ムラウチイ椿、さようなら。ベトナム産のつばきとのお別れです。
枯死させてしまったベトナム産の原種椿/黄花椿「ムラウチイ(murauchii)」とお別れしました。
さようならムラウチイ椿
切り取ったムラウチイ椿の主幹
令和2年(2020年) 9月13日 村内伸弘撮影
僕・村内伸弘の名字「ムラウチ」が名前に入った椿「ムラウチイ」を育てていましたが、枯死させてしまっていました。それからしばらく復活を期待して様子を見ていましたが、この夏が終わっても、復活はなりませんでした。。。
令和2年9月13日の朝、残念ですが枯らしてしまった主幹を剪定バサミで切り取ることにしました。ムラウチイの最後の姿を皆さん、どうか僕と一緒に見てあげて下さい。
自宅の 2階に置いてある「ムラウチイ」の鉢
真上から見た「ムラウチイ」の鉢
真ん中の枯れた木が「ムラウチイ」です。まわりの緑の芽は「玉の浦(たまのうら)」という長崎県五島列島の名椿です。玉の浦はムラウチイが枯れてしまい、僕がその代わりに実生(みしょう)で育てている椿です。
この鉢の中で玉の浦は 5つのタネが発芽して最初は 5兄弟だったんですが、3番目の芽が枯れて今は 4兄弟になっています。
2年前の 7月、すべての葉っぱを落としてから、二度と新芽や新葉を出すことがなかった「ムラウチイ」
去年7月にスクラッチテスト(樹皮をナイフで削って、内側が生きているかどうかをチェックするテスト)をした時にはすでに緑色がなかったんですが、今もまったく緑がありません。
剪定バサミで主幹を切り取ります。
幹はまだ堅いんですが、やっぱり緑色はありません。。。
パサパサです。生命の色である緑色はありません。「ムラウチイ」の幹の中は茶色で乾いていました。
僕と同じ東京都八王子市に住む椿愛好家の村内重幸さんが平成10年(1998年)にベトナム北部(北東部)のランソン省で発見した「ムラウチイ」
ベトナムの光が射し込まない暗い森の中で黒光りしながら自生していた貴重な原種椿であり、黄花椿でもある「ムラウチイ」
さようならムラウチイ。。。
根元から切断しました。
切り離したムラウチイの主幹
茶色です。100%枯れています。。。
ムラウチイがいなくなった鉢
枯らしてしまったムラウチイのためにも、残った玉の浦 4兄弟をしっかりと育てていきたいと思います。
長崎県五島列島の名椿「玉の浦」の 4兄弟
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