しだれ桃 照手水蜜桃を地植えしました。自家結実性あり=1本で実をつけます
春に花を愛で、夏に果実を味わえる照手水蜜(てるてすいみつ)
照手水蜜桃の苗木
令和7年/2025年5月2日 村内伸弘撮影
照手水蜜桃の苗木の根
令和7年/2025年5月2日 村内伸弘撮影
川中島白鳳桃の受粉樹です!
10年前、熊野古道を歩いた時に「小栗判官と照手姫」の話を聞きました。今回桃の苗木を買おうと思ってネットを眺めていたら「照手紅」「照手桃」「照手白」「照手姫」「照手水蜜」という名前の桃があるのを知りました。正確に言うと、以前から存在は知ってたんで思い出しました。コレすべて照手姫の伝説にちなんで名づけられた桃なんです
もうこの照手姫シリーズしかないと惚れてしまい、「照手水蜜」をポチっちゃいました
枝垂れ性で生食可能な果実も収穫できる!昨年植え付けた長野の川中島白鳳の受粉樹として買ったんですが、やっぱり受粉樹と言えども、実がなるにこしたことはないですもんね(^^)
果樹を植えるのって楽しいんです!
皆さんにもこの楽しさをご覧いただきますね!!
ハナモモ 照手水蜜(てるてすいみつ)
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春に花が美しく、夏に果実が楽しめる、生食可能な果実がなるハナモモです。樹型も枝垂れ性なので、樹型管理が簡単で、家庭果樹として最適です。平成2年/1990年10月6日に登録されました。登録番号第2406号
神奈川県農業技術センター ホームページより引用
▼5月2日の照手水蜜桃
照手水蜜の苗木
苗木が届いた日が大雨だったのでラッキーラッキー超ラッキー
ポットに水を注ぎこんでそのまま激しい雨の中にさらしておきました
僕もそうなんですけど、植物好きの人って雨が大好きなんです
水やりしなくっていいし 笑
植物たちはぐんぐん成長して伸びていくし♪♪
照手水蜜の葉っぱ
みずみずしいです!実にみずみずしいです!!!!!
照手水蜜の主幹
うつくしいです!!
照手水蜜の接ぎ木部分
たっぷり水をしみこませて、明日朝の植え付けに備えます
ちなみに開花期は4月、収穫期は7月。7月には小ぶりの甘くておいしい実がなるってダンボールの中に同梱されていた紙に書いてありました。期待MAXです!!
耐暑性、耐寒性も 3つ星になっていて、ここ八王子なら問題なさそうです
▼5月3日の照手水蜜桃
朝4時半、居ても立っても居られませ~ん!
目が覚めて、さっそく照手水蜜の植え付けです。雨も上がっていました!早朝で気温も低いです。地植えなので土も湿っていて根が活着しやすいはずです。条件最高です
この場所に地植えします
段々になっている場所なので水はけもよいと思います。風通しもよい場所です
昨日の夜のうちに穴は掘っておきました
穴のサイズをもう少しだけ大きく調整します
ビニールポットに切り込みを入れます
崩さないでポットから抜けました
苗木、掘った穴にスッポリ入りましたよ
小さい苗木なので根っこはほぐさずそのまま入れてしまいます
土が湿ってて真っ黒。アッという間に活着すると思います
根元からも枝が生えてきています。胴吹き枝かな?ひこばえかな?
でもこの枝は貴重。うまく伸ばして僕ならではの個性的な樹形に仕立ててみたいです
植え付け完了した枝垂れ桃 照手水蜜
植え付け終わりました~☆
土は充分湿っていますが、念には念を入れてたっぷり水を撒きます
夜9時半、もう一度水を撒きました
写真右が僕が植え付けた照手水蜜です
ホースを使ってバンバン撒いておきました
闇の中で輝く照手水蜜キレイでした♪♪
▼5月4日の照手水蜜桃
朝7時の照手水蜜
水をたくさん上げたので葉っぱ元気になった感じです!
22時過ぎ
植え付け場所をちょっとズラしました。土がついた根鉢(ねばち)のまま慎重に移動させました。掘り上げてすぐに土に戻したので大丈夫だと思います。根の周りの土を密着させて、しっかり水を与えました。
ネットを見ていたら意外と樹冠が大きくなるかな?と感じて、将来的なスペースを考慮して決断しました。植え付け後、2日も経っていないタイミングの移植なので問題なく活着すると思っています
▼5月5日の照手水蜜桃
写真左方向へ樹冠の中心を持っていきたいので、バランスをとるために右に重心をかけた形で再植え付けしました
移植した照手水蜜桃
▼5月6日の照手水蜜桃
移植翌日は大雨だったので、ツイてます。これで活着間違いなし!
この桃、照手水蜜は「自家結実性あり」なので、1本だけで実をつけます。この場所のすぐ近くで長野の名白桃、桃の女王・川中島白鳳を鉢植えしてますので、受粉樹としても活躍してくれて、川中島白鳳も実がなりやすくなるはずです!しばらく経ってみないとわかりませんが、相互受粉のある程度は期待できると思います。これで様子を見てみます。両方を大切に育てます!!
桃栗三年柿八年
3年後にはどうかおいしい桃がなりますよーに(^^)
照手姫(てるてひめ)の伝説
照手姫が動かぬ小栗判官を湯の峰温泉に乗せてきた車を埋めた車塚
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車塚
えいさらえい、えいさらえい、えいさらえい
小栗を乗せた車は、相模の国から紀伊の国湯の峯へ
「一引ひけば千僧供養、二引ひけば萬僧供養 南無阿弥陀仏、一遍」
と記した土車(土を運んだ木車)を村人は一遍上人の徳を偲んで村境まで引いたとある
小栗判官伝説 物語について
およそ600年の昔、戦に敗れ常陸の国(茨城県)に逃れた小栗判官は、相模の大富豪、横山家の長女 照手姫と出会い恋におちます。しかし二人の関係に立腹した横山家は、小栗判官に毒を飲ませ殺してしまいます。
地獄に落ちた小栗判官は閻魔大王の同情をかい、蘇生への道として餓鬼阿弥の姿に変えられ現世に送り返されました。
哀れな姿で倒れていた小栗判官は通りかかった高僧に助けられ、木の車に乗せられて熊野の湯の峰を目指します。
小栗の首には高僧により「一引き引いたは千僧供養、二引き引いたは万僧供養」と書かれた札が下げられました。
一方、照手姫は恋人を失った上、兄弟の策略により流浪の身となっておりました。ある時、首から札を下げた餓鬼阿弥を見て、亡き小栗判官の供養になればと湯の峰へ参詣の旅に旅立ちました。
長い旅路の果て、ついに湯の峰に辿りついた照手は餓鬼を四十九日の間つぼ湯に浸けて湯治させたところ、なんと元の小栗判官の姿に戻ったというお話です。
湯の峰には今も、照手姫が引き続けた木の車を埋めたと云われる「車塚」や、見事蘇生を果たした小栗判官が力試しに持ち上げたとされる力石が残されています。
熊野本宮観光協会ホームページより引用
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