永観堂の見返り阿弥陀!「永観、遅し」京都・禅林寺で慈悲の阿弥陀如来立像に出遭う
みかえり阿弥陀さまの慈悲のかたち、慈悲深い姿。永観堂禅林寺のご本尊は、首を左にかしげ、微笑みをたたえながら振り向いておられます。
「永観、遅し」永観堂の見返り阿弥陀 77cm 平安後期~鎌倉初期
真正面からおびただしい人々の心を濃く受けとめても、なお正面にまわれない人びとのことを案じて、横をみかえらずにはいられない阿弥陀仏のみ心。
永観堂ホームページより引用
永観堂(えいかんどう/禅林寺)
永観堂阿弥陀堂と飛行機雲
永観堂阿弥陀堂(右)と桜
永観堂の桜
平安神宮の大鳥居
令和5年(2023年)3月22日 村内伸弘撮影
みかえり阿弥陀と永観律師
永保2年(1082年)2月15日早朝。阿弥陀堂に人影がうごく。夜を徹して念仏行に励んでいる僧侶がいるらしい。
東の空がしらじらとし始めた。ふっと緊張がとけた一瞬、僧は息をのんだ。自分の前に誰かがいる。それが誰か気がついて、足が止まった。
「永観、遅し」
ふりかえりざま、その方は、まっすぐ永観の眼を見つめられた。
永観堂禅林寺のご本尊は、首を左にかしげ、ふりむいておられます。ほんの少し開かれたお口。お顔全体にただよう穏やかな微笑み。それは遠い昔、永観律師を励まされた時のまま。阿弥陀さまの慈悲のかたちがこれほど具体的にあらわされている仏さまは例がなく、「みかえり阿弥陀」と呼ばれ、広く知られています。
現代の私たちが、みかえり阿弥陀のお姿に教えられるもの、それは、遅れる者を待つ姿勢、思いやり深くまわりをみつめる姿勢、そして自分自身をかえりみ、人々とともに正しく前へ進む姿勢。それはまた、阿弥陀さまの私たちへの想いなのです。
永観堂パンフレットより引用
旧暦だと思いますけど、2月15日って、僕・村内伸弘の誕生日なんです!なにか不思議なご縁を感じます。。。
令和5年3月22日朝7時半、京都光にあふれてる!!
京阪電車で琵琶湖から京都へやってきました
東山駅で京阪を下りると、京都はまばゆいばかりの光にあふれていました!!
平安神宮大鳥居
鮮やかな朱塗りの橋!慶流橋から見た鴨東運河(おうとううんが)=琵琶湖疏水(びわこそすい) ※開渠
慶流橋
手前は神宮道(じんぐうみち)
鮮やかな朱塗りの鳥居!平安神宮大鳥居が目にまぶしい♪♪
岡崎公園(ワグネル広場) ゴットフリード・ワグネル博士顕彰碑
京都の旅と WBC決勝戦が見事にぶつかってしまいました
スマホで WBC決勝(=大谷の躍動)を目に焼き付けます!!
史上最強の侍ジャパンをスマホで応援します!
日本世界一決定の後のお散歩
京都市勧業館 みやこめっせ横の鴨東運河(おうとううんが)=琵琶湖疏水
この日は暑かった~。自分に負けてタクっちゃったw
行先は今回の旅のメインである永観堂(えいかんどう)
まずは永観堂真ん前のお蕎麦屋さんで腹ごしらえ
店内で WBC世界一のニュースが延々流れていました。僕含めお客さんみんなが見てましたw
仲間が注文したにしんそば
「京都名物にしんそば!甘く煮たにしんとお蕎麦のコラボは京都でしか味わえない一品です。」
僕は「のっぺそば」をたのみました
「しっぽくそばにあんかけが乗るとたぬきそばに変身!!」だそうです
まあまあのお味でした。にしんそばの方がうまそうだったかなぁ~
永観堂は生まれて初めての参拝、こんな位置関係なんですね
それでは見返り阿弥陀さまにお会いします
永観堂 総門(出入口)
「みかえり阿弥陀如来」と彫られています
永観堂(禅林寺)
平安後期の永保2年(1082年)2月15日未明、念仏を唱えながら本堂を歩く修行をしていた永観の前に、本尊の阿弥陀如来が一緒に加わった。夢ではないかと立ち止まる永観に、阿弥陀如来は後ろを振り返り「永観、遅し」と発したと伝えられる。その姿を仏像にした「阿弥陀如来立像」(重要文化財)は、首を左に向けて微笑みを湛える珍しい逸品で、「みかえり阿弥陀仏」として親しまれる。
正面の山が美しく、長い参道も気持ちがいいです
永観堂幼稚園のポスター
永観堂 中門
永観堂 拝観券
永観堂 パンフレット
うつくしい桜が山の中腹で咲いています
放生池
池があるのにも気づきました
永観堂 大玄関(諸堂入口)
内部拝観はここから入るみたいです
永観堂 阿弥陀堂(本堂)
永観堂って、狭いのかな?って勝手に思ってましたが、どうしてどうして、お堂同士が廊下でつながっていて、すごい広かったです。喧騒から離れて静寂に包まれていて、中を歩いていてとても清々しい気分でした。
永観堂 御影堂
そして阿弥陀堂に入り、今回の旅の主目的「見返り阿弥陀さま」とのご対面~ん
小さかったです。
浄土寺(兵庫県小野市)の阿弥陀三尊立像とかと全然違って、とても小さく可愛らしい阿弥陀様でした。
しかも、横向いてる(笑)
今まで横向いてる仏像って見たことないかも????
説明の通りですが、この横向きの姿勢こそが "慈悲"なのです!!!!
「のぶひろ、遅し」お堂内は阿弥陀様のお顔の近くまで通路が設けられていたので、すごく近くで見返り阿弥陀さまのお顔を拝めました!!
青もみじ(もみじの新緑)やもみじ(もみじの紅葉)の時はメチャクチャ綺麗だと思います!また訪れたいお寺です♪♪
永観堂はお土産の売店もすごく小さかったです。せっかく見返り阿弥陀さまにお参りできたので、記念品を購入します
ここはもみじの永観堂♪♪
お土産で買ったみかえり阿弥陀さまのお写真。堂内の文化財の撮影は禁止だったので、コレで我慢してください(苦笑)
見事なお姿です!
横向いてる仏様って、たぶんこの永観堂のみかえり阿弥陀様だけじゃないでしょうか!
普通、真正面を向いてますよね!見返り美人とかよく言いますけど、見返り仏って非常に稀有な存在だと思います。
また、最初に書きましたが、この振り向ているお姿こそがすべての人に心を配る「慈悲」の象徴なんですよ!!実にありがたい仏様なんです、この永観堂のみかえり阿弥陀様は!!!!
慈悲深い見返り阿弥陀さま
・遅れる者を待つ姿勢
・思いやり深くまわりをみつめる姿勢
・自分自身をかえりみ、人々とともに正しく前へ進む姿勢
・愛や情けをかける姿勢
念願がかないました。物心ついてからの 40数年間、京都はホント何度も訪れていますが、永観堂は初めてでした。みかえり阿弥陀様ととうとうお会いすることができました!!
京都駅に向かいます
一番奥が永観堂
この辺りの散策もバッチリ京都です♪♪
うつくしい春の京都!!
3月にしては暑すぎる、、、またもや自分に負けて、上の場所から京都駅までタクシーw
でも、タクシーの運ちゃんが京都のこと、いろいろ教えてくれたんで良かったです。特に祇園祭のことを話してくれたので、祇園祭を見に行く時(今年行きたい!)に役立ちそう♪♪
真っ青な青空と陽光を浴びる京都タワー
タクって歩いていないのに、スイーツは食べちゃう 笑
モンブランは大好物w
このオレンジは撮っただけ
仲間が食べた抹茶パフェ
僕がたのんだピーチクリームソーダ
京都は喫茶やスイーツが最高ですよね!
見返り阿弥陀さまの慈悲の光を浴びた後、このモンブランはまた一段と美味しかったです。
京都、ハマりそう~(笑)
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