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村内 伸弘(むらうち のぶひろ)村内伸弘の彼女

直木賞受賞作品 青春小説「青春デンデケデケデケ」 1960年代後半の西讃地方(讃岐西部)の物語

【青春時代の輝き】ぼくは泣き出してしまった。手放しで泣いた。おいおい泣いた。とまれ、これはぼくが知っている限りでは、最も官能的で、切なくて、そして清らかな、青春の物語である。

青春デンデケデケデケ 芦原すなお 河出書房新社

青春デンデケデケデケ

青春デンデケデケデケ 芦原すなお

青春デンデケデケデケ 芦原すなお 河出書房新社



あなたはもしタイムスリップできるとしたならば、いつのどこへ行って、何をしたいですか?


僕は昭和40年代前半の讃岐へ行って、ロックをしたいです。もう少し細かく言うと観一(観音寺一高)に入学してちっくん達と一緒にロックンロールをしたいです。


実際は昭和50年代後半の八王子で、甲子園目指して野球をしてたんですが  笑



僕がなぜ西讃地方(香川県西部)にタイムスリップしたいのか?それは昨日の夜、青春デンデケデンデケを読んだから。


令和元年の夏の終わり。
昭和の終わりの頃聴いた小泉今日子の曲「眠れない夏」を思い出しながら、そして、涼しく感じる夜風と扇風機の弱の風に当たりながら、夜10時過ぎに読み始めて午前1時前に読み終えました。もう何度か読んでいるんですが、いつ読んでも脳みそがキーンといって、胸締め付けられるような優しい小説です。


登場人物、全員が優しい。
誰も彼も優しい。


1965年/昭和40年、1966年/昭和41年、1967年/昭和42年、1968年/昭和43年。
四国・観音寺はすべての人が優しかった。
すべての出来事が美しかった。


体の中から温かい涙が湧き出してきます!
令和元年の夏の終わり、それでは僕もあなたも昭和40年代前半にタイムスリップ♪♪


四国香川県・観音寺の美しく優しい青春を描いた直木賞受賞作「青春デンデケデケデケ」


今は文庫化されて河出文庫に入っているので、文庫本で読むことができますよ~



当時の本の帯の裏に書かれていることはすべて事実です。僕はこの各氏の絶賛は間違いなくその通りだと思います!なぜならばこの青春小説は読めば、絶対褒め上げるしかなくなってしまうからなのです!!

★各氏絶賛★

青春小説といっていい。

だがこの青春には、

むんむんする熱気がある。

ユーモアがある。

しんみりするところもある。

厚味があって豊かである。

文芸評論家 秋山駿氏評(毎日新聞)


バンドの魔力。

若者はとらえられ、

ひきこまれ、夢中になる。

その青春の生き生きとした姿を、

明るくはずみのある

ユーモラスな文体で綴ったこの小説、

イカ天時代のハイティーンのみなさんの

共感をも、大いに呼ぶはず。

作家 三木卓氏評(読売新聞)


彼らがコピーするのは、

ベンチャーズのものを始め

「のっぱのサリー」

「朝日のあたる家」

「19回目の神経哀弱」等、

なつかしい曲。

私もちょうど作者と同じ年なので

ウッとくるものがある。

詩人 井坂洋子氏評(図書新聞)


1991年(平成3年)1月16日 初版発行
1991年(平成3年)7月31日 7版発行



この小説はすばらしいセリフのオンパレード!
最後にその珠玉の言の葉の一部をどうぞご覧下さい。


なあ、わしとロック・バンド作ろ!

「そこへお大師さん(弘法大師)が現われての、 『こら、なっしょんのい(何をしているのだね)。さっさと起きんか」と、こう優しゅうわしの耳もとでささやいての、そんでわしは目を覚ますように息を吹き返した、っちゅうわけじゃ。

女なしで生涯を終えるんど。

これ叩いてもえんやろか(いいのだろうか)?

「ロックをやる騎兵たち」ちゅうことになる。

じゃから、今は《You Are My Sunshine》よりも《長崎の女(ひと)》の方がええ。

おまえ、今度わしの家に遊びに来い。

ざいざい、しゃいしゃい、がいこがいこ、と、祖谷の蟬が総出で鳴いていた。

やめやー、やめやー!

きっかけが何であろうと、また、そのプロセスが普通とは多少異なっていようと、恋は恋である。形而上だか形而下だか知らないが恋は恋である。

ほんなら帰るきんな。顔がひりひりする。

白井のギターが雷鳴のごとく轟きわたった。

何百回聞いても聞きあきないギターのイントロに続いて、ぼくは力一杯歌い出した。世界一のロックの名曲を。

ぼくはいつの間にか泣いていた。

これすべて貴殿の常軌を逸した熱意と奮闘のたまものであることをここに認め。


さあ、あとはあなたがこの本を買って、ぜひ当時の讃岐の少年たちや観音寺の人々が紡いだ美しく温かく優しい物語の記録を読むだけです。



1968年(昭和43年)2月15日 午前7時37分 。
国鉄観音寺駅発の急行列車。


そうです、僕が生まれた日、昭和43年2月15日もなんとこの小説の中に出てくるんです。これは運命です!この物語は僕・村内伸弘と密接につながっているのです!!!!!



皆さん、絶対買うべし!絶対読むべし!



PS
あと、この作品は映画化されていて、映画の方もメチャクチャいい出来映えです!映画の方も見てください!


人生で好きな映画を二つ上げろと言われれば
僕はこの二つをあげるんです。


さびしんぼう(大林宣彦監督)
青春デンデケデンデケ(大林宣彦監督)

映画「青春デンデケデケデケ」の復刻版パンフレット



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青春デンデケデケデケのDVD

青春デンデケデケデケ、久々に DVDで見ました 



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