江戸・神田散歩!坂本龍馬が通ったお玉が池・千葉周作道場跡(玄武館跡)、長崎屋跡など
お玉ヶ池に行きました!江戸三大道場であり、剣術修行のため江戸に出てきた龍馬が門下生となった北辰一刀流の開祖 "幕末の剣客"千葉周作の道場に行ってきました!
「坂本龍馬」という名前が刻まれた千葉周作先生玄武館の址の碑
千葉周作の名が見える嘉永3年(1850年)の切絵図
平成31年(2019年)4月13日 村内伸弘撮影
坂本龍馬が通っていた剣術道場の跡が神田にあります。龍馬が歩いた場所が東京の神田にあるってことです。お玉が池ってどこにあるんだろう?と前から思っていたので、今回思い切って出掛けてみました。
要するに江戸散歩です!神田散歩です!
どうぞご覧ください。
都営地下鉄の岩本町駅に貼ってあった「東京」のポスター
やっぱり東京って "クール”ですよね!東京はイカしてます!
地下鉄の駅から地上に出ます
お玉が池に行くには 岩本町の A1出口が最寄です。ネットで調べときましたから間違いないですw
さあ、坂本龍馬の青春時代へレッツゴー!!
都営地下鉄 岩本町駅 A1出口
JRだと秋葉原駅とか神田駅の近くです。ですので、アキバや神田からも余裕で行けますよ~
千葉道場跡(玄武館跡)はこの地図でどこかというと、郵便局という文字の部分あたりです。岩本町の A1出口を出て右に行き、交番のところで時計の 5時の方向に斜めってる道(一八通り)に入ればすぐです。
もっと簡単に言うと、神田須田町郵便局の真裏です。
この写真は千葉道場跡に向かう前に、ちょっとだけ左のアキバ方面に行ってみた道です
靖国通り
平永橋架道橋下にこんなアートがありました
(この場所は千葉道場に向かう途中とは別の場所です)
岩本町駅 A1出口に戻ります
ここからが正しい道です。岩本町の A1出口を出て右に行くと岩本町の交番があり、そこから一八通りがあります。
一八通り(いっぱち通り)
一八通りに入れば、あとはホントすぐです。
お玉が池・千葉道場跡(玄武館跡)
千葉道場ありました!!千葉周作道場跡(玄武館跡)
玄武館・遥池塾跡
玄武館・遥池塾跡
玄武館は、北辰一刀流開祖の千葉周作が開いた北辰一刀流の道場です。1822年(文政5年)、日本橋品川町に創立された玄武館は、その後神田お玉が池(現在地)に移転します。練兵館、士学館と並び、幕末の江戸三大道場の一つに数えられました。
玄武館の西隣には、1821年(文政4年)、儒学者の東条一堂が儒学と詩文を教授するため開いた遥池塾(ようちじゅく)がありました。一堂は、京都の皆川淇園の下で儒学を学んだ後、江戸でも亀田鵬斎に師事して儒学を修めました。
玄武館・遥池塾の位置を示した嘉永3年(1850年)の切絵図
確かに千葉周作と東條文蔵(一堂)の名が見えます!
幕末の剣豪・千葉周作です!!
武尚文右(右から読み 右文尚武/ゆうぶんさぶ)
右文尚武の石碑
文武両道とか文武両道で天下を治めるといった意味です
東條一堂先生遥池塾の址(跡)
千葉周作先生玄武館の址(跡)
「千葉周作先生玄武館の址」
千葉周作先生は幕末に於ける剣道の達人で、寛政6年正月元日宮城県栗原郡郡花山村に生まれた。幼時父幸右衛門に北辰夢想流の剣法を学んだが、後松戸の住人浅利又七郎義信の門に入って小野派一刀流を修め、更にその師中西忠兵衛に従って秘術を授かり、心氣力三者一致の妙諦を悟るに至った。ここに夢想流と一刀流とを取捨折衷して、最も実用に敵する組型を創定しこれを北辰一刀流と称した。
玄武館を神田お玉が池に開き桃井春蔵、齋藤彌九郎の塾と名を齋しくも江戸の三大道場いわれた。後に水戸藩主徳川齊昭、慶篤の二公に仕えたが期する所は人材の養成にあった。弟子数千人、中には海保帆平、櫻田良佐、庄司辯吉等知名の剣客がおり、また坂本龍馬、清川八郎等の勤王家も輩出した。安政2年12月10日病没。享年62。墓は豊島区巣鴨本妙寺に在る。先生人となり、剛毅風貌魁悟、身長六尺に近く、眼光炯炯として人を射、犯すべからざる威厳があった。
坂本龍馬!!の名前を発見~ん!!!!
厳密にいうと坂本龍馬が剣術修行したのはこのお玉が池の玄武館(大千葉)ではなく、千葉周作の弟である千葉定吉の桶町千葉道場(小千葉/東京都中央区八重洲)だったようです。
但し、この玄武館でもちょくちょく稽古したそうでから、いずれにせよ若き日の龍馬がこの辺りを闊歩していたことは間違いありません!!
もちろん、"龍馬の恋人" 千葉さな子もこの界隈を竹刀片手に歩いていたかもしれません。いや、ひょっとすると龍馬と 2人で一緒に歩いたのかもしれません。
お玉が池に来てよかったです!
龍馬や佐那の青春と出会えました!!!!
千桜百年の碑
防災用井戸(この水は飲めません)
千葉道場とお別れします
一八通り脇にあったお玉が池近くの地図
さあ、これから長崎屋跡に向かいます、神田や江戸の様子をしばしお楽しみください
東京には古い建物がまだまだ残っています
神田ふれあい通り
この道をまっすぐ行くと JR神田駅です
東松下橋架道橋
レンガの壁がメッチャいい感じです(^^)
日曜日だからでしょうか?街には人があまりいません。
貼紙禁止 新橋保線区長 万世橋警察署長
今通ってきた架道橋の上を中央線が通りました!思わず振り返ります!!
空も青くって気持ちがいいー♪♪
中央通り
福尾商店 あんみつ・くづもち・ところてん
うまそー!明治19年創業らしいです。江戸ではないけど、明治~ 笑
これまた古そうな建築を見つけました!
黒い壁と緑色のテントのコラボに大感激!見事な色彩を大激写~!!
おっ!なにやら小さな神社があるようです。行ってみましょう~
道端のプランターのお花もキレイです♪♪
この神社も間違いなく江戸時代からあったっぽいですね。もしかすると龍馬や佐那もこの神社の前で何かをお願いしたのかもしれません。
松尾神社というようです
千代田区も奥が深いですねっ
ブラタモリの世界ですw
一八通りに面した八ッ手屋(やつでや) 千代田区神田司町
建物も味わいがある!大正初期の建物だそうですっ 大正~!!
神田児童公園に向かう脇道
千代田区立千代田小学校
これなんと小学校の校舎みたいです!威容を誇ってます!!大学って言ってもおかしくないような立派な建物です。さすが千代田区~☆
変なラーメン屋(爆笑) 生姜人間?www
お弁当 神田 うお幸(うおこう) という部分がレトロ感たっぷり~
この建物コンビもイケてるぅー
令和元年きたー!!
神田っ子は祭り好きですね!
中神田 13か町 連合神輿渡御
江戸の匂いがプンプンしてきます!!
この右側の建物もいい味出してるなぁ~
まだ東京には江戸が残っているんですね!
千代田区はもうビジネス街なんですね。人がとにかく少ないです。店もあんまり開いていません。
このビルも個人的には好みです(笑)
美土代町の交差点
ロッケンロ~ル!!掲示板に貼ってあったオールディーズの宣伝
学習院(華族学校)開校の地
明治天皇、皇后両陛下がこの地にいらっしゃっているようです
巨大なクレーン
長っ!
青空の下、大活躍のクレーン君。がんばれーっ
すごい高ーい
見事な緑!街角の新緑が目にまぶしいです!
真ん中にそびえているのは JP(日本郵便)の本社
鎌倉橋の交差点
外堀通り
おなかが空いた~
ということで、どこかで何かを食べようと考えながら歩いていたんですが、日曜日ということもあってなかなか開いている店が見つかりませんでした。
ですが、僕の目の前にこの看板が現れました!ここしかな~~い!!
本日の定食 長崎チャンポーーン 750円
目が回るような螺旋階段を下ります
長崎チャンポン!まさか神田で長崎チャンポンを食べることになるとは(笑)
この長崎チャンポン、めっちゃ美味しかったです!
みなさんも神田に来たら、チャンポンですw
神田祭のお神輿
コーヒーハウス ロフト
この建物もシブい!!
中央区に入ります
もう結構歩いてますよ~ まだまだ歩きます
江戸通り、常盤小学校前を通過中
中央区立常盤小学校
中央区立常盤小学校の真新しい校舎
これ小学校ですよ!カッコよすぎます!!
さすが中央区!日本のど真ん中!!
まもなく JR新日本橋駅です
新日本橋駅前の長崎屋跡を通り、この十思公園まで行く予定です
十思公園は吉田松陰先生終焉の地です。
長崎屋跡
JR新日本橋駅
出口近くに長崎屋跡の看板がありました!!
日本橋室町四丁目みたいです
長崎屋跡!
皆さん、長崎屋ってわかりますか!?サンバード長崎屋のことじゃないですよw
よくコレを読んでみて下さい(^^)/
中央区民文化財
長崎屋跡
所在地 中央区日本橋室町 4丁目2番地付近
江戸時代、ここには長崎屋という薬種屋があり、長崎に駐在したオランダ商館長の江戸参府時における定宿でした。諸外国のうち、鎖国政策のため外国貿易を独占していたオランダは、幕府に謝意を表するために江戸へ参府し、将軍に謁見して献上品を贈りました。
江戸参府は江戸前期から毎年行われており、商館長の他、通訳、医師などが長崎からにぎやかに行列して江戸に来ました。しかし、経費の問題もあり、江戸中期からは四年に一回となっています。
随行したオランダ人の中には、ケンペルやツンベルク、シーボルトなどの医師がいたため、蘭学に興味を持つ青木昆陽・杉田玄白・中川淳庵・桂川甫周・平賀源内をはじめとした日本人の蘭学者、医師などが訪問し、江戸における外国文化の交流の場として、あるいは、先進的な外国の知識を吸収する場として有名になりました。この地は、鎖国下の日本における数少ない西洋文明との交流の場として貴重であり、区民史跡に登録されています。
平成21年5月 中央区教育委員会
長崎屋「画本東都遊」 葛飾北斎画
北斎が描いてます!この長崎屋のことを!!
それでは十思公園に向かいます
石町時の鐘 鐘撞堂跡
夜半亭 与謝蕪村居住地跡
時の鐘通りを歩きます
てん茂(てんも)
明治18年(1885年)創業の江戸前天麩羅のお店です
建物もそうですが、お店の前の柿の木がすばらしいです!!
カキの新葉がめちゃめちゃみずみずしいです!!
江戸前天麩羅、食べたいな~
江戸ってこういう老舗がところどころにあるんで、街歩きすると楽しいです!やっぱり、東京は江戸なんですね。
この床屋さんの外観もシャレオツ~☆
コレは看板建築ですね!前に築地散歩でたくさん見ました!!
この建物も情緒たっぷり!
時の鐘通りはここで終わり。昭和通りにぶつかりました。
うなぎ割烹 大江戸
首都高速1号線(上野線)
江戸通りと昭和通りが交わる交差点
刷毛・ブラシ 奈良ブラシ店
やばい!このブラシ店も外観見てるとうれしい気分です!!
そろそろ、僕が尊敬する吉田松陰先生終焉の地、十思公園に到着します
江戸散歩はたのしいです♪♪
▼今回の神田・日本橋散歩コース
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