名著「忘れられた日本人(宮本常一)」に深く驚嘆!感激!

「忘れられた日本人」 - 宮本常一の最高傑作

「忘れられた日本人」著者:宮本常一(つねいち) 岩波文庫

読破した名著「忘れられた日本人」
著者:宮本常一(つねいち)  発行所:岩波文庫 - 青帯



「人間(にんげん)」や「日本人」のことを知ろうと思って、宮本常一さんの「忘れられた日本人」を読破しました。下手な小説を読むより断然おもしろいです!っていうか、この本の中の "忘れられた日本人"たちは実にたくましくて、おおらかで、親切で、生き生きとしてて、鮮やかで、温かくて、スケベで、ずるくて、人間っぽくって最高でした。この本に登場してくる無名の庶民たちは誰も彼も、どことなくユーモラスで、どこかぬけたところがあって、愛くるしいんです。


教科書で習う日本史とはまったく違いますが、前に読んだ本「人口から読む日本の歴史」の感想文でも書きましたが、これこそが本当の日本史であり、本当の日本人の物語だと思います!明るくて、したたかで、計算高くて、微笑ましくて、どうしようもなく子どもっぽい先輩たちの一生に心から拍手を送りたいと思います。そして、同じく草葉の陰にいる著者の宮本常一さんに対しても大きな拍手をしたいです。


この本を読んで僕は日本人の持つやさしさや道徳心が本書の随所に描かれていて心打たれました。昔の人はこんなにやさしかったんだ、こんなに自然と一体になって生きていたんだ。いやいや、人間って、いつの時代も変わらないんだ。って強く感じました。ホント驚きです。たぶん、人間は変わっていない。時代が変わっても、人間はあんまり変わらない。今までも、これからも人間は人間のまま変わらない。僕はこの幾つもの人間ドラマを読み終えてそんなことを感じました。


この本に出てきた "忘れられた日本人"たちはもう一人残らずあの世へ行っちゃいました。「忘れられた日本人」は、一生がある日突然、またはいつの日にか静かに終わってしまうことを僕たちに教えてくれています。


いつの時代も人生は冒険で、活劇です!僕ら平成の日本人もみんなそれぞれ自分の一生を大いに楽しみましょう。僕のブログを今読んでいるあなた!あなたは明日、死んじゃうかもしれませんよ~、わかんないですよー(笑) 複雑な人間関係の中で間違いなく、またたく間に年は過ぎていってしまいますよ~ あなたも僕も、しょせん平成の "忘れられた日本人"なんですから、やりたいことやっちゃいましょう。100年後の人たちはあなたや僕たちのことはどうせ "忘れて"しまいますので。


それでは、ぜひみなさん、この「忘れられた日本人」をお正月にでも読んでみてください。この本には好き勝手やる奴もいますし、人助けする奴もいますし、人殺しする奴もでてくるんですが総じていうとまあ人間って悪くないな、という気持ちで新しい年が始められますよ♪♪ 人間、日本人、命といったキーワードが好きな人が読めば、必ず感動するはずです。人間が愛(いと)おしくなるはずです。本当に、本当に、本当に素晴らしい作品です!最大級におすすめします!!
※R17とか R18ぐらいです。小・中学生は不可



忘れられた日本人 宮本常一著

忘れられた日本人 - 宮本民俗学の代表作

宮本民俗学の代表作「忘れられた日本人」


昭和14年以来、日本全国をくまなく歩き、各地の民間伝承を克明に調査した著者(1907‐1981)が、文化を築き支えてきた伝承者=老人達がどのような環境に生きてきたかを、古老たち自身の語るライフヒストリーをまじえて生き生きと描く。辺境の地で黙々と生きる日本人の存在を歴史の舞台にうかびあがらせた宮本民俗学の代表作。


目次

対馬にて

村の寄りあい

名倉談義

子供をさがす

女の世間

土佐源氏

土佐寺川夜話

梶田富五郎翁

私の祖父

世間師(一)

世間師(二)

文字をもつ伝承者(一)

文字をもつ伝承者(二)


どの章も面白かったんですが、飛び抜けて面白くて、心に染みたのが「土佐源氏」です。土佐(高知)の山中・檮原村の橋の下に小屋掛けして住んでいた盲目の"土佐源氏"が若い頃、おかたさまを近くで見てあることに気づいたシーンはとびっきりやさしくって、読んでいて胸が張り裂けんばかりでした。


わしはなァその時はっと気がついた。「この方はあんまりしあわせではないのだなァ」とのう。



それからこの本の中で老人達が語っていることは、大体江戸時代末期から明治・大正時代のことなので、その頃の風習やその頃使われていた僕らが知らない言葉などが随所に出てきていてそれもとっても楽しかったです。この本を読み終えて、夜の街を歩いていたらなんだか平成の八王子が江戸時代や明治時代になったような気がしてきました。もし、タイムスリップができるなら、明治の青年になりたいなあ~


村の内が栄えるのが一ばん良い事

村の内が栄えるのが一ばん良い事

   ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

村内栄一 - 村の内が栄えるのが一ばん良い事

村内栄一 - えるのがばん良い事


村内伸弘の曽祖父・村内栄一(むらうちえいいち)

僕の曽祖父・村内栄一(むらうちえいいち)


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