ブラジルの国花黄花イペー（イッペー）を植え付け！ブラジルの黄色い桜

村内のぶひろ 2017/05/19 21:57

ブラジルの黄色い桜イペー（イッペー）

ブラジルの国花イペー（イッペー）
平成29年（2017年） 5月6日撮影

イペー（ブラジルの黄色いサクラ）

学名: Tabebuia chrysotricha（タベブイア・クリソトリカ）
英名: ゴールデントランペットツリー
和名: コガネノウゼン/黄金凌霄花
原産地: 南米（ブラジル・コロンビア）
特性: 落葉性の高木で 4～5月、葉が出る前の枝先に 6～7cmの鮮やかな黄色の花を咲かせる。
用途: 庭植え、公園など（10号以上の大鉢仕立ても可能）
適地: 千葉県以西の積雪の少ない（霜の弱い）沿岸暖地。最低温度 -3℃以上で日当たりが良い肥沃地を好む。※限界地では年により枯れ込む場合があります。
管理: 肥料を好むので定植は、苗鉢の 2～3倍の植え穴に堆肥や有機質、緩効性肥料を施す。肥料は 3～8月に 2～3回与えます。剪定は花後から 6月にかけ樹形を整えるように実施。低木仕立ては花後の 5月に強剪定します。若苗時の摘心（ピンチ）は樹形が乱れるので自然分枝にまかせます。

鮮やかな黄色の花をさかせるブラジルの国花「イペー」をちょっと前に植え付けておきました。5月初旬に花が咲いて、あっと言う間に散っていったのですが、咲いている瞬間は「ゴールデントランペットツリー」という英名の通り、まるで黄金のトランペットが咲き誇っているようで見事でした！

この花、問題は適地でして

千葉県以西の積雪の少ない（霜の弱い）沿岸暖地。
※限界地では年により枯れ込む場合があります。

ということなんです。
もともと、熱帯の南米・ブラジル～コロンビア原産の木ですから耐寒性が弱い（寒さに弱い）わけです。

僕が植え付けたのは東京都八王子市ですので太平洋沿岸の暖かい地域ではなく、間違いなく積雪の多い（霜の多い）内陸部に当たります。

春～秋にかけては大丈夫だと思うんですが、越冬できるのかどうか？実際に調べる意味も込めて、何本かぜんぜん別のところに植え付けしてみました。要するに実験です。

以下、5月10日に行った実験地の一つへの植え付けをご覧ください。ちょっと可哀相で、ちょっと無謀ですが、今年の12月あたりから来年の2月にかけて、屋外で越冬できるかどうか？試してみます。東京も亜熱帯化していて、昔に較べると年々暖かくなってますので、ひょっとするとうまく生育するかもしれませんので！

5月10日の植え付け（庭植え）の様子

イペーの苗木、届きました。
日本では沖縄でたくさん咲いているそうです。

キバナイッペー（コガネノウゼン）が沖縄に広く普及したのは、オリオンビールが会社創立30周年の記念事業で、沖縄の南米移住地であるボリビアより多量の種子をとりよせ、緑化事業の一つとして無料で県民に配布したからだ。花の見頃は、3～4月なので卒業、新入生を祝う花として喜ばれている。
（沖縄県環境部環境再生課ホームページより引用）

キバナイペー（コガネノウゼン）
Tabebuia chrysotricha (Mart. ex DC.) Standley
ブラジル～コロンビア原産の中高木で、花は枝先に 8～10個集まって咲き、6～7cmと大型で、鮮黄色の美しい花です。葉の展開に先駆けて 4月中旬から咲きはじめます。葉は掌状複葉で、褐色の毛が生えています。当植物園ではハイビスカスハウスから多肉植物区に行く途中の左側に多く植えられています。果実は円筒形で、長さ 20～35cmで下垂します。種子で容易に繁殖し、園内各地に芽生えているのが観察されます。
（長崎県亜熱帯植物園ホームページより引用）