園芸書: ヤマユリ球根の増殖と花の楽しみ方、自生地復元（新特産シリーズ）は僕のバイブル

2016/10/31 22:19

新特産シリーズ　ヤマユリ -球根の増殖と花の楽しみ方、自生地復元-
編著者: "ヤマユリ研究家" 小俣虎雄
著者: 永留真雄、小野健一、"ヤマユリ愛好家" 小幡稔
装幀: 守谷義明 + 六月舎
イラスト: 角愼作
発行所: 社団法人農山漁村文化協会

このヤマユリの栽培の"バイブル"をなぜ僕は買ったのか？

一つ目は、ヤマユリ研究家やヤマユリ愛好家たちがユリではなく、ヤマユリだけについて書いている本だったからです（ヤマユリ限定！）。
二つ目は、この角愼作さんが描いたヤマユリのイラストが素晴らしすぎるからです！

この本は見事に僕の期待に応えてくれました。ヤマユリを庭に群生させようと思っている僕に、ヤマユリに特化したこの書籍は大きな興奮と新しい知識を与えてくれました。ヤマユリを栽培してみたいすべての人にとってこの本は"バイブル（最高の解説書）"になると思います。

僕が買ったヤマユリ栽培のバイブル！

本のタイトルが「ヤマユリ」です。ヤマユリのことしか書いてありません　笑

「ヤマユリの特徴から球根の増殖、栽培、食べ方までまるごと1冊に」

ホント、読んでみてこの宣伝文句の通りの本でした。1度読んで終わりではなく、四季折々、そしてヤマユリの成長に合わせて何度も読み返せる実用書でした。

▼僕が勉強になったこと抜粋（自分用備忘録メモ）
・ヤマユリは栽培がむずかしく手間のかかる植物
・ヤマユリの活用には食用、薬用、鑑賞用がある
・ユリは純潔の象徴
・ヤマユリは日本固有のユリ
・ヤマユリは準絶滅危惧種（山梨県版レッドデータブック）
・77もの市町村がヤマユリをシンボルフラワーにしていた（1993年）
・ヤマユリの優しいイメージ
・ヤマユリはスピードと派手さが求められる今の時代にはあわないかもしれない

その他、数え切れないほどのヤマユリ栽培のノウハウや知識を得ることができましたが、あまりブログに載せすぎると本が売れなくなっちゃいます（笑）ので、もっとヤマユリのことを知りたい人はぜひこの本を買ってみてください。

ヤマユリ研究家やヤマユリ愛好家たちの"ヤマユリ愛"をひしひしと感じることができますよ～♪♪ そして、何度も書きますがヤマユリ栽培の"バイブル"です☆

そして、そして、編著者の小俣さんが最も期待しているのが、僕が生まれ、育ち、暮らす街・東京都八王子市なのです！！！！

私が関わりをもっている復元活動のなかで、もっとも期待しているのが、東京都八王子市の高尾山である。市、有志市民、電鉄会社それぞれが「ヤマユリの里」の復活をめざし、活動している。高尾山は東京都民にはたいへんなじみ深い山で、昔はヤマユリが群生していた。一日も早く復活し、人々の心を潤してほしいと願っている。
（小俣虎雄）

初夏から盛夏にかけて日本の各地で見られるヤマユリ。咲き立つ姿の美しさ、風に流れる個性豊かな香り、短い花の命、いつでもどこでも会えそうで、周囲を探しても見当たらない。ヤマユリはそのような花である。

「ヤマユリの栽培の本を残したい」
このヤマユリの栽培を続けてきたおかげで私の人生がどれほど豊かになったかしれない。真夏に芳香漂う花の王様ヤマユリ、これからもこの魅力的で美しい花に、残りの短い人生を捧げていきたい。
（小俣虎雄）

ヤマユリに捧げる人生。ス・バ・ラ・シ・イ！！