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知的興奮!「人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの」(人工知能を知ることは、人間を知ることだ。)

ミスターディープラーニング!東京大学准教授 松尾豊さんの AI本

人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの 東京大学准教授 松尾 豊

人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの
東京大学准教授 松尾 豊(Yutaka Matsuo)
角川EPUB選書 021


人工知能䛿人間を超えるか
-- ディープラーニング䛾先にあるもの 
東京大学 松尾 豊(pdf)


この本は人工知能(AI/Artificial Intelligence)の本なのですが、「イヴの時間」の帯にあるように「人工知能を知ることは、人間を知ることだ。」ということを実感させられる本です。同じく、「トップクラスの人工知能学者が語る、知的興奮に満ちた一冊。」とも書いてありますが間違いなくこの本を読むと知的興奮状態に陥ります!


僕は水色のマーカーを引きながら一気に読み上げましたが、ドキドキワクワク、頭グニャグニャになりました。「知能とはなにか、人間とは何か。」それが実によく理解できます。


僕の興味は "人間"なので、宗教や歴史、政治の本をいつもは良く読んでいるのですが、この人工知能の本はそれらのジャンルの本以上に "人間というもの"について僕たちにその存在や特徴を叩きつけてきました。この本を読むとどうしようもなく "人間という生き物"を意識してしまいます。


完全な人工知能を開発できたら、それは人類の終焉を意味するかもしれない(スティーブン・ホーキング)

2045年に人工知能が人間を越えて予測不能の時代に急激に突入する。今最も必要なことは「人間の再認識」である。(アルヴィン・トフラー)


2045年問題として有名な「シンギュラリティ(技術的特異点)」についても松尾さんの説明は具体的であり、その意味や影響をよく理解できました。


人工知能を知ることは、人間を知ることだ。

人工知能を知ることは、人間を知ることだ。


続々重版!「NHKクローズアップ現代」に著者出演


トップクラスの人工知能学者が語る、知的興奮に満ちた一冊。

「人間のように考えるコンピュータ」の実現へ、いま、劇的な進展が訪れようとしている。知能とはなにか、人間とは何か。トップクラスの人工知能学者が語る、知的興奮に満ちた一冊。


最新技術「ディープラーニング」へとつながる「知の格闘」の足跡


序章: 広がる人工知能 - 人工知能は人類を滅ぼすか

第1章: 人工知能とは何か - 専門家と世間の認識のズレ

第2章: 「推論」と「探索」の時代 - 第1次AIブーム

第3章: 「知識」を入れると賢くなる - 第2次AIブーム

第4章: 「機械学習」の静かな広がり - 第3次AIブーム 1

第5章: 静寂を破る「ディープラーニング」 - 第3次AIブーム 2

第6章: 人工知能は人間を超えるか - ディープラーニングの先にあるもの

終章: 変わりゆく世界 - 産業・社会への影響と戦略


最先端の人工知能技術「ディープラーニング」をめぐり、いまグーグルやフェイスブックなどが数百億円規模の激しい投資・人材獲得合戦を繰り広げている。
一方で、宇宙物理学者のスティーブン・ホーキング博士や、実業家のイーロン・マスク氏、ビル・ゲイツ氏などが「人工知能は人類を滅ぼすのではないか」との懸念を相次いで表明した。
そのテクノロジーはヒトを超える存在を生み出すのか。
人間の仕事を、人類の価値を奪うのか。答えは本書にある。

"ヒトを超える存在"!確かにこれはとても恐ろしいことですね!!


東京大学准教授 松尾 豊

東京大学准教授 松尾 豊さんが著者です。



皆さん、ロボットや自動運転車(セルフドライビングカー)、ドローン、pepper(ペッパー)、Siri、スマート家電など身近に人工知能を使ったものがたくさんありますよね!時代は AI(人工知能)ですよ!以下は、僕の印象に残った松尾さんの記述です。

生物に知能があるのも、人間に知能があるのも、「行動が賢くなると、生き延びる確率が上がる」という進化的意義によるものであろう。(松尾豊)

もともと、生物は生存のために世界を分節する。食べられるか食べられないか。敵か味方か。雄か雌か。われわれ人間はより高度な知能を持っているので、非常に細かく、一見すると無意味なくらい、世界を分節している。(松尾豊)

私は、ディープラーニングを「人工知能研究における 50年来のブレークスルー」と言っている。(松尾豊)

自己符号化器の場合は、さまざまな形でノイズを与え、それによって非常に頑健に主成分を取り出すことができる。そのことが「ディープ」、つまり多階層にすることを可能にし、その結果、主成分分析では取り出せないような高次の特徴量を取り出すことができる。入力信号に「ノイズ」を加えるのだ。ノイズを加えても加えても出てくる「概念」は、ちょっとやそっとのことではぐらつかない。(松尾豊)

頑健な特徴量や概念を見つける方法は、ノイズを加えて「ちょっと違った過去」をつくり出すやり方だけではない。たとえば、ドロップアウトといって、ニュートラルネットワークのニューロン(神経細胞)を一部停止させる。隠れ層の 50%のニューロンをランダムに欠落させるのだ。その結果、ある特徴量がほかの特徴量をカバーするように、最適化されていく。ある特徴量に過度に依存した特徴表現がなくなる。そもそも、ある特徴量だけに依存しすぎるのは危険だ。つまり、一部分の特徴量を使えなくすることが、適切な特徴表現を見つけることに有効に働くのである。(松尾豊)

人間の脳は、さまざまな点で物理的な制約がある。たとえば普通の人より脳のサイズが10倍大きな人は存在しない。しかしコンピュータの場合には、コンピュータ1台でできることは、10台にすれば10倍に、100台にすれば100倍になる。(松尾豊)

専門家は往々にして技術の可能性を見誤る。(松尾豊)

人間は生き物なので、「自分が指令を出したから体が動き、それによって目に見えるものが変化した」というデータが入ってくるのか、それとも「身体は動かしていないのに、目に見えるものが変わったのか」を区別する必要がある。つまり、ドアを開けたからドアが開いたのか、勝手にドアが開いたのかは、人間の生存にとって非常に重要な差異である。敵が潜んでいるかもしれないからだ。(松尾豊)

もう1つ重要なのが、「本能」だ。本能といっても、能に関することであり、要は何を「快」あるいは「不快」と感じるかということである。人間の場合、生物であるから基本的に、生存(あるいは種の保存)に有利な行動は「快」となるようになっており、逆に生存の確率を低くするような行動は「不快」となるようにできている。(松尾豊)

人工知能は社会のインフラになることは確実である。(松尾豊)


この他、
・シンギュラリティは本当に起きるのか?
・人工知能が人間を征服するとしたら
・人工知能を生命化する方法(ロボット編/ウィルス編)
・人工的な生命に知能を持たせる方法
・産業・社会への影響と戦略
・近い将来なくなる職業と残る職業
・人工知能が生み出す新規事業
・人工知能と軍事
・日本における人工知能発展の課題
など日本トップクラスの人工知能研究者の圧巻の説明が続きます。


詳細はぜひこの本を買ってご自身で読んで確かめてください。素人でもわかる基礎的な説明で、文字数も少ないのでかなり読みやすいと思います(文系の人でもぜんぜん OKです)。人工知能はこれから人類全体にさまざまな影響を与えるので、この本は老若男女どんな方にも適しています。他にもいろいろな人工知能の本が出ているようですがこの本一冊でもかなり人工知能(AI)に関する理解が深まりますよ~♪


絶対お薦めの超良書です。僕は重要部分にはマーカーを引きましたので時々パパパッと読み返していこうと思っています。このどうしようもない存在・人間を知るために。


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