高さ245mの超高層ビルに「入居」する復興小学校(中央区立城東小学校)
城東小学校の改築計画: 東京駅八重洲口前再開発(八重洲二丁目一地区市街地再開発事業)
"復興小学校" 中央区立城東小学校のモダンな校舎
平成29年(2017年)2月28日 村内伸弘撮影
東京駅八重洲口から歩いてすぐの超一等地、高層ビルに取り囲まれて城東小学校は建っていました。たまたま通りかかったのですが、こんな場所に小学校があるなんて初めて知りました。
関東大震災(大正12年/1923年)後の昭和 3年(1928年)に建築された復興小学校の一つだそうで、アールデコ風の校舎がとっても風格があっておしゃれです!
そして、ネットで調べてビックリしたのですが、この中央区の区立小学校は 2021年にこの地に建築される高さ 245mの超高層ビルに「入居」するそうなのです!!この城東小学校は東京駅八重洲口の再開発でまもなく取り壊され、なんと同じ地に立つ超高層ビルの中に入るのです(笑)
三井不動産 |「八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」計画概要について
城東小学校の改築計画について|中央区議会議員 山本りえ 無所属
ははは、笑っちゃいますね!
赤い枠の部分に小学校が「入居」します。
どうせなら、最上階がいいと思うんですが!!金儲けにあくせくする大人達ではなく未来ある子供たちをぜひ最上階へ~♪♪
▼城東小のみんなが通う校舎です。この近未来ビルの中に小学校が「入居」します
三井不動産ホームページ「八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」計画概要より引用
小学校が高さ 245mの超高層オフィスビルに入居!
これ、ホントすごいニュースだと思いました。教育界や教育者が受けた衝撃はもっと強いんじゃないでしょうか!?
超高層ビル小学校を巣立つ子供たちは一体、将来どんな人間になるのでしょうか?壮大な人体実験だと思いますw 別に意地悪じゃなくって、三井不動産さんにこの子たちがどんな子供になり、どんな人生を歩むと思うか聞いてみたいです。
ぶっちゃけ、僕は絶対こんな小学校には通いたくないですね。空があって、土があって、緑があって、校舎は木でできていて、芝生があったりするともっといいなぁ~
でも、もはやそんな小学校って現実には八重洲では無理なんでしょうね。。。
超高層オフィスビルに入居した城東小学校はビル低層部の屋上をグラウンドとして使うそうです。もはやシンガポールのマリナベイ地区の空中都市みたいな発想です。でも、もしかすると、こういう近未来的な校舎の方が次代の日本を背負う俊英が輩出されるのかもしれません。頭のかたい昭和オヤジがステレオタイプな小学校のイメージにこだわりすぎてしまっているのかもしれません。児童は意外と柔軟かもしれません。三井不動産の超高層ビルは現代ニッポンの松下村塾かもしれません。
うん!意外といいかも!超高層ビルの中の区立小学校~☆
まさに 21世紀の小学校ですよね!!こういう校舎、これからけっこうスタンダードになるかも!慣れてくると違和感消えるかも!緑に囲まれて過ごすだけが感性にプラスなんじゃないかも!スマートで、スタイリッシュで、意外とイケるかも!この記事を書きながら、考えが若干変わりました。
新・城東小学校は、良い意味でも、悪い意味でも、まさしく平成が終了し次に来る新しい時代(年号)を象徴する小学校になりそうです。時代も変わったなあ~☆
おまけ: 同じ日に撮影した八王子市内の菜の花
▼追記 平成29年(2017年)9月23日
平成29年(2017年)9月23日、城東小学校の解体工事が始まっていました。
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