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村内 伸弘(むらうち のぶひろ)村内伸弘の彼女

自分自分自分自分!澤木興道禅師が声張り上げて「禅とは何か 証道歌新釈」

自分が自分で自分を自分する!宿なし興道のZEN本!昭和43年/1968年10月2日 くまざわ書店八王子駅前店で購入

禅とは何か 証道歌新釈 澤木興道著 誠信書房版


「禅とは何か」の禅的で印象的な黄色い見返し


誠信書房のマーク


昭和43年/1968年10月2日のくまざわ書店八王子駅前店のレシート


ケースがボロボロ 笑

ボロボロのケースに入ったこの本を僕はとうとう手にしました


おじいちゃんの遺品なんですけど、ずっと"積ん読"状態だったんです


でも、先日気持ちを入れて、この本に向かってみました

「禅とは何か」というと鈴木大拙の代表作ですけど、この興道老師にも「禅とは何か」というタイトルの本があったというわけです。禅の字が旧字の「禪」なのがなんとなく嬉しいです♪♪



禪とは何か 証道歌新釈  澤木興道


この本を読むと僕が生まれる 3年前、昭和40年/1965年に亡くなっているはずの興道老師が目の前で勢いよくしゃべっている気になります。ん?気になるとかじゃなくって、本当にしゃべっています!間違いなくしゃべってる、大きな声で語ってる、声を張り上げて喝破している!


もし興道老師が今生きていたら、間違いなくユーチューバーとかになって(させられて)、フォロワー数何百万人とかになっているんじゃないでしょうか!?令和の今、こういう僧侶にはなかなかお目にかかれないと思います



ではこの本は一体どんな内容なのか?

61年前の本だけど、それはそれは新しい本です。頭や心を激しく突いてくる本です。生命をかけた生き方をしているかどうか?興道老師がグイグイ迫ってきます!!


「死んで考えよ」という言葉がありました。これは中国唐代の禅僧 "曹洞宗の開祖" 洞山大師の言葉です。それに対して老師はこう言いました

「生きている人間が考えるのは、みな間違いだ。だから棺桶に入って考えよ」

すごい世界、すごい世界です。死んで考えよなんて考えたこと僕は過去一度もなかったです


他にもさまざまな言葉、そう、マグマのようにほとばしる言葉を浴びせられました


・人間の地位にしても、クソでもないものだ

・この人生は、布施がなければ、成立しない

・精進ということは一生涯続くことである

・人間は、仕事をすると堕落する。遊ぶ人には堕落がない。また仕事がそのまま遊びであるということなら、これくらい幸福な人はない。観音さまは、三十三身十九説法といって、これが観音の遊びである

・坐禅は何もしない。ただ座る

・坐ればもうそれでいいのじゃ

・一生涯居候で乞食で、それでよいのだ

・おのれを捨てる。人のためにおのれを忘れる

・坐禅は何になるか、人間のためには何にもならない

・どうせ死ぬものなら、死なぬうちから苦しまなくてもいいじゃないか

・階級がないのが仏道である

・釈尊は一切衆生がそのまま仏だという道をお説きになった

・世の中には、ものに善し悪しがある。仏法には、それがない。世の中には迷いと悟りがある。仏法には、迷いも悟りもない

・学問の中には仏法はないのである



「私たちは今からなる仏でなしに、すでに久遠の仏である」

「一切のことは、みな平等でなければならぬはずである。仏教はみな平等である。」

老師はこう言い切ってくださっています。僕とまったく同じ考えです。お坊さんにはこういう思想を自信をもって言い切って欲しいんです、力強く言い切るべきなんです!


ムラゴンの理想もこれなんですよ!

「みんな人間、あなた宝物。」

ここムラゴンブログはこういう理想が実現されているすばらしい場所なのです♪♪



自分自分自分自分

最後に澤木興道老師のこの言葉を皆さんに送ります

「いつも自分きりの自分を持っていなければならない。私の使い古した言葉でいうと、仏道とは『自分が自分で自分を自分することである』し、また、『自己に親しむ』ものである。自己を抜きにしては、神もなければ、仏もない、何もない。地獄もなければ、極楽もない。自己を抜きにしては何もない。『常に独り行き常に独り歩す』--- 人生は一人旅の連続である」

「自分が自分を自分で自分する」それが只管打坐である



あとはご自身でこの本見つけて読んでみてください

60年以上も前の出版ですけど、文章が平易で話し言葉なんですっごく読みやすいですよ~☆


まさに僕・村内伸弘がこの世にあらわれた年なんです。昭和43年/1968年は!


昭和39年/1964年4月10日の第2刷です


生まれる前に発行された本を 57歳の僕が読む

この意義は大きいです!

本って、時間を超越しますからね!!


興道禅師の息吹を僕は身体全体で感じました!

宿なし興道は今も生きている!

昭和40年/1965年に亡くなった僧侶の魂が、令和の今鮮やかな蘇りました!


「人間というものは、おもしろいものだ」



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