8月15日 終戦記念日: 靖国神社の献木 「さらば湖南よ」歩兵第百三十三聯隊 戦友一同
戦友一同「さらば湖南の亡き友よ」
「さらば湖南よ」東京・九段 靖国神社境内
過日、村内伸弘撮影
※湖南(こなん)とは今の中華人民共和国・湖南省あたりのこと
慰霊祭記念献木(木斛/モッコク)
さらば湖南よ
一、
あの日八月十五日 みんな泣いたぞ男泣き
忍び難きを忍びつつ 雄々しく起つと誓ったぞ
二、
やさし湖南の月見れば 思い出させる過ぎし日の
仮寝の宿の語り草 共に約せし言の葉よ
三、
猛く強けき戦友の 勲は薫る丘の上に
野菊手折りて詫びぬれば 別れ哀しとなく虫よ
四、
みこと畏みこの地攻め 詔畏みこの地去る
さらば湖南の山河よ さらば湖南の亡き友よ
歩兵第百三十三聯隊(中支派遣嵐第六二一四部隊) 戦友一同
昭和五十三年四月三十日 一三三会建之
今日は八月十五日・終戦記念日。
海ゆかば 水漬く屍(かばね)、山ゆかば 草むす屍。
国家発展の礎となって散っていった僕らの先輩たちに「ありがとうございました。安らかにお眠りください。」とただ静かに黙祷を捧げ、心から感謝したいと思います。
「ジブン史上最低の夏」なんて言ってるのは単なる甘えなんです。先輩たちの短いけどキラキラと輝いた人生に較べて、自分自身のただダラダラと長いだけの人生がホント惨めに思えてきます。情けない生き方しか出来ていない自分の生き方があまりにもみすばらしく感じられてしまう平成29年夏の終戦記念日です。。。
世の中には生きながらえながら心の死んでいる者がいるかと思えば、その身は滅んでも魂の存する者もいる。
玉となって砕けるとも、瓦(かわら)となって命を長らえることがあってはならない。
高松藩士・長谷川宗右衛門(留魂録)
一生は夢のようなものである。月日はまたたく間に過ぎてゆく。命は露のように夜の明けないうちに消えてしまうのが常である。
靖国神社境内奥の鎮魂のための献木
献木にはよく見ると白いプレート(「さらば湖南よ」)がついていました。
白いプラスチックのプレート「シベリアの風雪は酷(きび)しかった」
靖国神社遊就館前の母の像
強く きびしく やさしかった母 おかげで私がある お母さんありがとう 私たちの悲しみが くりかえされることのないように
昭和四十九年 秋
日本遺族会青年部
弾痕生々しい鉄帽(インパール南方のモイラン付近で取得したるもの)
「必ず七生報国の決心でやってのけます。」 ※昭南=シンガポール
靖国神社の築地塀
(参考)
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