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村内 伸弘(むらうち のぶひろ)村内伸弘の彼女

仏教学不朽の書「慈悲(じひ)」中村元。人生や生命について深く考えている方々へおすすめです!

一切の生きとし生けるものに対する無量のあわれみ、いつくしみ。「稀代の仏教学者が追究した仏道の根本概念 その出発点にして到達点。他者へのあたたかな共感がここにある。」

「慈悲」中村元 講談社学術文庫2022 講談社

「慈悲」中村元 講談社学術文庫2022 講談社



これはすごい!
メチャクチャすっごい本でした!!!!


人間や命について深く考えている方々に超おすすめです!


この本を繰り返し繰り返し読み込んで、その教えを実践することがすべてです。この本の中で中村元先生は何度も何度も「慈悲」の意味を説明してくださっています。この「慈悲」こそが自分や他人、そうすべての生きとし生けるものの人生や生命を輝かせることになるのです!!


僕は先日、電車の中で読みました。


「慈悲」中村元

電車の中で心整えて読みました。電車の中って、意外と集中できますよね。


「慈悲」中村元

慈悲(じひ) 中村 元 / nakamura hajime


広辞苑では「慈悲」をこう説明しています

慈悲(じひ)

1. 仏・菩薩が衆生(しゅじょう)をあわれみ、いつくしむ心。一説に、衆生に楽を与えること(与楽)を慈、苦を除くこと(抜苦)を悲という。特に大乗仏教において、智慧と並べて重視される。

2. いつくしみあわれむ心。なさけ。慈悲心。

広辞苑より引用



そして、この内容紹介がスゴすぎます!
この紹介文の濃さ!ムダな言葉が一つもありません。この格調高い内容紹介は僕が手にした稀代の名著の素晴らしさを余すことなく伝えきっています。


この内容通り、"中村元先生の書籍「慈悲」は仏教学不朽の書である"と言い切ってしまって正しいです。僕自身もこの本は前述の吉田松陰の「留魂録」や道元(懐奘)の「正法眼蔵随聞記」などと並ぶ "座右の書"となりました!!!!


友愛の念「慈」、哀憐の情「悲」。生きとし生けるものの苦しみを自らのものとする仏の心

「慈悲」の内容紹介

友愛の念「慈」、哀憐の情「悲」。生きとし生けるものの苦しみを自らのものとする仏の心、そして呻き(うめき)や苦しみを知る者のみが持つあらゆる人々への共感、慈悲。仏教の根本、あるいは仏そのものとされる最重要概念を精緻に分析、釈迦の思惟を探究し、仏教精神の社会的実践の出発点を提示する。仏教の真髄と現代的意義を鮮やかに描いた、仏教学不朽の書。



僕がこの本の中ですばらしいと思ったことをいくつか抜き出して、まとめてみます。ぜひ、この "仏教学不朽の書"を買う前の参考にしてみて下さい。


というかこのまとめを読んだら、あなたはこの「慈悲」を買わざるを得なくなる 笑


最高の本ですよ、この本は!!



講談社学術文庫「慈悲」  まとめ

・慈悲は仏そのもの、慈悲は仏教そのもの。
・慈は父の愛、悲は母の愛(日蓮)
・慈悲とは愛の純粋化されたもの
・身を犠牲に供することで慈悲行は完成される
・一切の生きとし生けるものを救おうとする慈悲心に基づく誓願は「悲願」と呼ばれる
・自他一如 - 自他おなじく利するなり(道元)
・汝の隣人を愛せよ(キリスト教の聖書)
・慈悲とは自己を捨てて全面的に他の個的存在のために奉仕することである。
・最高神の愛は、敵にも味方にも等し(バガヴァッド・ギーター)
・慈悲は、愛憎の対立を超えた絶対の愛である。ひとを憎むということがない。
・一切の生きとし生けるものはわが子なり(釈尊/ブッダ)
・仏教で説く慈悲は、他の宗教、諸哲学で説く愛・友情・仁などの純粋化・完全化されたもの
・他人を献身的に愛するということは、他人の苦しみをおのが身に引き受けるということに至って極まるに至る
・慈悲の完全な具現者は仏。仏は大慈悲そのもの。
・慈悲行以外に仏教はありえない
・忍性は慈悲行に身をささげていた ※忍性=鎌倉時代の律宗の僧
・犠牲的奉仕
・慈悲の実践はひとが自他不二の方向に向って行為的に動くことのうちに存する。




「慈悲」中村元 講談社学術文庫2022

講談社学術文庫2022 「中村元 慈悲」


講談社の学術文庫は、知識の泉です。20代の頃からこの学術文庫の本を一体何冊読んだのだろうか!?僕の座右の書「留魂録」も学術文庫の一冊です。

講談社学術文庫1565「吉田松陰 留魂録」

全訳注  古川薫  吉田松陰 留魂録

【追悼】直木賞作家 古川薫さん 吉田松陰の「留魂録」は激動する21世紀の春夏秋冬を生きつつある若い世代に、今こそ味わってもらいたい大文章である。


中村元の略歴

中村元(なかむらはじめ) 略歴


電車の中で重要なページの隅を折っていったらこんな感じになりました!!



本書の原本は昭和31年(1956年)に平楽寺書店より刊行されたそうですが、令和元年(2019年)の今現在もまったく内容は色褪せていません!色褪せていないどころか、燦然と光り輝き続けています!!


生きとし生ける者やそのいのちをより深くより広く洞察したいと考えている方はぜひお手にとって読んでみて下さい。座右の書にして常に読み返してみて下さい。




▼参考: 台湾佛光山  星雲大師の法語カード

南無大慈大悲(なむだいじだいひ) - 台湾佛光山  星雲大師の法語カード

南無大慈大悲(なむだいじだいひ)



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