「3.11以降、ダライ・ラマの言葉はより重く、より深く突き刺さってくる」篠山紀信

いのちの言葉　ダライ・ラマ14世　写真/篠山紀信

3.11後の日本へ - 愛と希望のメッセージ　「3.11以降、師の言葉はより重く、より深く突き刺さってくる」篠山紀信

あの山口百恵や夏目雅子たちを"激写"していた篠山紀信さんが、ダライ・ラマ14世を激写したのがこの本です。でもこの本は単なる写真集ではありません。平和を愛するダライ・ラマ14世（法名:テンジン・ギャツォ）の宝石のような言の葉がちりばめられた人生の格言集なのです。ある意味 "聖書"とも呼べるのかもしれません。「マザー・テレサ　愛と祈りのことば」の中のマザーの言の葉と非常に近い優しさや慈しみを僕は全身で感じました。

たった1,000円で文字も大きいので、あっと言う間に読めてしまうのですが、この本はあっと言う間に読んで終わりにするのではなく、何度も何度も折に触れて読み返す、そしてここに印刷されているダライ・ラマ14世の言葉を血や肉にして、自分の生き方や行いに活かしていくことが大切だと思います。この本は「読むのではなく、生き方にしていく。」それが我ら読者に求められる書物なのです。ぜひ、僕のブログをご覧の皆さんも書店で手に入れて、何か一つ実行してみてください（＾＾）/

（僕の好きなダライ・ラマ14世の言葉）

今私たちに必要なのは、この世界に生きている六十億の人間たちが自分の兄弟姉妹だと考えることです。すべての人たちが、地球という同じ惑星に住んでいる一つの人間家族なのですから、世界の六十億人の幸せを考えることが大切です。これが悲劇を回避する究極の答えだと思います。

自分だけが幸せになることを考えてはいけません。この地球に生きているすべての生きものたちを心から慈しみ、互いに愛し、愛されることで、私たちは生かされているのですから。

複雑な哲学も、教義もいりません。私たち自身の心が寺院です。思いやりが教義です。

私たちが明日この時間この場所にいるという保証はありません。与えられた時間をもっとも有効に使う必要があります。できることなら、ほかの人のため、ほかのいのちあるもののために尽くしてください。

私たち人間はすべて、生まれながらに宝物を持っています。それは、人を思いやるあたたかい心です。その宝物の存在に気づき、大切にしてください。

日本のみなさまへ、絆、故郷、生と死、現代、愛、希望。

ダライ・ラマ14世の御手

第14代のダライ・ラマ、ダライ・ラマ14世。法名: テンジン・ギャツォ

▼関連サイト
ダライ・ラマ法王日本代表部事務所（チベットハウス）

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