完全教祖マニュアル - 宗教の本質はむしろ反社会性にこそある
教祖になる方法 - 架神恭介と辰巳一世がぶっ放す新興宗教の作り方!
完全教祖マニュアル(ちくま新書)
あらゆるシチュエーションを実践的に解説した本邦初の完全宗教マニュアル
宗教の本質というのは、むしろ反社会性にこそあるのです。
架神 恭介&辰巳 一世 (著)
パンクで、シニカルで、ニヒルで、
めちゃめちゃ面白い本でした。
宗教をこういった視点から語っている本は
なかなか無いと思います。
宗教を完全にビジネスとして割り切って解説していましたが、
逆説的に人間の心の内側に鋭く切り込んでいく様は痛快です。
言葉や表現がときより下品なので、
座右の書には到底なりませんが、
パラパラとめくって、人間というものを考えるのには
最適だと思います。
著者も正直、この本を読んで教祖になろうと思う人なんて
いないと思っているはずなんですが、
教祖になるためのマニュアルという体裁をとって
人間の存在や行いを笑い飛ばしているような気がしました。
もう少し言うと、宗教とか教祖が主題のように見せかけて、
実はこの世に棲み現世利益を追う人間という生き物をおちょくっているんです。
この本は僕の知的好奇心を満たしてくれました。
▼English(英文)
I felt this book is quite funny because its content ispunk,
cynical and nihilistic. There is almost no religious book with
talking religionfrom such direction.
In the book, religion was explained as an business completely.
However, paradoxically, the book show the inside of human
being sharply, so we will be enjoyable.
The words and expression in the book is occasionally improper,
therefore the book doesn't be my desk-side book, butthe
book is suitable to the person who skim the book andconsider
about existence of human being.
I think maybe authors doesn't aim that someone want to be
the founder of areligious sect after reading through this book.
Unquestionably, authors are making a joke about mankind
and their behaviors with pretending to be manual for being
the founder.Moreover, they faked the book's theme as religion
or the founder isthe theme.They are truly making fun of the
life who face benefits gained in this world. and live there.This
book made my intellectual curiosity fill with.
▼筑摩書房(ちくま新書)
完全教祖マニュアル架神 恭介・辰巳 一世 著
(参考1)
・エリック・ホッファーの名著「大衆運動」は危険な書
・操られてはいけない!「プロパガンダ」 広告・政治宣伝のからくりを見抜く
・社会心理学の古典的名著「群衆心理(ギュスターヴ・ル・ボン)」を読破!この本ヤバイ!
(参考2)
・梅原「歎異抄」に見る他力本願のすさまじさ
・「正法眼蔵随聞記講話」に電気ショック
・「正法眼蔵随聞記」で僕の読書遍歴も終わる...
・中国 上海・寧波旅行記 若き日の道元が悟りを開いた天童寺(天童山)
・中国 上海・寧波旅行記 寧波・天童寺 日本道元禅師得法霊蹟碑
・日蓮上人 (代表的日本人/内村鑑三著)
・一遍聖絵
・一遍上人語録(付 播州法語集)
・六波羅蜜寺・空也上人 かくれ念仏(空也踊躍念仏厳修)に参加
・「熊野古道を歩く ~人はなぜ熊野をめざすのか~」
・熊野詣 三山信仰と文化(五来 重 著)
・お伊勢参り:伊勢神宮 外宮(げくう)を参拝 …豊受大神宮
・お伊勢参り:伊勢神宮 内宮(ないくう)を参拝 …皇大神宮
・天皇家の“ふるさと”日向をゆく (梅原猛)
・マハトマ・ガンジー 死ぬ気があれば 自由に生きられる。
・マハトマ・ガンジー 明日死ぬつもりで生きなさい。永遠に生きるつもりで学びなさい。
・テサロニケの信徒への手紙1 5:16、5:17、5:18
・死ぬときに後悔することベスト10(ワースト10?)
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