村内テレビのテレビジョンの購入契約書とテレビの所有権について
村内テレビのテレビジョンの購入契約書
平成28年12月6日 村内伸弘撮影
おばあちゃん家の倉庫を整理していて、村内テレビの購入契約書を見つけました。昭和20年代後半~昭和30年代前半に僕のおじいちゃんたちがどうやってテレビジョンを販売していたかがなんとなくわかりました。
商品預り書
1. 預り商品名
2. 数量
3. 製造番号NO
上記商品の所有権は代金支払完済まで貴社に属しますのでその間私が使用しつつお預りいたすことになり私の所有物品でなくお預り商品であることを再確認いたします。従って上記商品は確実に
番地 宅に私が保管し譲渡、質入、賃貸、抵当に差入等貴社の所有権を侵害することをいたしませんし猶又無断にて保管場所の変更もいたしません。
昭和 年 月 日
住所
氏名 印
有限会社 村内テレビ殿
有限会社村内テレビ 代表者 村内村雄 という文字も見つけました。
テレビの所有権について(村内印)
このテレビは別に取極めた購入契約書に基き その所有権はテレビ代金完済まで当社にありますので従って このテレビの移動、貸与、入質はもちろん第三者の担保或は差押え等は一切拒否いたします。
猶このテレビの代金完済予定日は昭和三十 年 月 日ですが期日後と雖も代金未完済の場合もありますので前記の目的とされる場合は事前に当社まで御連絡下さい。
有限会社村内テレビ
八王子市大和田1094・電話186
「昭和三十 年」という定型文がありますので、昭和30年代の葉書ですね。おじいちゃんの文章、かなり"殿様商売"系のような気もしますが、代金をすべて戴く前に、商品を渡しちゃうわけですから、このぐらい言っとかないとダメなのかもしれませんけどねw
あなたの より良い 御生活のために 有限会社 村内テレビ
昭和30年代の家電製品の販売価格(値段)
この手作りの DM、おじいちゃん達の一生懸命さがうかがえて見ていて温かい気持ちになってきます。
このヘビがクネクネはっているようなロゴも初めて見ました!
「村」の字が笑っているようで、この「村」の字は大好きです!!
「みんな ニコニコ 村内テレビ」という標語を宣伝に使っていたそうですが、まさにみんなを笑顔にするロゴですよね!!大好きです♪
「マツダ」のマークがある時代の東芝の封筒
東芝製品取扱店 有限会社村内テレビ
有限会社村内テレビ殿
村内テレビに届いた昭和33年のお年玉くじ付きの年賀状
謹賀新年 1958年 昭和33年元旦の東芝商事株式会社東京支店さまからの年賀状でした。
東京都テレビラジオ電機組合連合会
1960年(昭和35年)ラジオテレビパーツショー実行委員会(JEPS)
電子機械工業会
東京都ラジオテレビ電機卸商業協同組合
1960年(昭和35年)ラジオテレビパーツショーの招待状
この「ラジオテレビパーツショー」って今の CEATEC(シーテック)のルーツになっているショーのようです!
CEATEC JAPAN
CEATEC JAPANの歴史は2000年に遡ります。「エレクトロニクスショー」と「COM JAPAN」の2つの展示会を統合し始動しました。
■エレクトロニクスショー(1964年~1999年)
主催:社団法人日本電子機械工業会(EIAJ)
※ テレビラジオパーツショー(1958年〜1961年)
主催:電子機械工業会
東京都ラジオテレビ電気卸商業組合
※ エレクトロニックパーツショー(1961年)
主催:電子機械工業会
※ 日本電子工業展(1962年〜1963年)
主催:電子機械工業会
■COM JAPAN(1997年~1999年)
主催:通信機械工業会(CIAJ)
社団法人電子工業振興協会(JEIDA)
社団法人日本パーソナルコンピュータソフトウェア協会(JPSA)
※ データショウ(1972年~1996年)
主催:社団法人電子工業振興協会(JEIDA)
※ コミュニケーション東京(1982年~1996年)
主催:通信機械工業会(CIAJ)
※ JPSAコンベンション(1994年~1996年)
主催:社団法人日本パーソナルコンピュータソフトウェア協会(JPSA)
(CEATEC JAPANホームページより引用)
日刊電気通信 電機器商況版
第1016号 昭和34年10月29日(木)
▼あわせて読みたい関連記事
村内テレビ店の店舗写真と粗品 - 創業当初・昭和30年代初頭
村内テレビの社章とムラウチ電気のネクタイピン(倉庫整理で発見!)
【ムラウチ・村内家 決定版!】おすすめムラウチブログ記事一覧 ムラウチや村内一族の写真たくさん有♪♪
【昭和 決定版!】おすすめ昭和ブログ記事一覧 昭和の写真たくさん有♪♪