大津百町の大津町家 旧東海道の宿場町 滋賀県大津市を歩く
大津祭曳山展示館や大津事件の碑(露国皇太子遭難地の碑)、厄除け粽(ちまき)、大津ナカマチ商店街、大津絵なども
大津百町(おおつひゃくちょう)の大津町家 袋町
袋町(ふくろまち)
大津町家(おおつまちや)
大津絵 JR大津駅にて
旧東海道のマーク
大津祭曳山展示館
令和5年(2023年) 3月21日 村内伸弘撮影
大津百町(おおつひゃくちょう)
京都方面から旧東海道の追分を東へ、逢坂山峠を越えて琵琶湖に向かって東西に拡がるエリアを「大津百町」といいます。大津百町の始まりは、安土桃山時代の天正14年(1586年)頃に琵琶湖岸に大津城が築城され、城下町が誕生した頃まで遡ります。その後、江戸時代は琵琶湖水運の港町、東海道五十三次の宿場町、園城寺(三井寺)の門前町として栄え、人口密度の高い町が形成されました。江戸時代中期には町数が百ヶ町以上あったことから、その繁栄を表し「大津百町」と呼ばれるまでに発展しました。戦前までに建てられた伝統的な建築物や、隣接する京都の町家の影響を受けた大津町家など、歴史的な文化資源が現在も各所に残っている魅力的なエリアです。
大津百町まちあるきマップより引用
「大津百町」とは、江戸元禄時代、大津の町割が 100町もあり、その繁栄ぶりを称することばです。大津の地名は、大きな港(津)に由来し、すでに平安時代、都への物資を中継する港として重視されていました。豊臣政権下に大津城が築かれた天正14年(1586年)頃、現在の市街地が形成されました。関ヶ原合戦で城下町としての役割を終えると、城は膳所に移され、大津は、徳川政権下で、城下町から商業都市へと変貌。江戸幕府の直轄支配地(天領・てんりょう)として代官が置かれ、宿場町、港町、三井寺の門前町として発展。大津百町は、多様な町の姿を合わせもった複合都市として繁栄したといえます。大津百町のまちを地図を手に、ゆっくり歩いてお楽しみ下さい。
大津百町まち遺産マップ(大津町家探訪地図)より引用
滋賀県の大津(おおつ)に行きました!
京都には過去何度も何度も行ってますが、大津は生まれて初めてです。
滋賀県の県庁所在地ですし、滋賀県最大の人口を誇る都市なんですが、なぜか生まれて初めてです。
大津の旅、みなさんもぜひご一緒ください♪♪
新横浜駅で買った横浜中華ルーロー飯
横浜中華ルーロー飯、おいしかった~☆
自由席はほぼ満員
コロナの頃はほんと誰も乗ってなかったので、超便利だったんですが、席取り合戦が激化しててしんどいです笑
JR京都駅到着
2・3番ホームの琵琶湖線に乗ります
琵琶湖線は山科・大津・草津・米原方面
結構、ホームには人がいます
(左下)赤と黄色のロープにご注目
このロープが電車の到着とともに、上に上がります。発車とともに、下に下がります。
さあ、この電車に乗れば、たった 2駅で大津です!
あっという間に滋賀県に入り、大津駅に到着
JR大津駅
悠久の歴史と湖が響きあうまち - 大津
見て下さい!この琵琶湖線の路線図を!!
京都→山科→大津。京都と大津ってメッチャ近いです!!京都と滋賀って隣り合わせなんですね、この近さ初めて知りました!
大津絵
江戸時代の始めころを発祥とする民画で、追分絵、大谷絵とも呼ばれていました。使われる色は七色ほどで、簡素でおおらかな図柄が特徴です。東海道の中でも特に賑わいを見せていた大津宿で旅人を相手に売られていました。
右上が琵琶湖、左上が琵琶湖疎水(そすい)です。滋賀県庁も駅からすぐ近くです
大津駅周辺の地図
三井寺(園城寺/おんじょうじ)に行こうかと考えていたんですが、琵琶湖疎水(左上の赤丸)が意外と大津駅から近かったので、琵琶湖疎水目指して、大津の街中を歩いてみます
それでは大津散策開始~♪♪
JR大津駅ロータリー
寺町通(大津駅前商店街)
滋賀レイクスターズというプロバスケットボールチームがあるみたいです
小雨の中、寺町通を写真を撮りながら歩きます
特製鮒寿司・かばやき・湖魚。うれしいですね!
湖魚(こぎょ)って要するに琵琶湖の魚ってことですもんね。湖魚食べてみた~い
たのしいお店が続いています
古い建物が、点在していて、歩いていて楽しくて楽しくてたまりません!
大津百町の看板
栄泉寺
旧東海道にぶつかりました
手元の地図を見ると大津事件の碑が近くにあるようです
レッツゴー!これは見に行くしかありません
大津事件の碑、ありました!
大津事件の碑(露国皇太子遭難地の碑)
明治24年(1891)、来日したロシア皇太子ニコライが、警備中の巡査津田三蔵に斬りつけられた事件が起こった付近に建つ石碑です。事件後、多くの人が見物に来たことから、地主が「此附近露國皇太子遭難之地」と刻んだ石碑を建てたと伝わります。
大津百町まちあるきMAPより引用
児島惟謙(こじま いけん)が犯人の津田三蔵を死刑にしようとする政府の干渉を退けて、司法権の独立を守った話は有名ですよね。教科書に載ってました。
それにしても、当時の日本人って結構過激でしたね。今に例えると、来日したプーチンに切りつけるみたいな感じですからネー
きれいに整備された旧東海道を歩きます
旧東海道
この旧東海道の両脇にはズラリと古い建物が並んでいます
北川家住宅
厄除け粽(ちまき) 紫式部 源氏山
この町家なんか、今風にアレンジされてて、すっごくモダン!
おしゃれでしょー
令和の時代になっても、ここ大津には明治、大正や戦前がこのように息づいています
ここ大津市の旧東海道には今も江戸が息づいています!
提灯屋さん
僕が通った時も、店内で提灯の絵付けしてました
厄除け粽(ちまき)
蘇民将来子孫也(そみんしょうらいのしそんなり) 月宮殿山
(右)大津聖マリア教会
鶴里堂(かくりどう)
大津市景観重要広告物 鶴里堂
鶴里堂の玄関先、老舗の和菓子屋さんらしさにあふれてますね!
写真どんどん載せていきます 笑
九品寺辻子(くほんじずし) ※通り名
この路地にわざと迷い込みます
左奥に路地が続いてそう
突き当りの町家が素晴らしすぎます!
蘇民将来 天孫神社茅輪神事修符
※天孫神社(てんそんじんじゃ)
年代物の郵便受けもめっちゃレトロで、いい感じ
左に曲がると更に、右に曲がる路地がありました
やべぇ!
「●●家住宅」のオンパレードです!
江戸はもちろん、明治、大正、昭和初期の住宅なんて、ザラですよ 笑
大津百町恐るべし、大津町家恐るべしです♪♪
大津町家のオンパレード!「登録有形文化財」というこの文化庁の看板がいろんな建物についています。
ミツマタも情緒があります
ミツマタ(三椏)
はははは、どう見ても、令和じゃありませ~ん。大津百町の大津町家、最高です!!
竹灯篭
日本民家再生協会という NPOがあるんですね
柊鰯(ひいらぎいわし)
柊鰯は柊(ひいらぎ)の枝に焼いた鰯(いわし)の頭を刺した魔除けです
この間、東京都日の出町で見かけたんですが、立て続けで大津町家でも見かけました
山王祭(湖国三大祭)のポスター
大津びわこライオンズクラブのブリキ看板
この郵便受けも懐かしさ満点(^^)
大津はうつくしい
とてもうつくしい
アーケード商店街に入っていきます
丸屋町商店街(大津ナカマチ商店街)
アーケート横にあったメルヘンチックなお店
昔のままの時計店
大津祭曳山連盟公式キャラクター「ちま吉(右)」と「ちま江(左)」
成安造形大学制作の垂れ幕
商店街には古い酒屋さんもありました
平井商店(滋賀県大津市)
茶色くなった杉玉(すぎだま)
天下美酒!浅茅生(あさぢを)
看板が風流過ぎるぅぅぅー
週刊滋賀民報
このポスターもうつくしいと思いました!
「権力に抗して声をあげた乙女がいた」
「悔いなき青春をかけた感動作 ここに誕生!」
わが青春つきるとも 伊藤千代子の生涯
大津祭曳山展示館に着きました
大津祭曳山展示館
見事な曳山(ひきやま)です!
※曳山=祭りに用いられる飾り物で飾った山車(だし)
こんな山車が動き、勢ぞろいする大津祭。観に行きたいです!
いろんな山車がこんなルートで大津市内を巡行するみたいです
ちま吉、ここにもいたw
この曳山はあの紫式部が石山寺で源氏物語を書いたという故事がテーマです。存在も、色彩も、ただただすばらしいですね!!
からくり人形は大津祭や曳山の大きな特色
再び、街歩きへ
金物のデパート
宿泊する東横イン京都琵琶湖大津です
京阪電車 京津線(けいしんせん)が通りました!おー!路面電車じゃん!!
<この間、琵琶湖疎水や琵琶湖へ>
大津市旧大津公会堂 昭和9年/1934年建築
(左)石田家住宅と(右)桐畑家住宅
桐畑家住宅
石田家住宅(石田歯科医院)
大津市景観重要広告物 石田歯科醫院
横から見た石田家住宅
うわっ!メッチャ幻想的に撮れてます!!
大津町家、本当にすばらしいです!
この曲がった木のカーブがあまりにも芸術的ですよね!!!!
なんだなんだ?
すっごく細い道がまっすぐ続いています
とんでもない色合いの写真が撮れました!
袋町(ふくろまち)という通りです
袋町(ふくろまち)
誰もいません。僕・村内伸弘がこの袋町の情緒を独り占め
夜のアーケード街(大津ナカマチ商店街)
大津聖マリア教会
夜の旧東海道
・東海道五十三次の「宿場町」
・琵琶湖水運の「港町」
・三井寺(園城寺)の「門前町」
3つの顔を合わせ持つ大津百町
さあ、次歩くのはあなたですよ~☆
▼今回の大津旅行
大津百町の大津町家 旧東海道の宿場町 滋賀県大津市を歩く
琵琶湖疏水(びわこそすい)と日本最大の湖・琵琶湖湖畔の風景
京阪電車(京阪電鉄/KEIHAN)、京滋地域を走る関西私鉄を撮りました、乗りました
▼あわせて読みたい関連記事
京都・西九条で京町家を大量見物!京都市南区 - JR京都駅から東寺に向う途中
京の花街!夜の先斗町(ぽんとちょう)、薄暮の祇園(ぎをん) うつくしい夜の京都
ならまち散策は情緒タップリ!奈良県奈良市、都が奈良にあった時代の道筋を探検
ディープな京都・菊浜地区: 五条楽園(遊廓跡、旧赤線地帯)を探索
【京都旅行記 決定版!】おすすめ京都ブログ記事一覧 京都の写真たくさん有♪♪