ケアンズ旅行 5: 土ボタルと神秘的な「聖堂の樹(Cathedral Fig Tree)」
聖堂の樹(Cathedral Fig Tree)
「マンガリーフォールズ」での現地食材を使ったディナーを終え、僕たち一行は「土ボタル鑑賞」に向かいました。土ボタルはオーストラリアとニュージランドにしか生息しない珍しい生き物で、写真撮影は禁止とのことでしたので、写真はありません。
ガイドさんに連れられて、真っ暗闇の熱帯雨林の森を数分歩いて進み、土ボタルがいるところまで行きました。「写真はなしで、心のシャッターを押しましょう」というガイドさんの説明に納得です。みんなで一旦目をつぶって、せーので懐中電灯を消し目を開けると、無数の土ボタルが漆黒の闇の中、青白い神秘的な光を放っていました!幻想的です!!大感動です!!!!
飛んでいる日本のホタルと違い、湿った岩に生息しているようで、山肌全体がきらめいて見えました!
ガイドさん曰く、土ボタルの光の色が白や青に見える人の目は普通、緑に見える人は野生人で動物的な目を持っているとのことです。僕は何色に見えたかって?まあ、青白く見えましたよ。野生人ではありませんから(笑)
あと、ビックリしたのは、土ボタルが輝いている反対側に、なんと大きな長い滝が流れ落ちていました。暗闇の中白い水が流れていました。興奮で震えました!!まさに人間がいない太古の森、または人間がまだ森の中で動物や植物と一緒に暮らしていたときのままの世界!僕は人類の「ふるさと」、そのど真ん中にいるんだと思いました。ジャングルの奥。小道を分け入った場所。太古の昔、人類はここで暮らしていた。地球は人類だけのものではない、僕は強くそう感じました!!!!
遠い祖先から受け継いでいる熱帯雨林の森の記憶が(末裔の僕に)一瞬で蘇った気分でした。
あと、ガイドさんが雨でコケ(発光バクテリア)が光っているということも教えてくれました。「雨が降って良かったですね!運が良かったですね、熱帯雨林に来たんですから!!」と言ってました。「雨で苔が光る。そうでなければ光らない。」そうです。
最高の夜になりました。
でも、大興奮はまだ続きます。
土ボタル見学の後は、"アボリジニの聖木" "樹齢500年の巨木" 聖堂の樹に向かいます。
熱帯雨林のこんな道を車で進みます。こんなところ絶対にツアーじゃなきゃこれないです。個人でレンタカーで来ていたら、一体どうなっていたんだと思います。
オプショナルツアー会社様様です!
一行、聖堂の樹に到着っ!
ヘッドライトと懐中電灯だけが頼りです。
Cathedral Fig Tree(聖堂の樹) の看板
Cathedral Fig Tree
Feature Protection Area
QUEENSLAND PARKS AND WILDLIFE SERVICE
ガイドさん達から渡された懐中電灯を手に聖堂の樹を目指します。
辺りは真っ暗です。ちょっと開けた場所にたどり着くと、ガイドさんが「後を向いてみてください」と言いました。
うわーーーっつ、でか~い!!
上の写真の上部がこの写真です、高すぎて一枚の写真に入りません!!
根元はこうなっています。
聖堂の樹のまわりはボードウォークになっていました。
ガイドさんが懐中電灯を当てたところだけが見えます。
聖堂の樹はイチジク(無花果/いちじく)の樹です。
一行が写ってますので大きさがわかると思います。
高さ 48m 胴回り 44m!
この空洞に昔、親木がありました。親木に着生したイチジクの木が、何本もの枝や根で次第に親木を"絞め殺し"、朽ち果てた親木の部分が空洞化しています。最初に生えていた親木ではなく、後から着生したイチジクが生き残ったのがこの聖堂の樹なのです。
写真下部に人の顔が写っています。空洞の大きさわかりますよね。一人づつ樹の空洞部分(絞殺される前の木があった部分)の中に入ることができ、木そのものに触れました!
まさに絞め殺しのイチジク
クイーンズランド州北東部の湿潤熱帯地域は、白亜紀(1億3000年前)に形成された世界最古の熱帯雨林です。恐竜たちが生きていた時代のまま何も変わっていないということです!その熱帯雨林の森で繰り返される動物や植物の生命の営み。この聖堂の樹の生命力を間近で見て、僕は心底感動しました!!!!まさに偉容です!!
地球は人類だけのものではない。地球は人類が暮らしているところだけではない。植物が、鳥が、虫が、小動物が、この熱帯雨林の森でたくましく生きています。生き続けています。
皆さん、ぜひケアンズを訪れたら、この聖堂の樹を見てください。圧巻です。人生観や生命観が変わります。僕は「ヒューマン なぜヒトは人間になれたのか(NHKスペシャル取材班)」 をオーストラリアに行く直前に読んでいたので、なおさらそれを感じました。
この力強い生命力を観よ!
この強烈な命を観よ!
このパワフルな生き様を観よ!
そしてこの天を衝くような聖堂の樹(カセドラルフィグツリー)の勢いを観よ!!
いのちの木、その名は聖堂の樹!!
その名はカセドラルフィグツリー!
精霊が宿る木、その名は聖堂の樹!
アボリジニの聖木・カセドラルフィグツリー!
生きている!
この木は生きている!!
力みなぎらせ 生きている!!!!
すばらしい!!
Behold the cathedral.
Welcome to the cathedral fig tree.
トイレ休憩
Dairy Farmers の Classic Strawberry Milk を購入
ケアンズ市内へ戻る際にトイレ休憩で立ち寄ったガススタ&コンビニ
パロネラパーク、土ボタル、聖堂の樹。このツアーは最高でした!そして、ケアンズ市内に戻る前にガイドさんが素敵な言葉を僕たちに贈ってくれました。そう、この日は 12月25日、クリスマスの日だったのです。
パロネラパークの「夢(Dream)」
マンガリーフォールズの「出会い(Encounter)」
聖堂の樹の「希望(Wish)」
これがケアンズから皆さまへのクリスマスプレゼントです!
リッジストレードウィンズ ケアンズの部屋からの眺め
まだ泳いでいないので、滞在中にこのプールで泳ぎたいですぅ~♪
PS
平成9年(1997年)にサキシマスオウノキを沖縄の西表島で見た時、まだ木に触(さわ)れたのですが、今は触れなくなってしまっているようです。この聖堂の樹も今回は近寄って触れましたが、今後触れなくなってしまうかもしれませんね!貴重で大興奮の体験でした。ケアンズに来て本当に本当によかったです!!
▼今回のケアンズ旅行
- 1: レッツ豪~!オーストラリアへ出発
- 2: ケアンズ空港からケアンズ市内へ
- 3: "天空の城ラピュタの城" パロネラパーク
- 4: 太めな真夏のサンタクロース in オーストラリア
- 5: 土ボタルと神秘的な「聖堂の樹(Cathedral Fig Tree)」
- 6: グレートバリアリーフの緑の宝石「グリーン島」
- 7: ワニとカンガルーの肉をナイトマーケットで食す
- 8: ケアンズボタニックガーデンズ(植物園)は見たことない植物ばかり
- 9: トロピカルズーでコアラ抱っこ(写真あり)
- 10: ケアンズ郊外のパームコーブビーチ
- 11: オーストラリア先住民のアボリジニダンスを鑑賞(ジャプカイ・バイ・ナイト)
- 12: リーフホテルカジノで勝利&タイのレディボーイスッチー
- 13: 朝のケアンズ散歩と幻想的な飛行機からの景色
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