島原湊・坂本龍馬上陸の地の船だまりが埋め立てられてしまっていました。。。
龍馬が上陸した長崎県島原市船津地区の船だまりが埋め立て工事で消えました。。。湊新地遊廓跡の探索写真も有り
埋め立てられてしまっていた龍馬上陸の地
埋め立て前の島原湊(龍馬上陸の地)坂本龍馬が上陸した階段
眉山が見える湊新地町の漁港
令和2年(2020年) 7月20日 村内伸弘撮影
ショック・・・
前回 6月下旬に来た時にはまだ「坂本龍馬が上陸した階段」が残っていたのですが、ここ最近埋め立てされてしまったようです。。。
かんざらし屋「銀水」から歩いてその龍馬上陸の地へと向います。
長崎県島原市の船津地区を歩きます
こういう路地がうれしいです
「ぎょれん」という文字に歓喜します
味わい深い井戸もありました。井戸の石積みもいいですねー
猫がのんびり寝てました(写真右下)
島原鉄道の線路
島原鉄道の車庫がありました。すばらしい島原の空の表情にもご注目!
ちょっと歩いたら海が現れました
船が何艘も泊まっています
鳶(とんび)が悠々と飛んでいます
僕がこの場所に近づくと鳥たちが一目散に逃げていきました
鳥たちはこの死んだ魚を食べにきていたようです
レンガの建物
前回訪れた龍馬入港の地にたどり着きました
龍馬が歩いた道!龍馬入港の地モニュメント 島原湊(長崎県島原市湊新地町)
ここは今回目指している「上陸の地」ではなく「入港の地」です。「上陸の地」にはこれから向かいます。
升金の倉(旧升金商会事務所兼倉庫)
港町島原の繁栄の様相を物語る明治10年(1877年)頃の建築。湊新地で荷揚船積場に最も近い場所に立地していたそうです。
小さな港に船がたくさん泊まっていました
バックに眉山(まゆやま)が入ると、すべての写真が劇的になります!
写真中央の船に乗っていたおじさんが一瞬僕の方を見ました。
このおじさんとはこれで以後二度と会わないと思います。八王子に生まれた僕と、島原に生まれたおじさん。同じ時代、同じ国に生まれたのに、まったく違う人生を歩んでいることを痛感しました。
島原の小さな船だまりと寛政4年「島原大変」の時に大崩壊を起こした眉山(まゆやま)
絵画のような写真でしょ?島原は誰をも名カメラマンにしてくれるのです。
メッチャいい色の建物がありました(^^)
情趣のある家屋がたくさんあります。
船津地区には味のある建築がたくさん残っています
レンガの高い塀と青い空、白い雲
還浄(げんじょう)
※死んだ人が浄土にかえったという意味
島原市のホームページによるとこの辺りは湊新地遊廓という遊廓の跡地だそうです。
ここ新地は天然の良港があり、潮待ち風待ちの帆船が多い時には百隻にも及びました。こうした待ち船の船頭たちが陸に上がって遊んだのが新地遊郭のはじまりで、大変賑っていたそうです 。
島原市ホームページより引用
なるほど、当時の面影を残すそれっぽい古い建物が残っています。
ホラ!どことなく、雰囲気が残ってますよね~
この白黒のタイルが魅惑的~♪♪
志んちばし(新地橋)
新地って言ったら、飛田新地とか遊郭とイコールなことが多いですもんね。
新地橋
「新地橋」は内海である湊新地への入口に架けられており、石組の配色がモダンでとてもおもむきのある橋です。島原では数少ない石橋で、昭和24年には欄干の石張りなどが新しく改修され、現在でも地域の方々が利用しています。
このあたりは、寛政4年(1792年)の島原大変で眉山が崩壊したことによって生れた土地で、この時に多くの入り江や島(九十九島)が出来ました。
湊新地も九十九島の1つで明治3年(1870年)に向が島を取り込んで、およそ半年で陸続きに造りあげられたそうです。
その直後に「新地橋」が架けられました。橋の長さは 9.8メートル、幅 4.7メートル、高さ 4.6メートル。近くの山や島の石を使い、亀甲積みになっています。
島原市ホームページより引用
あれれれ・・・・
湊じゃなくなってるぅ。。。
せっかくたどり着いたんですが「龍馬上陸の地」が見事に埋め立てられてしまっていました(涙)
龍馬上陸の地
ココは先月までまだこういう船だまり風景だったのですが・・・
埋め立てられて完全に海じゃなくなってしまっています(泣)
龍馬の長崎初上陸の地は島原だった ~龍馬が歩いた島原街道~
埋め立てで龍馬の足跡は完全に消えてしまいました・・・
埋め立て前の坂本龍馬上陸の地
ながさき旅ネットより引用
ガビーーーン(泣)
島原湊龍馬館という建物が目の前にあったので中に入ってみました。
島原湊 龍馬館
建物の中には龍馬関係のいろいろなパネルがありました
坂本龍馬入港の地
坂本龍馬上陸の地
坂本龍馬上陸の地
坂本龍馬が勝海舟に同行し、初めて長崎を訪れたのは元治元年(1864年)。これより前、嘉永6年(1853年)には吉田松陰もここに上陸して長崎へ急いだ。
長崎での龍馬の活躍は広く知られているところだが、その第一歩は島原の地であった。
熊本から有明海を渡り、海の関所である「船番所」があった、この地に上陸した龍馬は、島原街道を歩いてその後の活躍の場となる長崎へと向かった。
「これより前、嘉永6年(1853年)には吉田松陰もここに上陸して長崎へ急いだ。」って書いてあります!吉田松陰先生もこの小さな港を通ったようです。これは初耳だし、大発見でした!!
下記の島原市の情報は南有馬の大江と書かれていて食い違ってますが。。。
吉田松陰の島原での足跡
嘉永3年(1850年)
12月2日 天草の二重から南有馬の大江に渡る
12月3日 原城跡を巡検する。
島原城下に入り、鉄砲町の宮川源之助を訪ねる。
12月4日 宮川度右衛門を訪ねる。
生駒勝助が来て、兵法について語り合う。
夜に再び宮川氏を訪ねる。
12月5日 豊嶋喜左衛門が来る。一緒に護国寺の三十番神に詣で、再び宮川氏を訪ねる
12月6日 宮川氏を訪ねる。夜、豊嶋氏が来る
12月7日 温泉岳に登る。小地獄の湯に入る。
12月8日 出帆しようとしたが、雨が降り、一日延期する。
12月9日 島原を出帆する。
島原市ホームページより引用
島原城下、繁華街
島原半島ちぢわ道
龍馬 長崎初上陸の地=ここが先程ご覧頂いた埋め立てされてしまった場所です
この船津地区は海抜が低く、浸水被害が多発していたそうですので埋め立ても仕方がないのかもしれません。
消える「龍馬上陸の地」 島原・船津地区 高潮被害で埋め立てへ 関係者「残してほしい」
明治維新の立役者、坂本龍馬の「長崎上陸の地」とされる島原市船津地区の船だまりが、来年度から市が行う埋め立て工事で消えようとしている。工事は有明海の高潮による住宅地の浸水被害を防ぐためだ。今年は明治維新から 150年。龍馬については、教科書からの掲載除外を提案する動きがあるだけに、島原の関係者からは「偉人ゆかりの地を残してほしい」との声が聞かれる。
龍馬は暗殺 3年前の 1864年、幕府の海軍を率いていた勝海舟に随行して熊本から有明海を渡り島原に到着。島原城下で休息し、島原街道を通って初めて長崎を訪れ、その後の亀山社中、海援隊設立につながったとされる。
市は 2010年の NHK大河ドラマ「龍馬伝」に合わせて島原を PRしようと、上陸場所に記念碑を建て、上陸当時に訪れた関所「船番所」跡地に立つ建物には龍馬の紹介スペースを設けた。船津地区外にある龍馬が休息した屋敷の門や、道中にのどを潤したと伝わる井戸などを含め、観光資源として活用してきた。
だが同地区は海抜が低く、大雨などで船だまりから海水があふれる事態が頻発。台風16号が襲った 12年9月には床上浸水74戸、床下浸水182戸の被害が出た。市は水害防止のため、総事業費 2億7200万円を投じて約4500平方メートルの船だまりを埋め立て、19年度をめどに多目的広場を造ることにしている。
2018年2月10日 西日本新聞より引用
龍馬の石段
島原の海岸にひっそりたたずむ石段があります。
その石段は坂本龍馬が降り立ったと云われている石段だそうです。
龍馬が最初に島原に来たのは、元冶元年(1964年)2月に勝海舟に随行して来たのが最初といわれています。
時はたち、角張っているであろうその石段は、幾重の波によって丸くなりながらも、今もなお、そこに存在し、龍馬への夢を語っています。
山崎本店酒造場ホームページより引用
ショックですが、せっかく島原に来ているので街並みを楽しみたいと思います。
この店もヤバいつくりですね!時計の針を逆に回して、このお店の中に入ってみたかったです!!
埋め立ての反対側にはまだ水が残っていました。
いいな~ こういう床屋さんって(^^)
幸屋(さいわいや)という旅館がありました。名前がいいな!「幸(さいわい)」ですからっ♪♪
ここにもまだ水が残って(溜まって)います。
タクシーを探すため島原鉄道の島原船津駅方面に向います。
正面から見た幸屋(さいわいや)
島酪!島原地方酪農業協同組合の略のようです
島原船津駅に着きました
島原鉄道 島原船津駅(旧南島原駅)
島原船津駅の駅前通りと向こうに見える眉山(まゆやま)
幸せの黄色い列車が停まっています
長崎県 夏の風物詩 精霊船(しょうろうぶね)
人が地域をつくり、地域が人を育む。
水と緑と人々が共生する島原。
今日はこの街を巡ってみよう。
(参考)坂本龍馬上陸の地の位置
島原船津駅(南島原駅)の近くです
この地図に載っている船だまりはもう既に消え去ってしまっていますが。。。
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