出釈迦寺: 四国遍路 第73番札所
断崖絶壁から身を投じた空海少年を今まさに抱きとめようとする天女(出釈迦寺)
平成28年/ 2016年 2月21日(日)、75番 善通寺、72番 曼荼羅寺を巡り、続いて 73番の出釈迦寺(しゅっしゃかじ)を目指します。曼荼羅寺から歩いてすぐです。
曼荼羅寺を出てすぐの商店
ん?だれかこっちを見てる??視線を感じる!!
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可愛い可愛いこどもでした~(^^)/
この我拝師山(がはいしやま)の麓に出釈迦寺はあります。
出釈迦寺の奥の院禅定が見えました!
讃岐平野も見えました!
瀬戸大橋も見えました!
へんろ道休憩所
"あまかん" 1袋 200円。あとで買いたいと思いま~す
出釈迦寺前からの眺め
この石段を登ると出釈迦寺の本堂になります。
参道脇の柑橘類
修行大師像
我拝師山と石段
さあ、出釈迦寺の境内に入ります。
出釈迦寺 大師堂
やはり、ここにもたくさんのお遍路さんがいました。四国は間違いなく信仰の地です。
同行二人(どうぎょうににん)と書かれた菅笠
大師堂
よく見るとキャラが 2人いました。ここにもキャラが。。。キャラ恐るべし~(笑)
大師堂の山号額
出釈迦寺 本堂
お遍路さんの方にプリントしてあった弘法大師カラー御影
本堂にお参りするお遍路さん達
四国遍路はなぜこんなにも人々を引きつけ続けるのでしょうか?人々は何を祈り、何にすがろうとしているのでしょうか?
のぼり旗 奥之院禅定参道 一旗 5,000円
もう夕方で、これから奥之院禅定まで行くと、「日が暮れてしまいますよ」ということで、空海少年が身を投げた奥之院禅定まで行くのは諦めます!残念!!
出釈迦寺の御朱印頂きま~す
(左)参拝記念散華 (中央)釈迦如来 (右)出釈迦寺の御朱印
出釈迦寺 御朱印!ジャジャジャジャーーン!!
「バク」釈迦如来と書いてあります。
※バクは釈迦如来の種字(梵字)
第94代 内閣総理大臣 菅直人氏 2015/05/04 16:54
二回目のお遍路にて
捨身ヶ嶽遙拝所。我拝師山の中腹に捨身ヶ嶽禅定(大師捨身のお行場)が見えます。
捨身ヶ嶽禅定の雪景色写真
寂本「四国遍礼霊場記」 貞亨5年(元禄元年) 1688年
出釈迦寺を後にします。
第73番出釈迦寺奥の院 捨身ヶ嶽禅定(しゃしんがだけぜんじょう)
※これより徒歩30分
あ~あ、残念、せっかく四国まで来て、こんな歴史的、宗教的に大事な場所へ行けないとは・・・ トホホホ。。。
せっかくですので皆さん、この案内板の文章だけは僕と一緒に読んでください!!
奥の院 捨身ヶ嶽禅定 (しゃしんがだけぜんじょう)
弘法大師(幼名真魚/まお)七才の時救世の大誓願を立て、五岳の随一たる当山に登り三世の諸仏十方の薩埵(さった)に念じ「我、仏法に入りて一切の衆生を済度せんと欲す。吾願成就するものならば釈迦牟尼世尊影現(ようげん)して證明を与え給へ、成就せざるものならば一命を捨てて此身を諸仏に供養し奉る」と唱え断崖絶壁の頂きより白雲も迷う谷底に身を跳らし飛び給いし、紫雲の湧き起せらる中に大光明を放って釈迦牟尼仏百宝の蓮華に座しご出現せられ羽衣を身に纏うた天女天降り大師を抱き止め「一生成仏」と、宣り玉ふ。この神秘不可思議なる仏陀の霊光に感謝し霊験を永久に記念し、世の人々に仏縁を結ばしめんが為に捨身ケ嶽に寺を建立し、ご本尊釈迦牟尼仏を安置せられ、捨身誓願の霊場として多くの善男善女の信仰の中心となっている霊山です。
捨身ヶ嶽 出釈迦寺
「我、仏法に入りて一切の衆生を済度せんと欲す。成就せざるものならば一命を捨てて此身を諸仏に供養し奉る」
羽衣を身に纏うた天女天降り大師を抱き止め「一生成仏」と、宣り玉ふ。
このプチ遍路をするまでは、この捨身ヶ嶽について僕はまったく無知でした。今回、ここに来て本当によかったです。7歳の真魚(空海/弘法大師)が人々を救おうと決意した宗教的迫力を生(ナマ)で感じることができました!!1200年の歳月を超えて、少年大師の覚悟がヒシヒシと僕の身に染み入ってきました。
帰り際にもう一度瀬戸大橋や瀬戸内海を望みました。
"あまかん"買いました。
味はそこそこかな~(^^) まあ、喉が潤いました。
香川県地図
スミマセン。。。くじけました。もう、歩いて善通寺駅に帰ることはできませんでした。スマホでタクシー会社を調べて、電話しちゃいました。スミマセン、本当にスミマセン。僕は最低な"お遍路"です(笑い)
タクシーの運ちゃんが言うには、この辺りにまだあった遍路宿が 2軒やめてしまったそうで、お遍路さん達は日帰りのバスツアーで来たり、ビジネスホテルなどに泊まってお遍路しているとのことでした。外人のお遍路さんも増えているとのことでした。
タクシーの運ちゃんに聞いたら、善通寺駅に戻るより、直接丸亀駅に行った方が早いし、楽ということだったので、今晩泊まる予定の丸亀駅に向かってもらうことにしました。
善通寺は土讃線しか通ってないので、寂れる一方だとも言ってました。反対に、多度津は土讃線と予讃線が通るので結構人が集まっているとも言ってました。確かに高松や松山に出るには両方通っていた方が便利ですよねっ。タクシーに乗ると、こういう話が聞けるので、まあ、歩くばかりが旅ではないのかもしれませんね~ な、わけで、妥協許してください(笑)
それからそれからこの運転手さんは元高校球児だったみたいで、僕が「昔、丸亀商強かったですよね」って話を振ったら、「もう丸亀商じゃない、丸亀城西高校っていう名前にだ20年ぐらい前に変わった」って教えてくれました。がちょーん!!20年も前に!僕はまだ丸亀商業ってあると思ってましたからビックリしました~
この四国旅シリーズの最初にも書きましたが、丸亀商業の校歌は今でも僕歌えるんです(笑)
見よ黎明の 空晴れて
緑野にそびゆ 讃岐富士
朝な夕なに 仰ぎつつ
学ぶもうれし 斯の道を
(丸亀商業校歌)
そして、そして、運転手さんの話とまらなくなって、丸亀商の井原慎一朗(元ヤクルト)からオレは 3本ヒット打った(4打数3安打)という話になりました。プロ野球に入るピッチャーから 1試合で 3安打はすごいですよね~ まあ、ライトにぼてぼてのヒットだったとか言ってましたが、ヒットはヒット!すばらしい思い出だと思います。讃岐の地はやさしいです。
カマタマーレ讃岐の本拠地・Pikaraスタジアム(香川県立丸亀競技場)
Pikaraスタジアム、カッコイイですね~!
ちなみに、運転手さん、僕が「まだ泊まるところ決めていない」って言ったら、丸亀の安いホテルも紹介してくれました。そこで降ろしてくれるそうです。やっぱり、讃岐の人はやさしいです。
まもなく、丸亀に到着します。
▼今回の岡山・香川旅行
・香川県立ミュージアム 空海室で「弘法大師」の生涯と事績勉強
・瀬戸大橋を快速マリンライナーで渡って岡山へ
・「一陽来福」いざ西大寺会陽の舞台・岡山市西大寺へ!
・西大寺会陽(はだか祭り)前編 - 平成28年"日本三大奇祭"
・西大寺会陽 中編 - 会陽冬花火、六根清浄、裸群のくり込み、垢離取場
・西大寺会陽 後編 - 本堂の大床、宝木投入、宝木争奪戦、枝宝木
・西大寺 → 岡山 → 瀬戸大橋 → 坂出 → 善通寺
・「しっぽくうどん」空海生誕の地の讃岐うどんはウマい!
・善通寺: 四国遍路 第75番札所(弘法大師御誕生所)
・曼荼羅寺: 四国遍路 第72番札所
・出釈迦寺: 四国遍路 第73番札所
・丸亀 シャッター商店街、丸亀城、古い家々、骨付鳥
・空海修行の地!室戸岬・御厨人窟&神明窟 四国八十八箇所番外札所(霊場)
・出釈迦寺 奥の院捨身ヶ嶽禅定(お大師様 捨身の行場)
・捨身ヶ嶽禅定 護摩壇で見た 泣き悲しみ懺悔する男の人
▼平成28年/2016年10月の四国旅行コース
・羽田→高知: とさでん乗って自由民権運動記念館へ 植木枝盛と会う
・松山: 伊予鉄道&松山商&坂の上の雲ミュージアム
・松山: 夜の松山散歩 大街道、銀天街、キャバレー「ムーランルージュ」
・松山→高松: 予讃本線 特急「いしづち」の豊かな秋の車窓
・四国: 美の競演♪ ミス高知、高松ゆめ大使、阿波おどり大使が大集合、大激写!
・高松: 夜の高松散歩、ウクレレ弾きの少女の心に染みる歌声
・高松→琴平: ことでん電車の清らかな車窓に心底癒される
・琴平: 幸福の黄色いお守り目指し、こんぴらさん(金刀比羅宮)へ
・琴平: しあわせさん。こんぴらさん。 ご利益求め苦しいけど神々しい絶景の金比羅参り。
・琴平: こんぴらうどん&嫁入りおいりソフトクリームは美味~
・高松→羽田: 淡路島、真オレンジに染まる伊勢湾と渥美半島(飛行機からの眺め)
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