マリア・カラス絶唱!歌劇「椿姫」全曲 - ヴェルディ

マリア・カラス - 1955年スカラ座のラ・トラヴィアータ(椿姫)

歴史的名演!世紀の名舞台!
1955年スカラ座のラ・トラヴィアータ(椿姫)



一昨日休みだったので、最近お風呂の中で何回か通しで聴いていたマリア・カラスのライヴ盤CD『ヴェルディ 歌劇「椿姫」全曲』をゆっくり聴きました。「うわーーっ!」マリア・カラスの絶唱に自宅なのに僕は思わず拍手してしまいました。情感を込め、自らの悲しい運命を歌い上げる椿姫に僕は身震いが止まりませんでした!


マリア・カラスのラ・トラヴィアータ(椿姫)

大指揮者ジュリーニ、カラスと演出家ルキーノ・ヴィスコンティとで作り上げられた洗練された大人の雰囲気漂う「椿姫」。「世紀の名舞台」としてセンセーションを巻き起こした 1955年のライヴ録音。カラスの繊細な表現力とカリスマ性で、このあまりにも有名な悲恋の物語は永遠に記憶されるものとなった。



この舞台から発せられるオーラは凄まじいです。特にカラスの歌声が創り出す世界は CDを聴く僕を完全に魅了し尽くしました。カラスの歌唱は私たちの人生を一人の女性(椿姫)の人生と完璧に重ね合わせました。間違いなく「世紀の名舞台」です!この CDは一生涯聴き続け、人生を味わい尽くすことができる文句なしの名盤です!!


ヴィオレッタとアルフレードの別れの場面やヴィオレッタが切々と「さようなら、過ぎた日の美しい喜びの夢よ」を歌う場面、そして、ヴィオレッタが「ああ、うれーーーしい!」と言って息絶える場面など胸に迫り来るシーン、歌唱の連続で壮絶な緊張感に圧倒されっぱなしになります!


CDなので、演技は見られなかったのですが、カラスたちの言葉と指揮や音楽も見事に調和していました!


いい意味で頭が痛いです、胸が苦しいです。凄まじい録音でした!!


また、CDのリーフレット(小冊子)も素晴らしく、オペラ研究家・岸純信さんの解説や説明は簡潔なのに詳細で重厚でした。鈴木松子さんの歌詞対訳もある意味原語以上なのではと感じてしまうほど感動的です。イタリア語はわからないので、この鈴木さんの訳を見ながら歌を聴くとマリア・カラスの絶唱がより心に染み入ります。このリーフレットだけでも十分にお金を払う価値があると思います。一冊の単行本ですよ、単行本、このリーフレットは!


最後に岸純信さんの文章や鈴木松子さんの対訳をいくつかご紹介させて、この稀代の名舞台を讃えたいと思います(^^)


突然ヴィオレッタは力が戻ったと立ち上がるが、アルフレードの腕にくずおれて死ぬ。(岸純信)

常に最善を尽くして舞台に臨んだマリア・カラス。このライヴ盤に漲(みなぎ)る迫真性が、彼女の精神力の結晶に他ならないことを、是非とも、多くの方に感じ取って頂ければと思う。(岸純信)

美に飾られた楽しい杯で

酒を飲み乾しましょう。

そしてつかの間の時を

快楽に身をまかせましょう。

愛情をそそのかす甘い身震いの中に

杯をあげましょう。

(アルフレード/鈴木松子 訳)

生命は歓びの中にあるんですわ。

(ヴィオレッタ/鈴木松子 訳)

神秘で、気高く、

心の苦しみと歓びであり、

宇宙全体の鼓動である

その恋を知ったのです。

(アルフレード/鈴木松子 訳)

ああ、宗教は悩んでいる者にとっての大きな慰めでございます。

(ヴィオレッタ/鈴木松子 訳)

苦しい痙攣が

なくなったわ。

私の中にいつにない力が生れ

動いているわ!

ああ! 私はまた生きるのだわーーー

(弱々しく)

ああ、うれーーしい!

(ヴィオレッタは長椅子の上に倒れます)


(ヴィオレッタ/鈴木松子 訳)


マリア・カラス(MARIA CALLAS)の写真

マリア・カラス(MARIA CALLAS)


マリア・カラス ・・・それは愛のドラマ

カラス ・・・それは愛のドラマ


カラス  ヴェルディ 歌劇「椿姫」全曲

カラス / ジュリーニ ヴェルディ 歌劇「椿姫」全曲


マリア・カラス / 歌劇「椿姫」全曲

ヴェルディ / 歌劇「椿姫」全曲


歌劇「椿姫」全曲
ヴィオレッタ・ヴァレリー:  マリア・カラス(ソプラノ)
アルフレード・ジェルモン:  ジュゼッペ・ディ・ステファノ(テノール)
ジョルジョ・ジェルモン:  エットーレ・バスティアニーニ(バリトン)
フローラ・ベルヴォア:  ジルヴァーナ・ザノルリ(ソプラノ)
アンニーナ:  ルイザ・マンデルリ(ソプラノ)
ガストーネ子爵:  ジュゼッペ・ザンピエリ(テノール)
ドゥフォール男爵:  アルトゥーロ・ラ・ポルタ(バリトン)
ドビニー侯爵:  アントニオ・ゼルビーニ(バス)
医者グランヴィル:  シルヴィオ・マイオニカ(バス)
ジュセッペ:  フランコ・リッチャルディ(テノール)


ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団
指揮:  カルロ・マリア・ジュリーニ
(歌唱: イタリア語 Sung in Italian)


ディスク1
1. 前奏曲


第1幕
2.  お招きの時刻はすぎてしまいましたよ(合唱、ヴィオレッタ、フローラ、ドビニー侯爵、ガストーネ、アルフレード)
3. 美に飾られた楽しい杯で(アルフレード、一同、ヴィオレッタ)
4. あれは何でしょう?((アルフレード、一同、ヴィオレッタ)
5. ある日、あなたは大気のように軽やかに(アルフレード、ヴィオレッタ)
6. どうしました?何をしているんですか?(ガストーネ、ヴィオレッタ、アルフレード)
7. 暁が空にほほえんでいます(一同)
8. おかしなことだわ!おかしなことだわ!(ヴィオレッタ)
9. ああ、多分、あの方なのよ(ヴィオレッタ)
10. どうかしてる!どうかしてる!(ヴィオレッタ)
11. いつも自由で、快楽から快楽へ(ヴィオレッタ、アルフレード)


第2幕 第1場
12. あのひとから離れては僕に喜びはない(アルフレード)
13. 僕のたぎりたつ心の若々しい情熱を(アルフレード)
14. アンニーナ、どこから来たんだい?(アルフレード、アンニーナ)
15. アルフレードは?・・・たった今パリにお出かけになりました(ヴィオレッタ、アンニーナ、ジュゼッペ、ジェルモン)
16. あなたは、私の胸の中にどんなに大きく(ヴィオレッタ、ジェルモン)
17. いつか、愛の喜びが(ヴィオレッタ、ジェルモン)
18. ああ、お美しくて清らかな(ヴィオレッタ、ジェルモン)
19. どうしたらよいか仰有って下さいまし(ヴィオレッタ、ジェルモン)
20. 私は死にますでしょう!(ヴィオレッタ、ジェルモン)
21. 神様、力をお与え下さいまし!(ヴィオレッタ、アンニーナ)
22. どうしたの?(アルフレード、ヴィオレッタ)
23. ああ、あの心は僕の愛だけによって生きているのだ!(アルフレード、ジュゼッペ、使いの者、ジェルモン)
24. プロヴァンスの海と土地(ジェルモン、アルフレード)


ディスク2
第2幕 第2場
1. 仮面舞踏会の夜を楽しく過ごしましょう(フローラ、ドビニー侯爵、医師グランヴィル、一同)
2. 私達は、遠い所から来た(ジプシー達、合唱、フローラ、ドビニー侯爵)
3. 私達はマドリッドから来たマッタドール(ガストーネ、マッタドール達、一同)
4. アルフレード!君か!(一同、アルフレード、フローラ、ヴィオレッタ、ドゥフォール男爵、ガストーネ、合唱
5. 来て下さるようにお願いしたけれど(ヴィオレッタ、アルフレード、一同)
6. この女は私への愛情のために(アルフレード、一同)
7. 怒りにまかせて婦人を傷つけた者には(ジェルモン、アルフレード、一同、ドゥフォール男爵)
8. アルフレード、アルフレード、あなたは(ヴィオレッタ、一同、アルフレード、ドゥフォール男爵、ジェルモン)
9. 前奏曲


第3幕
10. アンニーナ?・・・ご用でございますか?(ヴィオレッタ、アンニーナ、医師グランヴィル)
11. あなたは約束を守って下さった(ヴィオレッタ)
12. さようなら、過ぎた日の美しい喜びの夢よ(ヴィオレッタ)
13. 花と葡萄の葉で(仮装をした人々の合唱)
14. 奥様!・・・どうしたの?(アンニーナ、ヴィオレッタ、アルフレード)
15. パリから、おお、いとしい人、離れよう(ヴィオレッタ、アルフレード)
16. ああ、もうだめ、教会に(ヴィオレッタ、アルフレード)
17. ああ、神様!(ヴィオレッタ、アルフレード)
18. ああ、ヴィオレッタ!(ジェルモン、ヴィオレッタ、アルフレード)
19. これをお取りになって、これは過ぎた日の私の肖像です(ジェルモン、ヴィオレッタ、アルフレード)
20. 若し、つつましやかな娘さんが(ヴィオレッタ、ジェルモン、アルフレード、医師グランヴィル、アンニーナ)


<作品について>
作曲: ジュゼッペ・ヴェルディ(1813-1901)
原作: アレクサンドル・デュマ・フィス(フランス 1824-95)著の小説
台本: フランチェスコ・マリア・ピアーヴェ(1810-76)
作曲年: 1853年(40歳)
初演: 1853年3月6日、ヴェネツィア・フェニーチェ座



Verdi LA TRAVIATA - MARIA CALLAS

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歌劇「椿姫」全曲 - マリア・カラス

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マリア・カラス 椿姫 - 生命は歓びの中にあるんですわ。(ヴィオレッタ)

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