一億総活躍社会？法人税の実効税率 20％台へ引き下げ（29.97％）

2015/12/03 16:48

日本の法人実効税率やいかに！

八王子の街角に貼ってあった安倍晋三首相のポスター

来年 2016年度の法人税の実効税率が 29.97％（20％台）に引き下げられることが自民党税制調査会で決まったようです。とても良い話だと思います。ムラウチドットコムにも恩恵があるので、お客さまやユーザーさまの利便性向上のため、来年度以降さらに積極的に投資していきたいと思います！

財源となる外形標準課税の拡大にも賛成です。経団連も容認する模様ですし、赤字になれば税金を納めなくてもよいという考えは、「利益を出さなくてもよい」という企業本来の目的と相反する行動を誘発しかねません。同じような理由で、繰越欠損金控除も縮小で良いと思います。

シンガポールや香港にはまだまだ及びませんが、法人税の実効税率はここ数年年々下がっているので日本企業の国際競争力も確実に高まっていくと思いますし、経済も徐々に良くなっていくんじゃないでしょうか！国際化もさらに進むはずです。20％台の実効税率楽しみです。

経済で、結果を出す。一億総活躍社会へ。自民党

ただし、「一億総活躍社会」というスローガンはかなり仰々しいですね（笑）正直、1億人全員がホントに活躍しちゃったらローマ帝国や大英帝国、そして第二次世界大戦後のアメリカ合衆国などをしのぐ古今東西を通じた圧倒的な繁栄国になれると思います。まあどうがんばっても働き蜂は 2割ですよ、2割。ある集団の構成員が 10割働いちゃったら、環境の変化や時代の変化に対応できません。それこそ「一億玉砕」ですよ。やっぱり、人間の世の中には"怠け蜂"が必要です。「一億総活躍社会」はプロパガンダとしてはよいとは思いますが、今こそ我ら日本国民は "三年寝太郎"の教訓を思い出し、長い目、広い目で社会を見つめる余裕が欲しいところです。2000年続いている国ですから、焦らずじっくり多様なライフスタイルを尊重していきましょう♪

思い切って書いてしまうと、要するに生まれ、老い、病気し、死んでいくなかでまったく活躍できなかった人がいても仕方がないと思います。それも人生ですし、あの世に行ってしばらくしてからまた生まれ変わってこの世に戻ってきたときに "活躍する運命"を授かるかもしれないので "活躍する・しない"を人間の基準にしない方が良いと思います。放っておいても、静かに静かに、生・老・病・死・生・老・病・死・生・老・病・死・・・・　このサイクルは永遠に回ってゆきます。