ハビャーン(カベール岬)は琉球創世神「アマミキヨ」が降臨した久高島の聖地
ハビャーンは琉球開闢の神様「アマミキヨ」が最初に降り立った久高島の岬です。久高島の人々が大切にしてきた聖地です。
アマミキヨが降臨したといわれる浜・ハビャーン
久高島最北端の美しい浜・ハビャーン
ハビャーン(カベール岬)
平成31年(2019年)1月27日 村内伸弘撮影
動画制作: 村内伸弘(ムラウチドットコム)
ハビャーンへ向かっています。
まもなく、久高島最北端に到達します。
雲の切れ間から 1月の沖縄の青い空が覗いています。
久高島の植物と信仰
久高島では年間30件近くもの祭祀行事があり、それには多くの植物が重要な役割をはたしています。神女たちが頭にかぶる「ハブイ」はトウツルモドキ、扇や神座にはビロウの葉がつかわれています。
久高島の多くの植物は島に残る数々の伝承にもあらわれ、祭祀行事には欠かせないものとして私たちの暮らしの中に現在も活きているのです。
ノロ以下の神女たちは、クバの葉の上に正座し、東方に向かって敬虔な祈りを捧げる。
現代の日本とは思えない光景ですね。
久高島東岸の白い一本道を前へ前へと自転車を漕いでいます。
日影がないですけど、真夏の晴れた日なんか最高なんでしょうね、この道!
ビロウの杜
カベールの林の中には、ビロウ・クロツグやアダンなどの植物が生い茂り、様々な動物たちの住みかにもなっています。自然と一体になった久高島の信仰は、人の手を加えない植物の自然の姿を私たちに見せてくれます。
おっ!ハビャーンが見えてきました!!
僕・村内伸弘、ハビャーン(カベール岬)につきました!!
ハビャーン(カベール)
琉球の祖神アマミキヨが降り立ったという伝説が残ります。竜宮神が鎮まるところでもあり、神聖な場所です。道の途中にクバの木生い茂る森があります。クバの木は神様の降り立つ神聖な木とされています。
琉球開闢(かいびゃく)の祖アマミキヨが降臨、あるいは上陸した聖地とされる。また漁労の神役であるソールイガナシの神は、ハビャーンの森にいるタティマンヌワカダラーだといわれ、二頭の白馬として語られることが多い。大漁祈願がハビヤーンで行われるのは、ソールイガナシの神の所在地であることと関係があると思われる。
久高島カベールの植物群落
「カベール」とは島の北東端に位置する地域一帯を指し、島の人々が大切にしてきた聖地です。
ここには、アダンやオキナワシャリンバイなどが優占する風衝植物群落が発達しています。亜高木層・低木層・草本層の三つの階層が認められ、学術上貴重で自然を記念するものとして、沖縄県の天然記念物に指定されました。私たちの暮らしと深く関わりがある。自然植生がよく残っている貴重なカベールを、みんなでこれからも護っていきましょう。
ビロウ(やし科) 方言名: フバ
クロツグ(やし科) 方言名: マニ
アダン(たこのき科) 方言名: アダン
ヤエヤマアオキ(あかね科) 方言名: ブッカカー
モンパノキ(むらさき科) 方言名: マシューキ
アカテツ(あかてつ科) 方言名: チーギ
トウツルモドキ(とうつるもどき科) 方言名: ハブイ
カベール岬ことハビャーンです!
聖地でしょうか?ロープが張ってありました。
海が見えたよー
この海の向こうから琉球の創世神「アマミキヨ」がやってきて、ここハビャーンに降り立ったのです!!
ハビャーンから見た景色
ハビャーン(カベール岬)
さっき見た看板だと
「カベール」とは島の北東端に位置する地域一帯を指し、島の人々が大切にしてきた聖地です。
ってことなので、この一帯全部をハビャーンって呼ぶのが正しいようです。
1月の太平洋
小さな浜がありました!!
岩場からだったのですが、浜に下りてみました。
歴史ロマンを感じます。
「いる」って感じです。
神様がいるって感じがすごくします!!!!
ゾクゾクとする神様じゃなくって、明るくてサッパリした神様のようです。
琉球開闢の祖アマミキヨはとっても陽気で明るい神様だったんじゃないかと僕は想像します。
浜に下りてみます。
足跡一つない砂浜に僕のスニーカーの足跡がつきました。
この高さから浜を見ると、アマミキヨは間違いなくこの浜から上陸したな!と実感できます。
この打ち寄せる波を見ると、アマミキヨは 100%ここからやってきたなってわかります!
この空や海を見ていると久高島にやってきて本当によかった。すっごく良かったって心の底からひしひしと感じます。
ハビャーンに来て良かった!
久高島に来て良かったー!!
久高島から帰ってきて、ネットで見たらハビャーンには神の子に生まれ変われる「生まれ変わりの穴」という穴があったみたいです。。。下調べしなかったんで、見逃しました。くぐり逃しました。神の子になり損ねました。
なんくるないさぁ~ 笑
また次回!
ハビャーンからまた来た道を戻ります。人がいるな~と思ったら、4台の自転車が停まっていました。
▼今回 平成31年1月27日、28日の沖縄旅行コース
・冬の沖縄旅行、史上最混 2900円のレンタカー屋 ルフト・トラベルレンタカーからスタート
・神の島・久高島へ高速船でアクセス 安座真港~久高島徳仁港
・神の島・久高島をレンタサイクルで一周!貸し自転車で散策開始
・神の島・久高島のイザイホーの聖地!久高島は島全体が聖域&パワースポット!
・「女は神になる。」神の島・久高島の元神女/ナンチュのおばあとの会話、久高島のお墓「亀甲墓」
・神の島・久高島北部(南岸)のガジュマルの木、イシキ浜、ウパーマ浜
・ハビャーン(カベール岬)は琉球創世神「アマミキヨ」が降臨した久高島の聖地
・「フボー御嶽」は神の島 久高島最高の聖地で何人たりとも立ち入り禁止
・「神々の古層1&2」と沖縄そば。フェリーで神の島・久高島とお別れ
・沖縄県那覇市のおもろまちに宿泊 - ゆいレールで那覇空港駅からおもろまち駅へ
・おすすめ!沖縄・那覇 国際通りは楽シーサー、嬉シーサー!
・国際通りで琉球ポップスライブ ゴーヤーちゃんぷるーとジーマーミー豆腐 & ハブ酒
・1月の朝のおもろまち - 沖縄県那覇市の那覇新都心
・那覇バスターミナルから琉球バスで新城へ、新城から徒歩でガンガラーの谷へ
・冬のガンガラーの谷 ガイドツアーとケイブカフェ(CAVE CAFE)がすごい!
・大主ガジュマル - ガンガラーの谷のガジュマルの大樹の神々しさが圧倒的!
・ディープな沖縄なら沖縄栄町市場がおすすめ
・むじ汁定食を沖縄栄町市場で食べてカラダぽかぽか! ※むじ=沖縄の田芋(ターンム/ターウム)の芋茎
・ディープな沖縄 第一牧志公設市場(マチグヮー)界隈の商店街を歩く
・ディープな沖縄 那覇の迷宮アーケード商店街探検
・紅芋タルトのオブジェに引っかかった。沖縄土産は御菓子御殿の元祖 紅いもタルトに。
▼あわせて読みたい関連記事
【沖縄旅行記 決定版!】おすすめ沖縄ブログ記事一覧 沖縄の写真たくさん有♪♪