善通寺: 四国遍路 第75番札所(弘法大師御誕生所)
善通寺の御朱印
平成28年/2016年 2月21日(日)ゲット
さあ、弘法大師御誕生所・四国霊場第75番札所「総本山善通寺」につきました。
四国75番「善通寺」
第75番 五岳山 善通寺
弘法大師誕生の地。高野山、京都東寺と共に大師の三大霊跡。五重塔をはじめとする数々の堂宇が立ち並び、国宝や重要文化財などの寺宝も数多く所蔵されている。
伽藍[東院]
中国・唐から帰国された弘法大師は、佐伯家菩提のために大同2年(807年)から 6年の歳月をかけて現在の伽藍(東院)の寺域に長安・青龍寺を模した善通寺を建立され、真言密教の道場とされました。金堂の外に五重塔、釈迦堂などの諸堂が建ち並びます。
誕生院[西院]
弘法大師が御誕生された佐伯家の邸宅跡に建てられたお堂が御影堂(みえどう)です。この御影堂を中心に、聖霊殿・地蔵堂・護摩堂の諸堂、さらに宝物殿などがあります。
(善通寺パンフレットより引用)
東院の金堂
この中にご本尊として、薬師如来さまがいらっしゃました。御真言「おん ころころ せんだり まとうぎ そわか」。撮影禁止だったのですが、すごい存在感で、文字通り強烈なオーラを発していらっしゃいました!!
※東院 - お大師さまが自ら建立された、もともとの「善通寺」
東院の五重塔 明治35年(1902年)に完成した 4代目の塔
いいですね~ 弘法大師は間違いなくこの東院にいたわけです。1200年の月日を飛び越えて、ここで生まれ育った弘法大師(空海)とお会いしているような気がしてきます。
東院の大楠
凄まじい生命力!!大楠のパワーに圧倒されます!!!!
香川県天然記念物「善通寺境内の大グス」 樹齢 千数百年
やったー!!
大グスの命をこの写真に写し込むことに成功したと思います!
強烈な一枚です!
五百羅漢
西院に向かいます。
廿日橋から臨んだ西院の仁王門
西院前のお堀
四国遍路を世界遺産に
「四国八十八箇所霊場と遍路道」世界遺産登録推進協議会・香川県
気持ちはわかります。熊野古道が世界遺産になってんですから、四国遍路道も当然、世界遺産になってもいいと僕は思います。
仁王さん
弘法大師カラー御影 お授け開始~
あとでゲットしようと思います(^^)
御影堂
「専用御朱印帳 七ヶ所まいり」を買いました。
古来より、四国八十八ヶ所各霊場第71番札所から第77番札所までの 7ヶ寺を一日で巡拝する「七ヶ所まいり」という参り方があります。「四国八十八番寺社名勝」という絵図に「足よはき人は 此印七り七ヶ所をめぐれば 四国巡拝にじゅんずといふ」と、この「七ヶ所まいり」を勧めてもいます。この 7ヶ寺には、皆様をお守りくださる本尊様がお祀りされており、お大師さまと共に「同行二人」の信仰をもって巡拝されると福運が授かるといわれています。
(善通寺ホームページより引用)
宝亀5年(774年)6月15日 弘法大師善通寺にご誕生
幼名を真魚(まお)と申す
弘法大師ご誕生の瞬間
まさに僕が今立っているこの西院で空海は生れたんです!この場所です、この場所でです!!
御影堂
南無大師遍照金剛、「弘法大師カラー御影」買いました!
(左)参拝記念散華 (右)薬師如来
ジャーン!御朱印も頂きました。
超達筆~「薬師如来」
字ウマっ!こんなに字がうまく書けたら楽しくってたまらないですよね~w 有り難く頂きます☆
鐘があればつきたくなるのが人間という生き物ですw
おや!戒壇めぐりもあるようです。めぐってみましょう~
戒壇めぐり・宝物館 共通内拝券
戒壇めぐり・宝物館
御影堂地下の「戒壇めぐり」は暗闇のなかで自己を見つめなおし、お大師さまと結縁できる道場です。奥殿真下にあたる<御誕生の聖地>では、お大師さまのお声が、わたしたちをお諭しくださいます。産湯の井戸、寺宝を収蔵する宝物館もあわせて拝観いただけます。
※モンタージュ・ヴォイス制作 / 日本音響研究所
中は真闇で一寸先も見えない真の闇であります。暗黒の世界に私達の体を投入して静かに人間性を反省し、今まで知らず知らずの間に作り重ねた罪障を取り除く精神修養の道場であります。左の手をのばし、左側の壁をつたって「南無大師遍照金剛」と御宝号を一心に唱えながらお進みください。
無事生還~ん、中ホントにまっくらでした。
そういえば、遊行寺の歳末別時念仏会の「御滅灯(一ッ火)」も真っ暗でした。"真っ暗"というのは、確かに最近は日常でほぼ遭遇することはなく、一種の宗教的体験になりますよね。僕も自分自身を見つめなおすいいきっかけになりました。戒壇めぐりやってよかったです。
弘法大師 産湯井
空海がまさにこの井戸で産湯をつかったわけですね!なんだか弘法大師が非常に、非常に身近に感じられます(^^)
弘法大師 産湯の御水
弘法大師 産湯の井戸
当たり前の話ですが、弘法大師も「人間」だったんだぁ~
あと宝物館だったかな?で次の明王についての説明に出会いました。すごい迫力です!!こんなホトケがいたんですね~!!「屈服させてでも救う」そうです(笑)
明王はすべての仏の中心である大日如来にかわり、煩悩にとらわれる衆生を屈服させてでも救う。
※明王とは?大日如来の命を奉じ、忿怒の相を現し、諸悪魔を降伏する諸尊。不動・愛染・降三世(ごうざんせ)など。
いた~ 大お遍路団!!お遍路さんがいーっぱい
ああっ!ここは四国なんだ!!ああ~!ここは四国八十八箇所なんだ!!
四国巡礼 南無大師遍照金剛 同行二人(どうぎょうににん)
※同行二人(どうぎょうににん)はいつも弘法大師と一緒に巡礼しているという意味です
この写真、平成の今の写真ですよ。大師信仰は根強いです!!
同行二人(どうぎょうににん)
このお遍路さんたちはそれぞれ一体何を祈っていたのでしょうか?みんな同じなのでしょうか?それとも一人一人違うのでしょうか?そこに「人間」という生き物を理解するカギが隠れているように思えますし、そんなぐらいじゃ「人間」は理解できないとも思います。ただただ不思議な光景です。
大師誕生の絵
いやー、やはりこの善通寺、弘法大師一色のお寺でした。そして、生まれて初めてこのお寺を訪れて、僕は弘法大師という"民俗神"が、やはり一人の「人間」であったという、シンプルな一つの事実に気がつきました。そう、弘法大師は「人間」だった、空海も「人間」だった。弘法信仰や弘法伝説あれど、一個の「人間」だった。そのことに気がついた善通寺参りでした。来てよかったです☆
善通寺を後にします。創業百年を超える「熊岡菓子店」さん。
参詣土産、善通寺名物の「カタパン」売り切れでした。残念~ん。。。
▼今回の岡山・香川旅行
・香川県立ミュージアム 空海室で「弘法大師」の生涯と事績勉強
・瀬戸大橋を快速マリンライナーで渡って岡山へ
・「一陽来福」いざ西大寺会陽の舞台・岡山市西大寺へ!
・西大寺会陽(はだか祭り)前編 - 平成28年"日本三大奇祭"
・西大寺会陽 中編 - 会陽冬花火、六根清浄、裸群のくり込み、垢離取場
・西大寺会陽 後編 - 本堂の大床、宝木投入、宝木争奪戦、枝宝木
・西大寺 → 岡山 → 瀬戸大橋 → 坂出 → 善通寺
・「しっぽくうどん」空海生誕の地の讃岐うどんはウマい!
・善通寺: 四国遍路 第75番札所(弘法大師御誕生所)
・曼荼羅寺: 四国遍路 第72番札所
・出釈迦寺: 四国遍路 第73番札所
・丸亀 シャッター商店街、丸亀城、古い家々、骨付鳥
・空海修行の地!室戸岬・御厨人窟&神明窟 四国八十八箇所番外札所(霊場)
・出釈迦寺 奥の院捨身ヶ嶽禅定(お大師様 捨身の行場)
・捨身ヶ嶽禅定 護摩壇で見た 泣き悲しみ懺悔する男の人
▼平成28年/2016年10月の四国旅行コース
・羽田→高知: とさでん乗って自由民権運動記念館へ 植木枝盛と会う
・松山: 伊予鉄道&松山商&坂の上の雲ミュージアム
・松山: 夜の松山散歩 大街道、銀天街、キャバレー「ムーランルージュ」
・松山→高松: 予讃本線 特急「いしづち」の豊かな秋の車窓
・四国: 美の競演♪ ミス高知、高松ゆめ大使、阿波おどり大使が大集合、大激写!
・高松: 夜の高松散歩、ウクレレ弾きの少女の心に染みる歌声
・高松→琴平: ことでん電車の清らかな車窓に心底癒される
・琴平: 幸福の黄色いお守り目指し、こんぴらさん(金刀比羅宮)へ
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・高松→羽田: 淡路島、真オレンジに染まる伊勢湾と渥美半島(飛行機からの眺め)
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