「人間万事塞翁が馬」の意味 → 人生の幸不幸は予測不可能、気にしない気にしない。
「人間萬事塞翁が馬」の読み方 → にんげん(じんかん)ばんじさいおうがうま
塞翁が馬=人生の幸不幸は前もってわからない
最近、僕が一番気に入っていることわざです。まずは皆さん、このことわざの意味をご覧下さい。
塞翁が馬(さいおうがうま)
塞翁が馬(さいおうがうま)
【意味】人生の幸不幸は前もってわからないものだから、その度に悲しんだり喜んだりすることはないということ。国境に住む老翁の飼いウマがいなくなったので村人たちが気の毒がると、翁は「なに今によいことがあるよ」と平気であった。すると、数か月後そのウマが駿馬をつれて帰ってきたので、村人たちが「よかった、よかった」と喜ぶと、翁は「また、なにか悪いことがおこるかもしれないよ」と、それを喜ぶふうもなかった。ところが息子がその駿馬に乗って落馬しびっこになってしまった。村の人が見舞いにいくと、翁は「いや、またなにかよいこともあるだろうよ」と平気だった。すると戦争がおこって、まともな人は皆つれていかれ大部分は戦死したが、翁の息子はびっこのおかげで徴兵をまぬがれて助かった。このように、翁には悪いことよいことが幾度かめぐってきたが、翁はその度に悲しんだり喜んだりするようなことがなかったという。
【出典】准南子。
【類語】人間万事塞翁の馬。禍福はあざなえる縄の如し。
暮らしの中のことわざ辞典より引用
人間万事塞翁が馬(にんげんばんじさいおうがうま)
人間万事塞翁が馬(にんげんばんじさいおうがうま)
【意味】人生の吉凶禍福は予測できないものだから、災いも悲しむにあたらず福も喜ぶには及ばないということ。
【出典】綾鼓。毛吹草。
【類語】塞翁が馬
暮らしの中のことわざ辞典より引用
自宅で保存されていたのか?
または何年か前におばあちゃん家の倉庫整理をした時に出てきて、僕自身が捨てるのが惜しくてとっておいたか?
いずれにせよ、会社の机の後ろにこの昭和37年(1962年)初版発行のことわざ辞典がありました。
せっかくなので最初から最後まで読んでみたのですが、この島国で暮らした人々が幾時代もの間伝えてきたことわざの数々に僕は人間たち一人一人の人生の重みを感じました。僕が生まれる前に出版された 50年以上も前の辞典ですが、かえって当時の表現や言い回しなどが楽しめたのと「ああ人間っていつの時代も変わらないんだな」ってことに改めて気づけて良かったです!人々の暮らしと密接に結びついた素晴らしいことわざ辞典でした!!
こういう辞典を編纂するのはすごく地道で大変な作業だと思います。編者の故・折井英治(おりい えいじ)さんの頑張りに感謝感謝、大感謝です!!
暮らしの中のことわざ辞典 農学博士 折井英治編 集英社
農学博士 折井英治編
昭和37年/1962年 9月20日 初版発行
昭和45年/1970年 8月10日 33版発行
編者: 折井英治 発行者: 陶山巌 発行所: 集英社
33版も発行されてますから、当時のベストセラーだったのかもしれませんね♪♪
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