りパンフレットより引用
ランタンフェスのメイン会場・湊公園から唐人屋敷跡(館内地区)は歩いて数分です。せっかく長崎まで来ているんですから、唐人屋敷会場にも足を伸ばしちゃいます。
唐人屋敷跡に向う途中のランタン灯籠
左下の「長崎」という字がいつ見ても格好いいです!
唐人屋敷象徴門(大門)をくぐります
メイン会場周辺とはうって変わって人がいません。静かです。
元禄4年(1691年)に建てられた土神堂(どじんどう)
館内市場の一角・土神前のロウソク販売所でローソクが売っていました。
ここでローソクを買いました。
土神堂のひょうたん型のランタン「萬事如意」
おーーっ!
ライトアップがめっちゃステキです!!!!
土神堂(どじんどう)
土神堂
日本に渡ってきた中国の人々が、故郷から遠く離れた唐人屋敷での無事な暮らしを祈願して、元禄4年(1691年)に土神様をおまつりしたものです。
長崎の唐人たちの夢の跡
うつくしいです・・・(ため息)
土神堂のお堂の中
買ったろうそくに火をつけてお参りします
赤は幸福を象徴する色です
静寂に支配された空間で点る赤いろうそくの炎は、僕の心に染み入ってきました
"豊作の神様" 土神さま(福徳正神)
ゆらゆらとゆらぐ炎
土神さまのご尊顔 ステキです・・・(再びため息)
土神堂のお堂から門(入口)の方を見た光景
天后堂に向かっていきます
土神堂脇の坂段市場
振り向くと旧丸金温泉の昭和レトロな建物がノスタルジック過ぎて、素晴らし過ぎます(涙)
こういう観光地化されていない、人々の生活がそのまま残っている場所がお祭りの場所になっているのは長崎らしいです。
あっという間に天后堂(てんこうどう)に到着
天后堂(てんこうどう)
天后堂
中国南京地方の人々が、航海の無事を祈願して、元文元年(1736年)に航海安全の神様とされる天后聖母(媽祖様)をおまつりしたものです。また、このお堂には関帝(三国志の関羽)もおまつりされていて、関帝堂とも呼ばれています。
元文元年(1736年)に建てられた天后堂
ライトアップされていてやはりとってもキレイです
「普天慈母」という額が上に掲げられています。媽祖様(まそさま)が祀られています。
天上聖母=媽祖様(まそさま)のご尊顔
穏やかな表情です
長崎燈會スタンプラリー ガイドマップ
僕は参加してませんが、こういうスタンプラリーに参加すれば、長崎の街をくまなくめぐれますよ。ぜひ、ご参加ください。
うつくしい光に心が静まります
天后堂の媽祖様(まそさま)を更に激写っ!
航海の神様(女性神) 媽祖様
続いて、観音堂に向かいます
ちらほらと人が歩いていますが、やはり静かです。ひっそりとしていて、逆にとても不思議な感じを受けます。唐人屋敷跡、ランタンフェスティバルの穴場です!
すごいです!
このランタンの道の一番奥が観音堂(かんのんどう)です。
見えますか?唐人屋敷時代から残るアーチ型の門が見えています!!
観音堂のアーチ型の門
観音堂(かんのんどう)
観音堂
観世音菩薩と関帝がまつられています。観世音菩薩は慈悲深く、子どもを抱いています。また、関帝はそろばんの発明者とも言われ、商売繁盛の神様としておまつりされています。
元文二年(1737年)に建てられた観音堂
ここもライトアップされてうつくしいです!
ここ観音堂も赤いろうそくから発する白オレンジの明かりがファンタジックな空間を演出しています
関帝(関聖帝君/かんせいていくん)
観音堂でももちろんお祈りをします
写真中央: 子どもを抱いた慈悲深い観世音菩薩
写真中央:千手観音菩薩像
最後に福建会館に向かいます
冬の唐人屋敷跡、どことなくシットリとしています
しっとりとした夜を僕は感じています・
ここ長崎で、今僕はしっとりと夜を過ごしています。
福建会館に到着
ライトアップされた福建会館
福建会館天后堂(ふっけんかいかんてんこうどう)
福建会館天后堂
福建会館は、明治元年(1868年)、福建省出身の貿易商たちの経済団体として、創設されました。福建会館天后堂は、この団体によって建てられ、航海安全の神とされる天后聖母(媽祖様)がおまつりされています。
福建会館にも媽祖様(まそさま)がいらっしゃいます
静寂が支配する中で僕は媽祖様にお祈りしました
前回お参りした時はこの赤い服の媽祖様の前に、オレンジ色の服を着た媽祖様がいたんですが、今回はランタンフェスティバルの媽祖行列に参加するため "ご不在"のようでした(笑)
▼お留守だったオレンジ色の媽祖(まそ)様
福建会館のお堂から門(入口)の方を眺めた様子
福建会館の境内には天女のランタンオブジェがありました
すごーーい!!
まばゆいばかりに光る福建会館
夜の唐人屋敷跡、すばらしかったです!!
言葉では表わすことができない不思議な不思議な空間でした。
新地中華街
夜も遅くなり、人出は既にひいてました。
わお!だからこんな写真が撮れました。
中華街のランタンも人がいなくなると、シットリしてますね(^^)
このシットリ加減はすごいです!!
よかった~ 長崎に来て!!
春節月餅 1本1000円
考えましたねw
ランタンだけ 1本で 3種類の味!
1.黒あん+木の実、 2.黒あん、 3.蒸し粉あん+木の実
皆さん、僕が買ったかどうか?
わかりますか?
ハイ!もちろん買いました(爆笑)
桃色ランタンの銅座川もキレイ
ありがとう長崎。うつくしい長崎。
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